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93日目

 



今日もまだ家には帰れそうにないかな…

 

 

 

今日はフェニックスワンダーランドに行くんだって。…ちょっと、楽しみ……

 

 

 


 

『ん…このジュース、美味しいね』

 



「だねだね!…このフェニー君チュロスも食べてみてよ!」

 

 

「うわ、何これ美味しっ…!」

 



「……美味しいと思う、」

 

 

『…えっと、次は何処に行くの?』

 



「ん~、お化け屋敷とジェットコースターは乗ったし……」

 



「……もうすぐ、ワンダーステージでショーが始まるみたい。…見に行く、?」

 

 

「え、そうなの?!行こ行こ!! 」

 

 

「あ、コラ瑞希!待ちなさいよ…!」

 

 

 

 

「……奏も、行く?」

 

 

『…うん、行こうかな』

 

 

私はまふゆの手を取り走っていく瑞希と絵名に続いた。

 

 

 

ーーー

 

 

「あ、えむちゃんだ!…相変わらず運動神経いいわね~」

 

 

「絵名と違ってね~」

 

 

「はぁ?‪💢」

 

 

 

「…凄いね」

 

 

『うん、そうだね…見入っちゃう……』

 

 

ストーリーはあまりいい環境で育ってこなかった感情の無い女の子がリンゴを貰ってそれを食べてからはセカイが変わる…というストーリー。

 

 

素敵なな話で、演技力、運動神経、歌唱力、演出力が凄く引き出されてると思う。

 

 

(…凄いな、惹き込まれる…… )

 

 

 

気付けばショーは終わっていた。

 

 

  

「ん~!すっごく面白いショーだったね!!」

 

『うん、特に女の子がリンゴを貰った時のセカイの変わり方が凄かったな』

 

 

「あ、それ分かる!…何かこう、一瞬で惹き込まれるのよね」

 

「……凄く良いショーだったと思うよ、」

 

 

『…ふふっ、そうだよね』

 

 

まふゆは救われてから少しずつ気持ち等をハッキリと言えている気がする。

 

 

…それは凄く嬉しい事だ。

 

まふゆと感情を共有できるし…

 

 

 

「…あ、もう夕方じゃん!……最後は観覧車乗って帰ろっか~」

 



『うん、そうだね』

 

 

ーーー

 



 

 

「うわ、綺麗~!フェニランが見渡せるよ~」

 

 

「あ、あれワンダーステージじゃん!あ、あっちにはさっき食べたチュロスのお店!」

 

 

「……綺麗だね」

 

 

『うん…イルミネーションも綺麗だな』

 

 

もう夜になりかけている為イルミネーションがキラキラと光っている。

 

 

やっぱり…イルミネーションって、綺麗だな。 

 

 

 

『……寂しいね、』

 

 

「え?」

 

 

『あ、いや…その……』

『………楽しかったから、』

 

 

「…それって……」

 

 

『……、終わっちゃうのが…寂しいんだ』

 

 

自分でも何でこんな事を言っているのか分からない。けど…自然と、零れてしまう。

 

 

『…皆、私に大切な思い出をくれてありがとう……』

 

 

「…な、何急に改まって~……」

 

 

「……それって、どういう事?」

 

 

『あ、えっと……普通に、単純に…だよ、?』

『フェニランでの1日は楽しかったから…』

 

 

「…そう、よね」

 

 

「あ、あはは…もう、ビックリしたよ~……」

 

 

「……」

 

 

この日々が終わってしまうなんて寂しい。

 

まだ、皆と居たい。

 

でも……時間は、止まることを許さない。

 

 

 

(…タイムリミットは後少し……)

(1日1日を大切に過ごさなきゃ)

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