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モノクロうさぎ

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「ん~…っ」
私は軽く背伸びをして、開店準備に取り掛かっている。
バーテンダーという職業は、とても面白くてやりがいのある仕事だ。
サラリーマンの方から専門職の方、裏社会で生きている方からお忍びで来ている国の要人さんまで様々だ。
「さてと…今は開店時間前ですし、少し羽目を外してもいいでしょう」
そう独りで呟き、私はショートグラスを用意してにドライジンを40ml、オレンジジュースを20ml、オレンジビターズを1dash注いでシェイクする。
そしてシェイクしたものをショートグラスに注ぎ、マラスキーノチェリーを乗せて完成である。
「…アビー、完成…」
私は出来上がったアビーを一口飲む。
「ん….よし。」
私は開店前にアビーを楽しむのが日課だ。
アビーのカクテル言葉は「準備」であり、これが最後の仕上げなのだ。
「じゃあ開きましょうか。」
私はバーの外に出て、札をOPENに変える。
そして私はカウンターに戻り、お客様が来るのを待つ。
私は「完璧でなければならない」。
バーテンダーという職業は、お客様に最高の一杯を届けなければならない。
そして、それを楽しまなければならない。
数分後、扉が空いた。
私は、ほだらかな笑みを意識しつつ、いつもの言葉をお客様に言う。
「今宵もお待ちしておりました」