ぬ… 様より、スウェフィンでお仕置き
※R-18
近頃、スウェーデンには悩みがあった。
それは、フィンランドが構ってくれないこと。
フィンランドとは正式に付き合っていたはずだし、えっちだって何度かしてきている。
だというのに、最近はエストニアとばかり話していて、スウェーデンには見向きもしない。
例えばスウェーデンとエストニアが同時に話しかければ、フィンランドはエストニアを優先するし、エストニアと連絡しているところを邪魔すれば怒られるし、えっちに誘おうとしても『明日はエスティと遊ぶから』と言って全く相手をしてくれない。
スウェーデンは穏やかでふわっとした人物だが、それはあくまで今の話。
バルト海の支配者として寒い北欧の頂点として、様々な国とやり合い、最強の称号だって持っていたのだ。
それに伴い、かつては独占欲の塊とも言うべき性格で、 自分のものを奪おうとする輩には容赦せず、全身全霊で叩きのめす。
スウェーデンを嫉妬させれば碌なことがない。
なので、アイスランドやデンマークたちはフィンランドと関わることを減らしたほどだ。
流石に女の子であるエストニアをボコボコにしたり叱ったりは大人気が無さすぎるので、その怒りの矛先はフィンランドに向いてしまったらしい。
楽しそうにエストニアと会話するフィンランドに、スウェーデンという名の危機が迫り始めた。
「フィン、お風呂入った後俺の部屋に来てくれない?」
夕飯を食べ終えた矢先、スウェーデンはフィンランドに切り出す。
「嫌。俺明日も仕事だし」
「来てくれるよね?」
「えぅ…わ、わかった…」
いつもになってしまったが、やはりフィンランドは断り、なんならスウェーデンの方すら見ない。
しかしスマホを取り上げて圧を込めて言えば、フィンランドはたじろいで是を返し直した。
「ちゃんと来てね。待ってるから」
「あ、あぁ…」
もしフィンランドが来なかったなら、スウェーデンは今度こそ何をするかわからないだろう。
コンコンコン、と控えめなノックが聞こえ、スウェーデンは扉を開けに向かった。
「ちゃんと来たみたいでよかったよ。早く入りな?」
そこにいたのはお風呂上がりで寝巻き姿のフィンランド。
ニコニコしながら部屋に招き入れ、扉の鍵をそっと閉めた。
「ベッド座りなよ、どうせすることわかってるでしょ?」
「…ル、ルオチ…?なんで、そんなに怒ってるんだよ…?」
そう疑問を溢しながら、フィンランドは言われるがままベッドの淵に座る。
スウェーデンはそんなフィンランドの隣に座り、肩を抱いた。
「怒ってる…怒ってるか、やっと気づいたの?」
「っ…今日のルオチ、ちょっと、怖い…」
「誰のせいだろうなあ。最近名前すら呼んでくれなかった恋人のせいだと思うんだけど、フィンはどう思う?」
「う…ご、ごめん…」
「それだけじゃないよ。フィンさ、エストニアのことばっかり話すじゃんか。今日はどこで遊んだ、明日は買い物に行く、こんなことがあった、エスティエスティエスティエスティ…って。俺のこともう飽きた?やっぱり女の子の方がいいの?」
「ち、ちがうっ!俺、ちゃんとルオチのこと好きだよ…」
「じゃあなんで無視するの?俺ずっと寂しかったし傷ついたんだけど」
スウェーデンは今にも溢れそうな激情を沈めながら、努めて落ち着いた話し方でフィンランドを問い詰める。
「そ、それは…」
「…別にいいよ。何を答えようが俺のすることは変わらないからね」
「あっ…」
スウェーデンが言った直後、フィンランドはベッドに寝かされていた。
その上からスウェーデンが覆い被さられ、服を脱がされていく。
今日のスウェーデンは絶対に優しくしてくれない。
だって目がマジだ。
抱き潰して無理矢理堕としてやるという、並々ならぬ執念を感じる。
こうなったのはフィンランド自身のせいだが、フィンランドはそれを自覚していない。
確かにエスティとばかり遊んでいたのは良くなかった。
でもだからといって、こうまでされる義理はないと思っている。
塵も積もればなんとやら。
爆弾を用意したのも、導火線に火をつけたのも、その火を消さなかったのも、全てフィンランドである。
「痛くするのは趣味じゃないから、最低限解すことはしてあげる。ほら、服脱いで足開けよ」
「…い、いや… 」
薄い寝巻き一枚で来たのが間違いだった。
スウェーデンはチッ、と舌打ちをして、フィンランドの服を破り捨て、強引に足を開かせる。
ひっ、と小さく怯えるフィンランドを押さえつけながら、スウェーデンは潤滑油を手に塗し、フィンランドの後孔に指を挿れた。
「ぇあッ♡る、るおちッ、やめてッ!」
「うるさい。黙って」
「あぅッ♡ご、ごめんなひゃ…んあッ♡」
ぐちゅぐちゅとわざとらしく音を立てながら、スウェーデンは乱暴なまでにフィンランドのナカを解す。
若干の痛みを感じるものの、力で勝てぬフィンランドになす術はない。
遠慮なく長い指が肉壁を抉り、その度に腰を跳ねさせている。
「ぬ、ぬいてッ!おねがッ、あ゛ぁッ!?♡」
「フィンは気持ちいのが好きな淫乱ビッチでしょ?淫乱ビッチくせにやめろ?面白いね、ジョークか何か?」
「ちがッぁ…♡うぁッ♡クる゛ッ♡るおちッやッ♡イく゛!♡イぐッ!♡やぇてッ♡♡」
捩じ込まれるようにして2本、3本と指が増えてゆき、入り口をくぱぁっと開かれるたびに強い快楽が襲う。
言葉に反し、ヒクついて指を咥え込んで離さない穴をいじめつつ、スウェーデンは喘ぐフィンランドの口を塞いだ。
「ん゛ッ♡ッふッ♡んゔッ♡」
呼吸が荒いフィンランドの短い舌を絡め取り、スウェーデンは器用に翻弄した。
フィンランドは無理矢理黙らされながら、確かに絶頂までのそれを感じ、身を捩る。
指で肉壁を押したり引っ掻いたりしているうち、ナカはふわふわで暖かくなり、ガラスのように透き通った目もいい具合にとろけてきた。
気持ちいいのが上がってきてる、とフィンランドが思うと同時に、スウェーデンは絶妙ななタイミングで手を止め、口を離す。
「ん゛ふッ♡あ゛♡ぁ〜〜〜ッッ♡♡♡」
「勝手にイこうとしちゃダメでしょ?フィンは俺のなんだから、俺がいいよって言うまで気持ち良くなっちゃダメだから」
「〜〜…♡♡るおちの、ぃじわるッ♡♡」
寸止めをくらって体をビクビク震わせるフィンランドに言い聞かせ、抵抗しない姿を見ながらスウェーデンは服を脱ぐ。
余裕のある口ぶりではあるものの、フィンランドがあまりに“イイ反応”をするものだから、今すぐにでもぐちゃぐちゃに犯して抱き潰したいのだ。
既にグロテスクなほど勃っている陰茎を、くぱくぱと物欲しそうにしている穴にぴたりとくっつける。
「ぅ?♡」
とろんと惚けた目で見つめられ、いよいよ我慢が効かない。
だが、忘れてはならないことがある。
これはフィンランドに対してのお仕置きであり、教育であるということだ。
自分が欲望に走ってしまっては、上手く目的が達成できないだろう。
「…フィン〜?まだ余韻に浸ってるとこ悪いけど、今から挿れるから、自分が誰のものか思い出してね〜?」
「へ…?♡」
一声かけたので、あとはもう何をしても良しとする。
スウェーデンだって男なのだ、少しくらい下半身に脳を移してもいいだろう。
まずはくっつけていた先っぽをさらに押し付け、穴に挿入る。
「ひぅッ♡」
簡単に通されたそこはかなり濡れており、どうやら2人分の我慢汁と潤滑油が混ざり合っているらしかった。
そのまま肉壁に割り込むようにして進み、狭いフィンランドのナカに自分を納めていく。
「ぁッ♡ぁッ♡」
ずぷぷぷぷ…とフィンランドの鼓膜にはいやらしい音が響き渡っており、頭がぼーっとして快楽だけが体に溜まる。
「ッ〜…♡♡フィン、更にえろくなったね…♡もう、ここ痛いから、さ?♡奥、いってもいいよね?♡」
入り口付近で軽く腰を振りながら問いかけると、フィンランドはいやいやと首を振った。
「はッ、ぅ…♡ぃ、いやッ!♡も、いやらからッ!♡」
上半身を捻ってベッドの上を這うフィンランドに苛立ちつつ、スウェーデンは最後に警告をする。
「逃げんなよ…はぁ、今素直に『反省したのでらぶらぶセックスさせてください』って言ったらひどいことしないけど。どうする?フィン」
「んやぁッ!!」
「…あっそ、じゃあいいよ。俺の好きなようにする」
尚も逃げようとするフィンランドの腰を引っ掴んで連れ戻し、スウェーデンは寝バックの体勢になるようフィンランドの体をベッドに押し付けた。
ぼふっ、と軽い音が鳴り、フィンランドが抵抗しようとする前にナカをごりゅごりゅごりゅ!と削られる。
「あ゛ひぁッッ♡♡♡」
慌ててシーツを握り締め、快楽を逃す。
水気を含んだ拍手のような音と共に、最奥へと繋がる肉壁をごんごん突かれ、その度にナカをきゅうきゅうと締め付けてしまう。
スウェーデンはフィンランドの声に一切耳を貸さず、ただひたすらに自分を犯し続けていた。
「ナカが俺のかたち覚えるまでッ、許さないからッ♡」
速まる抽送に悲鳴混じりの喘ぎ声をあげつつ、学習せずに逃げようとする。
…が、スウェーデンが上から覆い被さるような体勢であるために何もできず、キーンと耳鳴りがするほどの強い快楽を真正面から受けることしかできなかった。
一際大きく腰を打ちつけられ、ナカから
ぐぼっ♡
としてはいけない音がする。
「お゛ッ♡♡なに゛ッこ゛れぇッ?!♡♡」
目の前がチカチカ、パチパチと弾けた。
「ッ…結腸、きもち…♡はぁ…はぁッ…♡」
スウェーデンは荒く息をしながらフィンランドの最奥でうねり、ぎゅーっと抱きしめて首筋を噛む。
「ひッ♡」
真っ白な肌に赤が一筋。
シーツにポタポタと垂れて、フィンランドとベッドに赤い花が咲いた。
既に何度も絶頂しているフィンランドの頭は痛みと捉えず、鬱血痕も噛み跡も新たにピリピリとした快楽にしていく。
「〜〜…♡でるッ…♡」
「!?ッな、なか゛、やらぁッ!♡」
必死の訴えも無視されて、スウェーデンは今まで溜め込んでいた分を全て吐き出すように中に出した。
「んお゛ぉおお゛ぉッッッ♡♡♡♡」
ないはずの子宮が疼くような気がして、お腹の中に重く精液が溜まる。
数時間が経過した時、フィンランドの頭は恋人のことでいっぱいだった。
行為が終わっても目の前のスウェーデンに構ってほしくて腰を押し付け、自らキスを要求しては甘い絶頂を繰り返す。
完全に堕ち切ったフィンランドの頭を撫でながら、スウェーデンもそれに応えている。
「るおちぃ、もっとぉ♡」
「もう俺のこと無視しない?エストニアを優先しない?しないって言うならいいよ♡」
「やら!フィンいがいよんじゃやだ!」
「〜♡そうだね♡ここにはフィンと俺だけだもんね♡ごめんね、フィン♡」
お酒で酔ったように赤い顔で、快楽の強さにバカになった頭で、数時間前のフィンランドなら考えられなかったくらいスウェーデンに甘えていた。
「ん…♡もっとしてくれるならぁ、ゆるしてあげる♡」
「欲しがりさんだなぁ、フィンは♡♡♡」
今度は優しく押し倒し、また2人っきりの世界に入り浸る。
その空間は、純度100%の愛でできていた。
コメント
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うわああああああっ!!!!!好きすぎますっ!!!!!!!!流石サカナ-ウミ様ッ!!!! 本当に貴方の作品大好きですッ!!!!毎日見て栄養補給します!!!!!! お仕置の流れも完璧すぎてぇ!!!!!!もうドキドキ(?)しながら見てました…!!!!! 私は冷めやすいですけどすぐに再熱するので遅くなっても全然!!!!! すごいめっちゃ幸せ!!!!!()語彙力無い!!!()神ですか本当に……。
エロカワイイ、、、☆スゲェ違和感なくメス堕ちまで持ってくの凄すぎる、、、!尊敬です!!! いやぁ相変わらずエッツィがお上手で、目の前のハッシュタグメロンパン野郎は息も絶えだけですわハイw 終始スウェーデンの理性がある獣感好き過ぎて悶えるの我慢してました。メス堕ちフィンも最高にエロカワイイです☆ てかマジでエッツィの書けるの凄すぎる、、、
もう…10月になってしまいましたね… ぬ…様、本当に申し訳ございませんでしたッッ!!!! お詫びとしてはアレですが、気持ち長めにHくしました… 今は🇸🇪🇫🇮の気分じゃないって思われたらすみません… 広宮もすぐさま制作いたします故、他のリクエスト者様含めもうしばしお時間をいただいてしまうことをお許しください…🙇