機嫌取りが終わったあと、私はリムル様に任された仕事を少しずつ片付ける
月華)えっと…(この書類は……って、土地関係か…私よりリムル様の方だなぁ…)
書類を持って「リムル様〜」と声を掛けると仕事をしていたリムル様がこちらを向き「どうした〜」と聞いてきた
月華)オークの人達から土地の拡大を推奨する書類が来まして…どうされます?
リムル)あいつらかァ…仕事したくてウズウズ見してるんだな…
月華)ど、どうします?むやみやたらに土地の開拓をすると他国にいつの間にか干渉していたりする問題がありますもんね…
リムル)そうだなぁ…いっその事土木系の仕事の依頼ができるような店でも建てるかぁ…他国に行くかもしれんがそうしたらアイツらも多少の暇つぶしには成るだろうし…
月華)ではそう出来るように他国にお手紙を出しますね
リムル)あぁ、そうだな…この紙に俺のところのオークが暇をしているから建築、開拓、拡張…その他もろもろを承るって言うのを書いておいてくれ
月華)はい!
リムル様から紙を受け取り自分の椅子に座って羽根ペンを持ち「ブルムンド王国の王、ガゼル様へ…」と書き始め最後には「テンペスト連邦国秘書、ゲッカより」と書きそれを何枚か書き綴る
数十分後
月華)リムル様!同盟国に全て書きました!あとは出すだけです!
と言って紙をリムル様に渡すと一通り目を通し「完璧だ」と言われ頭を優しく撫でてくれた
月華)それじゃあ出してきますよ!
リムル)いや、今はオーク達にも説明がいるし少し待ってくれ
月華)畏まりました!
リムル)そうだな…手紙を出す前に少し話をしておくか…
月華)それでは私が行きますよ?
リムル)いや、俺から提案したんだ、俺が直接行く
月華)そうですか?畏まりました
手紙を袋に入れシーリングスタンプを押して自分の机の引き出しに保管し私はソウエイ様にねだりに行こうと思いリムル様に一言「ソウエイ様からお菓子もらってきます〜!」と言って部屋から出た
(リムル様はすごい悔しそうな顔してたけど知りません)
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