' being tipsy '

Mina side

ちぇよんは酔うとすごく大人っぽくなる。

それに対して、私はすぐへろへろに。

いつもとは逆転する立場にまたハマってしまって。

今日も苦手なお酒に、ちぇよんを誘う。

「みなおんに…酔ったんですか?」

「…まだ、酔ってない…｣

「そう言ってる割には、酔ってると思うんですけど…」

「どうしますか? もう寝ますか?」

「いやや、まだ呑みたい〜…｣

「あ、ダメですよ!」

「あっ……」

お酒の入ったコップを取られる。

「…みなおんにはお酒弱いんですから。｣

「ほら、もう寝ますよ…おんに。」

「…とりま、はよ、ちょうだい…お酒。」

「…ダメって言ってるじゃないですか。｣

「…返してくれないなら、絶対寝ない。｣

「…はぁ。じゃあ私先に寝てきますね｣

「…え?」

予想外の斜め上来て、つい変な声が出てもうた。

私を置いて、寝室へと向かっていくちぇよん。

「…ちぇよん」

「…どうしましたか〜?｣

なんかいつもと違う顔。

…いじわるしてる時の顔みたい。

「…私を置いて寝室に向かうん?」

「だって、まだ寝ないってみなおんにが…」

「…連れてってくれたら、寝る。」

「…ふふ。偉いですよ、みなおんに。」

抱きかかえられながら、ベッドまで歩く。

まぁ、ほとんどはちぇよんが運んでいたけど。

「…ん。」

ちぇよんに抱きつきながら、ベッドに横になる。

「…子供みたいですね。みなおんに。」

「かわいい」と何度も言いながら、頬にキスをしてくる。

「…ちぇよなぁ、もっとして…」

ちぇよんの襟を引っ張って、思わず誘ってしまう。

「おんに…」

本当に、悪い子ですね…笑

「んっ 、ふぁ…んっ…｣

“ 軽いキス ” から、” 大人のキス “ へ…

ちぇよんに求められて、私の体は喜んでいる。

「んぅ…っ 、ちぇよん 、//」

いつの間にか、オトナになってしまったちぇよん。

私はそのちぇよんに虜になってしまった。

「…これからも、ずっと愛してますからね。」

—みな、おんに。