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あっきぃいいいいい😭
あっきいside
俺はけちゃ先生が好き
優しい顔も笑った顔も、真剣な顔も全部
いわゆる一目惚れってやつで、けちゃ先生がこの学校に来た時からずっと好きだった
だから、けちゃ先生が悩んでるのだってすぐに分かった
20時
周りを見れば先生たちみんな帰っていて、俺とけちゃ先生の2人きりになった
チラッとけちゃ先生の方を見ると、仕事が終わったのか片付けを始めていた
それに合わせて俺も急いで準備する
け『じゃあ、僕、帰りますね。戸締りお願いします』
あき『了解ー!…あ、けちゃ先生まって!!…時間、あるよね?今から少し付き合ってもらえます?』
け『…え?』
困惑した表情
急すぎた?なんて思いながら、けちゃ先生を連れて個室の居酒屋に連れて行く
色々と注文したところで、今日の目的の本題にはいる
あき『…ね、けちゃ先生。なにか悩み事があるでしょ?』
け『え…』
あき『気のせいだったらごめんねなんだけど、今日1日、なんかけちゃ先生おかしくて』
そう言うと、ポカンとした表情で俺を見つめる
うーん、いきなりすぎたかな?
ぐるぐると考えていると、けちゃ先生がクスッと笑いだした
あき『えっ、なになに!?』
け『いーえ、あき先生には隠し事は出来ないなって笑』
そう言って、けちゃ先生は悩み事を色々と話してくれた
昨日、あったこと
まぜたくんや学校中の噂のこと
そして、彼自身のこと
話してるうちに今にも泣き出してしまいそうな彼に思わず、見蕩れてしまう
け『…僕はどうすればいいんでしょうか?』
あき『っ…』
あぁ、けちゃ先生
俺はあなたのことが好きです
あなたがそんな悲しそうな顔するなら俺でもいいんじゃないんですか?
俺なら絶対にそんな顔なんてさせない
まぜたくんは子供、俺は大人
秘密だって守れるよ?
だから、恋人にするならちょうどいいでしょ?
でも…
あき『俺は…俺はちゃんと話した方がいいと思う』
け『あき、先生…?』
あき『…俺はね、けちゃ先生がまぜたくんに恋してるの知ってるよ。けちゃ先生の目を見ればわかりますもん笑』
け『へ…』
けちゃ先生の目線がいつもまぜたくんを見つめていること
まぜたくんと話してるけちゃ先生はキラキラしてて嬉しそうな表情で笑ってること
あなたが気づいてないだけで見れば分かるよ
その目線が俺に向けば…なんて思ったぐらい、あなたを見てたから
あき『ねぇ先生、いい加減まぜたくんとちゃんと向き合ってください。今のけちゃ先生は目の前のことから逃げてるようにしか見えない。…あの頃の世界とは違う、俺が保証する』
け『っ…なんですか、それ…笑』
あき『とにかく!俺はいつでもあなたの味方です。それだけは忘れないで』
け『ふふっ、ありがとうございます』
今はこんなことしか言えない
あなたが笑顔になってくれるなら、幸せになってくれるならこの恋が報われなくたってもいい
けちゃ先生、好きです
どうか、こんな最低な俺の気持ちに気づきませんように