〜15年後〜
「久しぶりだな、ゆうた!」
「おぉかいと!」
2人きりなんていつぶりだ?俺とゆうたは故郷の駅の近くのカフェで集まっていた。
「まだたまに英雄として街でお祝いされるぜ。」
「俺もだ。もう15年だぞ?流石に忘れてもいいよなー。」
俺がけんじと喧嘩した日の放課後、けんじの父が薬を世界的に展開し、世界的な病気の一件は幕を閉じた。だが俺たちはそこからが大変だった。けんじの父が俺,けんじ、ゆうたの名前を出し,それが新聞だけでなく世界的に発信された。それからと言うものもの凄く色々な人に感謝される。だが助けられなかった命も数多くあった。日本内では死者2000人弱負傷者8000人以上、合計約10000人の被害者が出た。これは教科書にも載ると言われている。その英雄の1人に俺はなったのだ。
子供の頃弟が死んだ。その時お父さんはこう言った。「後悔するな。後悔していいのは何かしたものだけだ」と、、、僕はその頃その言葉の真意を理解していなかった。でも,今になってわかった。多分お父さんはじぶんのせいじゃ無いから責任を感じすぎるなってことだったんだと思う。そう伝えたかったんだと思う。
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