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───残念ながらマッシュに会うことはないままサバイバル生活をすること、10年。15歳になった雨羅はマーチェット通りに遊びに来ていた。
雨羅「金はないけど1回来てみたかったんだよなー金はないけど」
そう言う彼女の頬には1本の線がある。魔法不全者だと騒がれると面倒なので拾ったペンで描いたのだ。
店を見渡しながら歩いていると、突然誰かに声をかけられる。
???「ねぇそこのキミ~」
雨羅「?」
振り返るといかにもモブ顔の男が2人いた。
???→モブA「かわいいね、良かったらオレらと遊ばない?」
雨羅「(フッ、やっぱり僕の魅力はボロボロの服着てても分かるんだな。でもモブは興味ないから無視しよ)………」
???→モブB「おいおい無視は酷くね?w」ガシッ
モブBが雨羅の肩を掴んだ、その時。
雨羅「───モブが僕に触るな」
モブBの首もとには短剣が突き付けられていた。
腰を抜かしたモブ共に見向きもせず、雨羅は歩き出す。
雨羅(いやー、護身用に武器作っといて良かったー)
雨羅は前世から何かを作ることが得意なのだ。
もっといろんな種類の武器作りたいなと考えていると、向こうから怒鳴り声が聞こえた。
雨羅「なんだなんだ?」
人混みをかき分け声のする方へ進むと───
雨羅「───マッシュ……!?」
キノコ頭の少年───この作品の主人公、マッシュ・バーンデッドが警官の服を破っていた。
雨羅(ままままマッシュだ本物だマジで服破っちゃってるこのシーン初めて見た時衝撃的だったんだよな聞いたことないよ警官の服破る主人公なんて!!!!!)
彼女の脳内がお祭り騒ぎになっていると、いつの間にか魔法警察のブラッド・コールマンがやって来ていた。
そんな状況にも全く動揺せず、もっもっもっとシュークリームを食べ始めるマッシュ。するとそこへ風のようにマッシュの父代わりのレグロ・バーンデッドがやって来てマッシュを森に連れて帰っていった。
雨羅「………よし追いかけよ」