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「手ごたえ…どうだった?」
「ん~…数学はちょっと自信あるかも。あとはそれなりにできたよ。」
「花月、お前は?」
「どの科目も問題なかったですよ。」
「天才の答え方だな…。」
「俺も割と行けた気がする…。」
「劉磨クンがそんなこと言うなんて珍しいわね。台風でもくるのかしら?」
「俺だって頑張るときは頑張るんだよ。」
「僕、明日の残りの科目が自信あるから、絶対花月に勝てる気がする。」
「そういや、花月が勝ったらどうするんだ?」
「そうですね…何も考えてなかったです。」
「花月への接触禁止でいいんじゃねえの?」
「そんなの、僕寂しくて死んじゃう…。」
「アラ、見てるほうは楽しいものよ。ね、悠夜。」
「全く…くだらないことでも成績が上がるなら良しとしましょう。」
そんな会話をしている間に屋敷についていた。
「ただいま~!」
「奏クンはいつも元気ね。」
「花月、今日も俺の部屋来るか…?」
「お邪魔していいなら…。」
「む…だったら、皆で聖の部屋で勉強しよう!」
「桃瀬さんもですか…?」
「聖にばっかり良い思いさせたくない‼」
「いい思いって…。」
「花月は鈍感すぎなんだよ~!」
「え、ちょ…桃瀬さん⁉」
階段を駆け上がって桃瀬さんは自分の部屋に籠ってしまった。一体何なんだか…
「花月チャンも大変ね…男を誑かせちゃうなんて。」
「泰揮クン、誑かすって何のことでしょうか…?」
「あらまぁ、鈍感ちゃんね。まだ知らなくていいのよ。見ているほうは楽しいから。」
こういうとき泰揮クンは笑ってごまかしてしまう。私のせいならそう言ってもらえたほうがいいんだけどな…
「部屋で待ってるから…着替えてくるか?」
「うん、そうする。また、後でね。」
「聖…あのさ、俺も…。」
「劉磨、なんか変わったな…。」
「な、なんだよ…。」
「お前も鈍感か…。」