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俺は今、何が起きたか分からない。
喫煙所から戻って来たら無理やり兎原に流されてビンゴゲームに参加させられた…まではまだ良かったのだが、よりにもよっていつもめちゃくちゃ穴が空く癖にビンゴだけはしない俺がビンゴした。最悪のタイミングで
企画部の商品とは別に個人が持ち寄った景品がノリで混ぜられていたらしいのだが、そこに予定に無い謎のラベルに包まれた商品があったらしい。
そう、常識的に考えれば明らかにヤバい物なのでこっそり廃棄するはずなのだ。だが上が
あっ、いいじゃーん面白いし
みたいなノリで許可してしまったらしい。
そして企画部の商品を回避できたと思ったら、その貧乏くじを引いたというわけだ。かわいらしいラッピングの底から禍々しい雰囲気が溢れ出しているのに目を背けて強制的に俺の手を上げさせた兎原を睨んだ。
まぁ、良いものかも知れないという薄い期待を込めて無駄に器用な包装を少し破ると三十代の目には優しくないピンクが目に飛び込んできた。
0.1秒も見ていないが完全に、姿形がディルドである
そっと兎原に押し付けようとしたが、兎原は何故か俺の背後を見ていた。そう、俺の背中に張り付くように忍び寄る人物を見ていた
「裏道お兄さんだったんですね!!いやぁ…裏道さんに貰ってほしかったので良かったです!!!」
「え……あ……」
よりにもよって初対面の印象が最悪なのにさらに南京錠がかかっていたいた心に分厚い壁が出来た。
横にいるはずの2人に視線で助けを求めるが、元凶の兎原は全力で50メートルくらい遠くに離れていた。
「あの…木角…くん?これ……」
「ディルドがどうしました?もしかして、使い方が分かりませんか?教えてあげましょうか?」
「……………」
この人、話が通じないタイプだ
そして手を掴む力がめちゃくちゃ強い、どれだけムラムラしてるんだよ!
「では、これで」
完