テラーノベル
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⚠️センシティブ
激しく身体を跳ね上げ、限界を迎えた〇〇は、北斗の腕に全力で縋り付いたまま、しばらくガタガタと細かく震え続けていた。
息を整えることもできず、「はー、はー、」と熱く乱れた呼吸が、静まり返った部屋に小さく響く。
北斗の腕を掴んでいた〇〇の手からは完全に力が抜け、ズルズルと床に崩れ落ちそうになるのを、北斗がその大きな腕で腰をガシッと抱き留めることで、かろうじて支えていた。
北斗「……本当に、イっちゃったんだ」
耳元で、フッ、と低く冷ややかな、だけどどこか満足げな笑いを含んだ北斗の声がした。
彼の視線は、涙と汗でぐしょぐしょになった〇〇の顔から、はだけた胸元、そして今もまだ小さくピクピクと 痙攣している 〇〇のお腹へとゆっくりと 降りていく。
北斗「廉の時も、こんなに簡単に 狂わされてたわけ? ……いや、違うよね。俺だから、こんなにめちゃくちゃになったんだよね?」
まだドロドロとした独占欲を孕んだ目で〇〇を見つめながら、北斗はゆっくりと、下着の布地から自分の手を引き抜いた。
その指先には、〇〇から溢れ出た熱い蜜が ぬるりと 光っている。
北斗はその濡れた指先を、ぐったりとしている〇〇の目の前にわざと突きつけた。
北斗「ほら、見て。お前が俺の手をこんなにしたんだよ? ……口ではあんなに言い訳してたのに、身体は正直すぎて可愛いね」
意地悪く、そして完全に優位に立った『S』の笑みを浮かべ、北斗は〇〇の顎をグイッと強引に上げる。
涙で視界がにじむ中、〇〇はただ、目の前の男の顔をした北斗の圧倒的なプレッシャーに 圧倒されながら、弱々しく 呼吸を繰り返すことしかできなかった。
北斗の強い力で顎を持ち上げられ、〇〇は強制的にその視線と向き合わされる。
涙で潤んだ瞳に映るのは、どこまでも冷徹で、けれど言葉にできないほどの熱を孕んだ北斗の歪んだ笑みだった。
北斗「……まだ、頭真っ白?」
そう言うと、北斗は蜜で濡れた自身の指先を、今度は〇〇のぷるぷると震える唇へとゆっくりと這わせた。
下唇を親指の腹でぐっと押し込み、無理やりその口元を割らせるようにして、濡れた感触を〇〇の唇に擦り付ける。
〇〇「ん、……あ……っ、」
自分の身体から溢れた熱い匂いと、北斗の体温が混ざり合った独特の空気が鼻腔をくすぐり、〇〇は恥ずかしさのあまりに顔を背けようとした。
しかし、顎を固定する北斗の手はびくともしない。
北斗「逃げんなって。自分の身体がどれだけ俺に乱されてるか、ちゃんと自覚しなよ」
耳元に吹き付けられる低い声。
北斗は〇〇の華奢な腰をもう一度ぐっと自分の方へと引き寄せ、ぴったりと隙間なく身体を密着させた。
ミニスカートの奥で今もまだ余韻に小さく震えている太ももに、北斗の硬い足が容赦なく押し当てられる。
北斗「これでお仕置き終わりだと思ってたら、大間違いだから。……本番は、これからでしょ?」
オスの本能を完全に剥き出しにした北斗は、〇〇の耳たぶを小さく、意地悪く噛みちぎるように吸い上げると、さらに深い悦楽の奥へと〇〇を連れていくために、次の一歩を踏み出した。
北斗は、まだ余韻でガクガクと震えている〇〇の身体を愛おしそうに見つめると、顎を掴んでいた手を離し、今度はその華奢な身体をひょいと軽々と持ち上げた。
不意にお姫様抱っこをされ、〇〇は落ちないように反射的に北斗の首の後ろに腕を回す。
〇〇「あっ、……ほく、と……っ、」
北斗「大人しくしてて。暴れたら落とすから」
口調は意地悪だけど、その腕は決して離さないというように力強く〇〇をホールドしている。北斗はそのまま、寝室の奥にある2人がいつも使っている大きなクイーンベッドへと歩みを進めた。
見慣れた広いベッドの横にたどり着くと、北斗は〇〇の身体をシーツの上へとゆっくりと横たえた。
ふかふかとしたマットレスに背中が沈み込むと同時に、すぐに北斗の大きな身体が〇〇を覆い隠すようにして覆い被さってくる。
北斗「いつもはここで一緒に優しく寝てるけど……今日は無理だからね」
クイーンベッドの広いシーツの上に、〇〇の乱れた髪が広がる。
北斗は〇〇の両手首を頭の上で優しく、だけど絶対に逃がさない強さで片手で組み伏せると、完全に獲物を捕らえた獣のような視線で〇〇をじっと見下ろした。
北斗は〇〇の手首を頭の上で片手で押さえたまま、空いたもう片方の手をゆっくりとミニスカートのウエストへと伸ばした。
〇〇「あ、……待って……っ」
かすれた声で小さく抵抗するものの、北斗はその声を無視して、ジッパーを滑らかに下ろすと、短いスカートを足元へと一気に引き抜いた。
遮るもののなくなった〇〇の細くて白い足が、広いクイーンベッドのシーツの上に露わになる。その白さに、北斗の暗い瞳が一瞬、ギラリと光った。
北斗「……何これ。廉に見せるつもりだったわけ?」
低く掠れた声が、寝室の静寂に響く。
スカートの奥から現れたのは、清楚な普段の〇〇のイメージとは少し違う、大人の色香を漂わせる黒のレースのアンダーウェアだった。ブラジャーとお揃いのその黒いレースは、〇〇の透き通るような白い肌をこれ以上ないほど鮮烈に引き立てている。
先ほど北斗の指に散々いじられたせいで、黒いレースのクロッチ部分は今もぐっしょりと湿り、尋常ではない色気を放っていた。
北斗「こんなの穿いて……本当に、俺をどうに設定させたいの?」
北斗は〇〇の細い太ももの内側を、今度は手のひら全体でじっくりと、肌の柔らかさを確かめるようにしてなぞり上げた。黒いレースの境界線に指先が触れると、〇〇の白い足がビクッと跳ね、恥ずかしさで太ももが固く閉じられる。
しかし、北斗はその隙間に自分の身体を割り込ませると、黒いレースの端に指をかけ、じわじわとそれをずらすようにして、〇〇の最も無防備な部分を完全に暴こうとしていた。
北斗は黒いレースの端にかけた指先にじわじわと力を込め、〇〇の腰を少し浮かせると、濡れて肌に張り付いたパンツを躊躇なく足元へと引き抜いた。
〇〇「あ、……っ、」
ついに すべての 障害物が 取り払われ、〇〇の 繊細で 白い身体が、何一つ 隠すことなく クイーンベッドの 上に 完全に 晒される。
ミニスカートを 穿いていた はずの 下半身は、今や 剥き出しの 状態となり、部屋の 明かりの下で 恥ずかしいほどに 無防備な 姿を 露呈していた。
北斗の 視線が、〇〇の 細くて 白い 太ももから、先ほど 散々 濡らされた 最も 秘められた 場所へと、舐めるように 降りていく。
北斗「……本当に、めちゃくちゃ 綺麗。だけど、こんな姿に していいのは、世界中で 俺だけでしょ」
じっと 観察するような 北斗の 濃厚な 視線に 耐えかねて、〇〇は 恥ずかしさから 顔を 真っ赤に 染め、両太ももを ぎゅっと 閉じようとした。
しかし、その 動きを 予測していた 北斗は、すかさず 自分の 逞しい 身体を 〇〇の 開いた 脚の 間に 深く 割り込ませ、完全に その 抵抗を 封じ込めた。
北斗「隠そうとしたって 無駄。お前の 全部、俺が 隅々まで 暴いてやるから」
完全に Sの 愉悦に 満ちた 表情で 囁きながら、北斗は 自由になった 手を 〇〇の 剥き出しの 太ももの 内側に 添え、容赦なく 次の 激しい 愛撫へと 移ろうと していた。
部屋の明かりが煌々とついているせいで、シーツの白さの上に横たわる〇〇の細く白い脚も、恥ずかしいほどに熱を帯びている場所も、すべてが鮮明に浮かび上がっていた。陰影すら言い訳にできない完全な無防備さに、〇〇はいたたまれなくなって顔を両手で覆おうとする。
しかし、その手首はすぐさま北斗の大きな手に阻まれ、頭の上へと優しく、だけど絶対的な力で組み伏せられた。
北斗「隠さないでよ。電気、消してあげないから。……お前が俺にどれだけめちゃくちゃにされてるか、自分の目でもちゃんと見なよ」
影のない明るさの中で、北斗の視線は容赦なく〇〇の全身を支配していく。恥ずかしさに耐えかねて身をよじるたび、遮るもののない白い肌が北斗の熱い身体に擦れ合い、部屋には2人の荒い息遣いだけが不自然なほどはっきりと響き渡っていた。
北斗は〇〇の細い膝の裏にゆっくりと手を回すと、拒絶を許さない確固たる強さで、その白い脚を左右へと大きく押し広げた。
〇〇「あ、……っ、ん……っ」
部屋の明かりの下、完全に無防備な姿へと変えられていく気恥ずかしさに、〇〇はきゅっと目を瞑り、シーツを握りしめる。遮るもののない空間に、2人の重なる熱い呼吸の音だけが大きく響いていた。
北斗の割り込んできた体躯が、開かされた〇〇の太ももの内側にぴったりと密着し、逃げ場を完全に塞いでいく。
北斗「……ちゃんと目、開けてよ。誰にこうされてるか、分かんなくなったら困るからさ」
耳元で、低く、どこか酷く掠れた北斗の声が囁く。
北斗は〇〇の頬に優しく手を添えると、強引に自分の方へと向かせ、その濡れた瞳をまっすぐに見つめた。そこにあるのは、〇〇を自分だけのものにしたいという、剥き出しの強い独占欲だった。
北斗は〇〇の細い太ももをしっかりと割り開いたまま、空いた片方の手を、熱く濡れたその最奥へとゆっくりと沈めていった。
〇〇「……っ! あ、は……っ、ん、」
細くてゴツゴツとした、男らしい大きな指が自身の内側に深く触れた瞬間、〇〇はあまりの刺激に腰をビクッと跳ね上げ、シーツを涙ながらに強く握りしめた。
部屋の明かりの下、隠すこともできずに全てを受け止めさせられている恥ずかしさと、容赦なく奥を 攻め立てる 指の感触に、頭の芯がドロドロに溶かされていく。
北斗の長い指は、〇〇の 繊細な 輪郭を 確かめるように、じっくりと、だけど 確実に 1番 敏感な 場所へと 迫っていく。
北斗「……すごい 熱い。お前、口では 嫌がってたのに、俺の 指、こんなに 締め付けてんだけど」
耳元で 意地悪く 囁きながら、北斗は 触れる 指の 角度を 鋭く 変えた。
〇〇「ひ、あ……っ、ほく、と……ダメ、それ、変な、感覚に……っ!」
北斗「ダメじゃない。俺の 指で、もっと めちゃくちゃに なってよ」
冷徹な Sの 瞳を ギラつかせた 北斗は、〇〇の 涙で 濡れた 顔を じっと 見下ろしながら、その 華奢な 身体を 完全に 快感の 渦へと 突き落とすように、指の 動きを さらに 深く、濃厚な ものへと 進めていった。
北斗は〇〇の涙に濡れた顔を見つめながら、その細くゴツゴツとした指の動きを一気に加速させ、容赦なくその最奥へと激しく突き入れた。
〇〇「あっ、ひ、あぁっ……!」
逃げ場のない衝撃に〇〇の身体が弓なりに跳ね上がり、クイーンベッドのシーツが激しく擦れる音が部屋に響く。容赦のない速度と強さで奥を抉られるたび、頭の中が真っ白な快感で塗りつぶされ、もう声を我慢することすらできない。北斗は開かせた〇〇の太ももを自分の身体でさらに強く固定し、狂おしいほどの独占欲を剥き出しにして、その過敏な内側を徹底的にかき乱していく。
北斗「ほら、もっと俺の指、締め付けてみなよ。廉のことなんか、もう考える余裕もないくらいにさ」
低く掠れた声で耳元に囁きながら、北斗はさらに手の動きを激しくし、〇〇を限界以上の悦楽の渦へと容赦なく引きずり込んでいった。
〇〇「あ、……っ、もう、ダメ……! ほくと、イく、イっちゃう……っ!」
激しく奥を 抉られる たびに 脳裏を 閃光が 駆け抜け、〇〇は 涙を ボロボロと こぼしながら 北斗の 肩に 必死で 縋り付いた。
明かりの 下、完全に 露わに なった 白い肌が 赤く 染まり、全身が ガタガタと 激しく 震え出す。
その 限界の 合図を 目の前で 見届けた 北斗は、歪んだ 歓喜の 笑みを 唇に 浮かべ、指の 動きを さらに 容赦なく、最も 敏感な 場所へと 鋭く 突き立てた。
北斗「いいよ、そのまま 俺の 指で、頭 おかしく なるまで 狂っちゃいなよ」
〇〇「ひあぁっ……!!」
最大級の 快感の 波が 押し寄せ、〇〇の 身体が 強く 硬直した あと、シーツの 上へと 激しく 崩れ落ちていった。
〇〇「……っ、は、あ……っ、」
激しく身体を震わせ、限界を迎えた〇〇は、完全に力を失ってクイーンベッドのシーツへと沈み込んだ。
激しい余韻でお腹がピクピクと小さく痙攣し、荒い呼吸を繰り返すたびに胸元が大きく上下する。
北斗はゆっくりと〇〇の内側から指を引き抜くと、蜜で濡れたその手を見つめ、満足げにフッと冷たい笑みを漏らした。
北斗「本当に可愛いね、〇〇。俺の指だけでこんなにめちゃくちゃになってさ」
そう言うと、北斗はぐったりとしている〇〇の身体の上に再び覆い被さり、耳元に熱い息を吹きかけながら、さらに深い愛撫へと進むようにその腰をグッと自分の方へと引き寄せた。
北斗は、まだ余韻でぐったりとしている〇〇の細い手首を掴むと、ゆっくりと自分の下腹部へと引き寄せた。
〇〇「あ、……っ、ほくと……?」
戸惑う〇〇の視線の先で、北斗は掴んだその手を、自身の熱く硬く張り詰めた場所へと直接導いていく。
衣服越しでもはっきりと分かる圧倒的な熱量と質量が手のひらに触れ、〇〇はあまりの熱さに驚いて手を引こうとした。
しかし、北斗の大きな手はそれを許さず、〇〇の手のひらを自分のペニスへとぴったりと押し当てた。
北斗「触って。……お前のせいで、俺がどれだけ限界か、ちゃんと確かめてよ」
そう囁く北斗の瞳は、普段の冷徹さなどどこかに吹き飛んでしまうほど、獰猛な熱を帯びてギラギラと光っている。
掴まれたままの〇〇の手を動かし、自身の硬さをなぞらせるようにしてゆっくりと上下に誘導しながら、北斗は喉の奥で低く、荒い息を漏らした。
北斗の 大きな 手に 包まれたまま、自分の 手のひらから ダイレクトに 伝わってくる 圧倒的な 熱さと、血管が ドクドクと 脈打つような 生々しい 硬さに、〇〇の 心臓は 破裂しそうなほど 激しく 鼓動を 刻んだ。
〇〇「(……っ、うそ、……すごく、大きく、なって、る……)」
部屋の 明かりの 下、自分の 手が 北斗の 最も 雄々しい 部分を 握らされている という 現実が、視覚からも ダイレクトに 脳内を 支配していく。
恥ずかしさと 興奮で、〇〇の 顔は これ以上ないほど 真っ赤に 染まり、全身の 血流が 一気に 跳ね上がるのが 分かった。
北斗の 喉から、低く 掠れた 吐息が 漏れるたび、その 逞しい 身体が わずかに 震え、〇〇の 手のひらに さらに 強く 押し付けられる。
北斗「……ねえ、もっと ちゃんと 握って。……そんな 風に ビクビク されたら、俺、もう 我慢 できないんだけど」
じっと 〇〇の 濡れた 瞳を 覗き込みながら、北斗は 掴んだ 〇〇の 手を 自分の 意志で 締め付けさせ、さらに 激しく、熱い 質量を 擦り付けるように して 動きを 促した。
北斗は〇〇の 手首を ぐっと 引っ張り、熱く 硬く 脈打つ 部分に 自身の 手のひらを さらに 強く 押し当てて 触らせた。
そこから 伝わる 生々しい 質量に 〇〇が 息を 呑んだ 直後、北斗は 〇〇の手を 離し、自身の 上着に 手をかけた。
そのまま 躊躇うことなく シャツを 脱ぎ捨て、ズボンと パンツも 一気に 足元へと 蹴り出す。
遮るものが 何一つ なくなった 北斗の 身体が、部屋の 明かりの 下で 完全に 露わになった。
〇〇「あ……っ、」
〇〇は その 姿に、言葉を 失って 目を見張った。北斗の 裸体を、ここまで 間近で、何一つ 隠すことなく 生で 見たのは 初めてのことだった。
普段の 服の上からでは 分からなかったが、北斗の 身体は 想像以上に 男らしく、引き締まっていた。
細身では あるものの、鎖骨から 胸元、そして 腹筋にかけて、無駄な 脂肪が 一切ない 綺麗な 筋肉の ラインが しっかりと 浮き上がっている。
そして、その 均整の 取れた 身体の 下で、圧倒的な 存在感を 放ちながら 猛々しく 聳え立つ、大きく 張り詰めた 彼のアレに、〇〇は 完全に 圧倒されてしまった。
北斗「……そんなに 驚いた 顔 して、何? 初めて まじまじと 見た?」
〇〇の 視線の 意味を 察した 北斗は、口元に 獰猛な 笑みを 浮かべながら、その すっぽんぽんの 逞しい 身体を 〇〇の上へと ゆっくりと 覆い被せていった。
北斗はシーツに両手をついて自分の身体を支え、その逞しい胸板のすぐ上に、〇〇の身体を重ね合わせるような体勢をとった。
上から包み込まれる圧倒的な体格差に、〇〇はさらに心臓の鼓動を激しくしていく。
北斗「触って?……ほら、さっきみたいに俺が手を引くんじゃなくて、今度はお前の手で、直接。……いいでしょ?」
至近距離で見つめる北斗の瞳は、普段の冷静さが嘘のように、熱い独占欲でギラギラと潤んでいた。
〇〇は顔を真っ赤に染めながらも、促されるままにそっと手を伸ばし、遮るもののない彼の硬く張り詰めたペニスへと恐る恐る指先を触れさせた。
衣服を挟まない、生身の圧倒的な熱量と、ドクドクと力強く脈打つ男の生々しさが、〇〇の手のひら全体にダイレクトに伝わってくる。
北斗「……っ、そう、そこ。……そのまま、ゆっくり握って動かして……」
〇〇の手が自身の熱を包み込んだ瞬間、北斗は喉の奥で低く、掠れた熱い吐息を漏らし、シーツをつかむ手にぐっと力を込めてその刺激に耐えるように身体を震わせた。
〇〇が 恥ずかしさに 手を 震わせながらも、手のひら 全体で その 熱い 質量を 包み込み、ゆっくりと 上下に 動かし始めると、北斗は 弾かれたように 息を 呑んだ。
北斗「……っ、ん……、〇〇……」
シーツに ついた 北斗の 両手に ぐっと 強い 力が 込もり、逞しい 腕の 筋肉が 固く 浮き上がる。
上から 見下ろす 彼の 瞳は、快感と 昂ぶりで 潤み、どこか 苦しげに 歪んでいた。
〇〇の ぎこちない、だけど 懸命な 手つきが、却って 北斗の 衝動を 激しく 掻き立てていく。
ペニスの 根元から 亀頭に かけて、生の 肌同士が 擦れ合う 生々しい 音が 2人の 間に 響いた。
北斗「……上手、だよ。……でも、そんな 優しい 目で 見つめられながら 触られたら、俺、本当に おかしく なりそう……っ」
喉の 奥から 絞り出すような、低く 掠れた 声。
北斗は 溢れそうになる 熱い 吐息を 堪えるように 唇を 噛み締め、〇〇の 手の動きに 合わせるように、自らも わずかに 腰を 揺らして その 快感を 貪り始めた。
〇〇「……っ、ふ、あ……、〇〇……そこ、……っ」
シーツに両手をついたまま、北斗の口からこれまでに聞いたことのないような、低く甘い喘ぎ声が漏れ出た。
普段の冷徹な彼からは想像もつかない、快感に翻弄されて掠れたその声が、静かな部屋に生々しく響き渡る。
その声を耳元で聞いた瞬間、〇〇の身体の奥がズクンと熱く跳ね上がった。
自分が動かす手のひらによって、あの北斗が声を漏らし、呼吸を乱しているという事実が、〇〇をどうしようもないほど興奮させていく。
〇〇「(北斗が……、私の手で、こんなに……っ)」
恥ずかしさよりも、彼を支配しているかのような濃密な高揚感が勝り、〇〇の顔はさらに熱く火照っていく。
もっとその声が聞きたい、もっと彼をめちゃくちゃにしたいという無自覚な衝動に突き動かされ、〇〇は自ら手の動きを少しだけ速め、きつく握り直した。
北斗「……っ、あ、……急に、強く、すんな……っ!」
北斗は背中をビクッと硬直させ、シーツを掴む手にさらに青筋を立てた。
潤んだ獰猛な瞳で〇〇を睨みつけるように見下ろしながらも、その表情は完全に快感に 蕩けかかっており、容赦なく〇〇の興奮を限界まで煽り立てていく。
北斗北斗は 限界を 迎える一歩手前で、シーツを 掴んでいた 片方の 手を 伸ばし、〇〇の 顎を くいっと 持ち上げた。
快感で 完全に 蕩けた 瞳で 〇〇を 見つめながら、低く 掠れた 声で 命じる。
北斗「……口で、して。……ねえ、もっと お前の 中で、めちゃくちゃに してよ」
その 言葉を 聞いた 瞬間、〇〇は ドクンと 心臓を 大きく 跳ね上げた。
口で するなんて、じつに 2年ぶりのことだった。
〇〇「(2年ぶり、なんて……、私、ちゃんと できるかな……っ)」
最後に 経験した 時の 記憶が 曖昧に なるほど 久々の 行為に、〇〇は 激しい 緊張と 恥ずかしさで 身体を 固くする。
目の前で 猛々しく 聳え立つ アレの 圧倒的な 質量を 見つめ、ごくりと 唾を 呑み込んだ。
北斗「……何 躊躇ってんの。2年ぶりだからって、忘れた とは 言わせないよ? ……ほら、早く」
〇〇の 焦りと 戸惑いを 全て 見透かすように、北斗は 意地悪く、だけど 抗えない ほど 淫らな 声音で 促した。
逃げ場を 塞がれた 〇〇は、真っ赤な 顔を 上げ、意を決して その 熱い 先端へと ゆっくりと 唇を 近づけていった。
〇〇が意を決して、熱く大きな先端にそっと唇を触れさせると、北斗の口から「……っ、ん……」と深く掠れた吐息が漏れた。
久しぶりに感じる、生き物のようになぞる熱量と、鼻腔をくすぐる男の匂いに、〇〇の心臓は破裂しそうなほど激しく高鳴る。
おそるおそる舌先を動かし、溢れる熱を 舐めとるように 絡め取っていくと、北斗はシーツを掴む手に ぐっと 力を込めた。
北斗「……は、ぁ……、そう、そこ……。2年ぶりなんて 嘘みたいに、すごく 気持ちいい……っ」
上から見下ろす北斗の顔は、快感で甘く歪み、潤んだ瞳が〇〇の口元を じっと 凝視している。
その視線が さらに〇〇の 興奮を煽り、覚悟を決めた〇〇は、ゆっくりと その 圧倒的な 質量を 自身の 口内へと 迎え入れていった。
口腔を 満たす 圧倒的な 熱さと 硬さに、思わず 涙目が にじむ。
一生懸命に 顎を 動かし、喉の奥を 突くような 刺激に 耐えながら 奉仕する 〇〇の 健気な 姿に、北斗の 限界は すぐ そこまで 迫っていた。
口の中を圧倒的な熱量で満たされながらも、〇〇は上目遣いで北斗の顔を見上げ、掠れた声で一生懸命に問いかけた。
〇〇「……ん、……ぅ、きもち……いぃ……?」
ろくに言葉にならない、ふがいない問いかけ。
しかし、その健気で淫らな姿は、北斗の理性を完全に吹き飛ばすのに十分すぎた。
北斗「……っ、ん、……しゃべんな」
北斗はシーツを掴んでいた手で〇〇の頭をぐっと抑え込み、低く圧のある声で遮った。
その声はいつもよりずっと低く、快感のあまり余裕をなくして、ひどく掠れている。
北斗「……そんな風に動かれるだけで頭おかしくなりそうなのに、喋るな……っ。そのまま、もっと奥まで咥えろ」
口を開けば今にも情けない声を上げてしまいそうなのを必死に堪えるように、北斗は青筋の浮かんだ腕を小さく震わせ、〇〇の口内へと自ら深く腰を突き入れ始めた。
喉の奥を 容赦なく 突かれる 圧倒的な 質量と、息が できないほどの 熱量に、〇〇は 涙目で 酸素を 求めながら 激しく 苦悶した。
〇〇「……っ、ん、ぐ……、ぅ……っ」
これ以上は 無理だと 訴えるように、北斗の 腿に 添えた 手に ぎゅっと 力を込める。
しかし、苦しいのは 〇〇だけでは なかった。
北斗もまた、これまでにない 凄まじい 快感と、溢れ出そうになる 衝動を 必死に 堰き止めようと、限界の 状態で 苦しんでいた。
北斗「……っ、は、あ……、くそ……、〇〇……っ」
シーツを 掴む 北斗の 指先が 白くなり、全身の 筋肉が 限界まで 固く 張り詰める。
締め付けられるような 口内の 熱に、北斗の 喉からも 余裕のない、掠れた 悲鳴のような 喘ぎが 漏れ出していた。
吐き出したい 衝動と、受け止めきれない 質量。
お互いが 昂ぶる 快感の 渦の中で、溺れるように 荒い 息を 乱し、2人だけの 濃密で 苦しい 時間が 部屋の中を 支配していく。
北斗「……っ、ふ、あ……、〇〇……っ! も、無理……だ、から……っ」
北斗の 口から、限界を とうに 越えた 艶っぽい 喘ぎ声が 途切れ途切れに 溢れ出す。
シーツに 突いた 腕は 完全に ガタガタと 震えており、〇〇の 口内から 伝わる 容赦のない 締め付けに、背中を 弓なりに 反らせて 激しく 身体を 痙攣させた。
北斗「あ……、く、そ……っ、ん、んん……っ!」
溢れ出る 熱い 衝動を もう 抑えきれず、北斗は 喉の 奥で 掠れた 悲鳴を 上げながら、〇〇の 頭を 抱き込むように して 最後の 快感へと 突き進んでいく。
北斗「……っ、ハ……っ、あ、……ッ! イくぅっ!!」
北斗はついに理性のタガが完全に外れたように、喉を締め裂くような高い声を上げて、〇〇の頭を強く抱きすくめた。
ビクビクと激しく身体を大きく跳ね上げると同時に、〇〇の口内へと、これまで溜め込んでいた大量の熱い白濁液が一気に、勢いよく溢れ出していく。
〇〇「……っ! んぐ、ぅ……っ!?」
想像を遥かに超える凄まじい量と、喉を直接焼かれるような圧倒的な熱量に、〇〇は驚いて目を丸くしながらも、必死にそれを喉の奥へと受け止めていく。
しかし、一度では 到底 飲み込みきれないほどの大量の熱が、ゴク、ゴクと音を立てて〇〇の喉を鳴らさせ、それでも溢れたぶんは口端からだらりと 顎へと 伝い落ちていった。
北斗「……っ、は、あ……、ぁ、……っ」
全てを 吐き出し終えた 北斗は、全身の力を失ったように肩を激しく上下させながら、いつまでも 荒い吐息 吹き付け続けていた。
全てを 吐き出し終えた 北斗の 身体が、ゆっくりと 〇〇の 上に 重なってくる。
お互いの 荒い 呼吸だけが、静かになった 部屋の中に 響いていた。
〇〇の 唇の 隙間から、受け止めきれずに 溢れ出た 北斗の 白い 痕跡が、一筋、また 一筋と 顎の ラインを 伝って 流れ落ちていく。
それは 〇〇の 白い 首筋を 濡らし、鎖骨の 窪みへと 淫らに 流れ落ちていった。
北斗「……は、ぁ……、ごめん……、出しすぎ、た……っ」
まだ 興奮で 潤んだ 瞳のまま、北斗は 〇〇の 顔を 覗き込んだ。
口元を 汚したまま、涙目で 息を 整える 〇〇の 姿を 見つめる 彼の 視線には、事後の 優しい 色と、未だ 消え去らない 濃密な 独占欲が 混ざり合っている。
北斗は 自分の 親指を 伸ばすと、〇〇の 顎から 滴り落ちようとする 熱い 雫を そっと 拭い取り、それを 自身の 唇で 舐めとった。
一度は力が抜けたように重なっていた北斗だったが、自身の痕跡で濡れた〇〇の顔や首元をじっと見つめているうちに、その瞳に再び獰猛な熱が灯った。
北斗「……まだ、終わらせてやらないから」
低く掠れた声で呟くと、北斗は〇〇の両手首を掴み、シーツの上へと力強く押し倒した。逃げ場を塞ぐようにして、再びその逞しい身体が〇〇を組み敷く。
〇〇「あ……、北斗……っ?」
驚きで見上げる〇〇の視線の先で、一度は果てたはずの北斗のアレが、〇〇の体温と匂いに 煽られるようにして、早くも再び熱を帯びて硬く起き上がり始めていた。
〇〇は押し付けられたままの姿勢で、そっと手を伸ばし、再び猛々しく張り詰めようとしている彼の熱を手のひらで包み込む。そして、その脈打つペニスの根元から先端にかけて、ゆっくりと愛おしむようにさすり始めた。
北斗「……っ、ん、あ……、お前、本当に……っ」
生の肌同士が擦れ合う生々しい摩擦と、〇〇の優しい手つきに、北斗の背中がビクッと跳ね上がる。シーツに突いた腕に再び青筋が浮かび、彼の口から、先ほどよりもさらに熱を帯びた、我慢の利かない喘ぎ声が漏れ出し始めた。
北斗の熱いアレをさすりながら、その逞しい身体に押し倒されている〇〇自身も、すでにシーツを濡らすほどに激しく感じ入ってしまっていた。
溢れ出る蜜で 完全に 濡れそぼっている そこへと、北斗の 固く 持ち上がった 質量が 容赦なく 擦りつけられる。
〇〇「あ……っ、は、あ……っ! あつ、い……っ」
生身の 肌が 擦れ合う 摩擦と、ダイレクトに 伝わる 彼の 大きさに、〇〇は 耐えきれず 何度も 身体を 弓なりに 反らせて 喘ぎ声を 上げた。
一度 溢れ出た 嬌声は もう 止まらず、部屋の 中に 2人の 荒い 呼吸と 淫らな 喘ぎが 激しく 響き渡る。
北斗「……〇〇、お前、めちゃくちゃ 濡れてんじゃん。……ここ、すごく 熱い……っ」
北斗は 〇〇の 濡れた 芯へと 自身の 質量を ぐっと 押し付けながら、快感に 蕩けた 表情で 低く 呻いた。
〇〇「ん、あ……っ、北斗、の……きもち、いい……っ、あ、あぁ……ッ!」
自分の 手で 彼の アレを さすり、同時に 自身も 激しく 満たされていく 圧倒的な 快感に、〇〇は 涙目を 浮かべながら 何度も 何度も 甘い 悲鳴を 上げ続け、興奮を 限界まで 昂らせていった。
〇〇の 濡れた 芯に 北斗の 猛々しい 質量が 何度も 擦りつけられるたび、頭が おかしく なりそうな ほどの 快感が 〇〇を 襲う。
限界まで 昂った 身体は、もう 触れ合う だけの 刺激では 耐えきれなくなっていた。
〇〇「……っ、あ、は……っ。北斗、おねがい……入れて……っ、もう、無理……っ」
涙目で 北斗の 濡れた 瞳を 見つめながら、〇〇は 縋るように 彼の 首に 腕を 絡めて おねだりした。
しかし、その 言葉を 聞いた 瞬間、北斗は 動きを ピタリと 止め、苦しげに 眉を 寄せた。
ハァ、ハァと 荒い 息を 〇〇の 首筋に 吹き付けながら、葛藤するように 身体を 固くする。
北斗「……ダメだ。……コンドームが ない」
〇〇「え……、あ……っ」
北斗「……ここまできて、生で なんて できない。お前に 痛い 思いも、怖い 思いも させたくないから……っ」
理性を 完全に 吹き飛ばされそうな ほどの 快感の 渦の中に いながらも、北斗は 〇〇の 身体を 守るために、必死に 踏みとどまろうと していた。
シーツを 掴む 彼の 手に ぐっと 青筋が 浮かび、入れたくて 堪らない 衝動を 必死に 抑え込む 彼の 額からは、大粒の 汗が 流れ落ちていた。
北斗「……くそ、……本当は、今すぐ 全部 突っ込んで、めちゃくちゃに したいのに……っ」
北斗は 悔しそうに 唇を 噛み締め、〇〇の 肩口に 額を 押し当てて 荒い 息を 吐き出した。
入れてもらえない 焦燥感と、北斗の どこまでも 優しい 独占欲に 満たされた 〇〇は、切ない 熱を 帯びたまま、再び 彼の ペニスへと 手を 伸ばした。
そして、行き場を 失って 固く 張り裂けそうな 彼の 質量を、今度は 慰めるように ゆっくりと 手のひらで さすり始める。
北斗「……っ、あ……、〇〇……っ」
生の 肌同士が 擦れ合う ぬるりとした 摩擦と、〇〇の 濡れた 指先が 交互に 触れる 刺激に、北斗の 身体が びくんと 大きく 震えた。
コンドームがない もどかしさを 埋めるように、〇〇は 必死に 手を 動かし、彼の 根元から 先端へと 強く さすり上げていく。
北斗「……そんな 優しい 手つきで、さするな……っ。……あ、あ、……ダメだ、すぐ 気持ちよく、なっちゃう……っ」
シーツに 突いた 北斗の 腕が ガタガタと 激しく 痙攣し、〇〇の 手の動きに 翻弄されるまま、彼の 口から 再び 余裕のない、甘い 喘ぎ声が 漏れ出し始めた。
〇〇が 必死に 手を 動かして さするだけでは 足りず、2人の 距離は さらに 狂おしいほどに 縮まっていく。
押し倒された 姿勢のまま、〇〇は 自身の 溢れ出た 蜜で ぐっしょりと 濡れそぼる 秘部を、北斗の 猛々しく 聳え立つ アレへと 大胆に 押し付けた。
〇〇「あ……っ、ん、んあ……っ!」
生の 肌同士が、お互いの 分泌液を 潤滑油にして、ぬるりと 生々しい 音を 立てて 擦れ合う。
入れてもらえない もどかしさを ぶつけるように、〇〇が 自ら 下半身を 揺らすと、北斗の 固く 脈打つ 質量が、〇〇の 1番 敏感な 部分へと ダイレクトに 摩擦を 与えた。
北斗「……っ! あ、……っ、お前……っ、それ、は、反則……っ!」
結合して いないにも かかわらず、あまりの 密着度と ぬるついた 刺激に、北斗は 喉を 詰まらせるように して 喘いだ。
シーツを 掴む 彼の 両手に 限界まで 力が 込められ、逞しい 腕の 筋肉が 固く 浮き上がる。
〇〇の 濡れた 芯と、北斗の 熱い アレが、上下に 擦れ合うたびに、ビチャビチャと 淫らな 音が 部屋の中に 響き渡る。
中に入って いないのが 嘘のように、お互いの 1番 熱い 部分が 擦れ合い、互いの 体温を 貪り合う 圧倒的な 快感に、2人は 涙目を 浮かべながら 何度も 何度も 甘い 悲鳴を 上げ続けた。
お互いの 蜜と 熱で 完全に 濡れそぼった 2人の 境界線は、もう どちらの ものか 分からない ほど ぬるぬると 溶け合い、その 摩擦は 歯止めが 利かない ほどに 激しさを 増していく。
北斗「……っ、は、あ……っ! 〇〇、……あ、ダメ、これ……っ!」
コンドームが ないから 入れては いけない──そんな 最後の 理性の 鎖が、激しく 擦れ合う 圧倒的な 快感によって パチパチと 焼き切れていく。
北斗は 〇〇の 腰を 逃がさないように 強い 力で 掴むと、自らも 獣のような 荒々しさで、濡れた 芯へと 猛々しい 質量を ガツガツと 激しく 擦りつけ始めた。
〇〇「あ……っ! あ、あぁ……っ!! ん、んあぁーっ!!」
結合して いない はずなのに、ピンポイントで 敏感な 部分を 容赦なく 抉られるような 刺激に、〇〇は もう 正気では いられなかった。
脳を 直接 揺さぶられる ほどの 快感の 嵐に、〇〇の 思考は 完全に 吹き飛び、もう 喉の 奥から 壊れたように 甘い 悲鳴を 喘ぎ 散らすことしか できない。
激しく ぶつかり合う 肉体と 肉体が、ビチャビチャと 激しい 淫音を 部屋中に 響かせる。
〇〇「あ、あ、……っ! ほく、と……っ、ん、あぁーーっ!!」
ビクビクと 身体を 震わせ、涙を 流しながら 喘ぎ 続ける 〇〇の 姿に、北斗の 瞳が ギラリと 歪んだ。
お互いの 絶頂が すぐ そこまで 迫り、部屋の 中の 空気は 息が できないほど 濃密に 膨れ上がっていく。
〇〇「あ、あ、……ダメ……ッ! もう、イっちゃ、う……あ、あぁーーッ!!」
ピンポイントに激しく擦られ続ける快感に耐えきれず、〇〇の身体がビクビクと大きく跳ね上がった。
自身の濡れた芯からさらに熱い蜜が溢れ出し、頭の中が真っ白になるような激しい絶頂が〇〇を襲う。あまりの快感に視界が歪み、シーツに爪を立ててガクガクと身体を震わせた。
しかし、〇〇が先に達して果ててしまっても、北斗の動きは止まらなかった。
北斗「……っ、は、あ……っ! ごめん、〇〇……もう、止まんねぇ……っ!」
〇〇がイったことで、その場所はさらに締め付けを増し、熱く、ぬるぬるに狂ってしまっていた。それが北斗の限界をとっくに超えたペニスを、さらに容赦なく刺激する。
北斗は完全に理性を失った瞳で、腰の動きをさらに速め、ガツガツと激しく激しい音を立てて〇〇の濡れた場所に自身を擦りつけ続けた。
〇〇「あ……っ、ん、あぁっ! ほく、と……まだ、おねが、い……あ、あぁっ!」
絶頂の余韻で過敏になった身体に、容赦なく与えられる北斗の熱量。
〇〇はもう声にならない悲鳴を上げながら、再び昂り続ける快感の渦へと、北斗に引きずり込まれるようにして溺れていった。
北斗の 容赦のない 激しい 腰使いに 合わせて、〇〇の 身体は シーツの 上で 何度も 大きく 跳ね上げられる。
その 激しい 振動に 連動して、〇〇の 豊かな 胸も また、上下左右へと 激しく、大きく 揺れ動いていた。
〇〇「あ、あ……っ! ん、あぁーっ! ひ、激し、い……っ!」
形を 変えながら 淫らに 揺れる 〇〇の 胸。
その 先端は 擦れ合う 刺激と 興奮で 小さく 固く 尖り、北斗の 視線を 強く 惹きつける。
北斗「……っ、は、あ……、〇〇……。お前の 身体、全部……めちゃくちゃ 綺麗……っ」
激しく 揺れ動く 胸を 見つめながら、北斗は 限界の 喘ぎ声を 漏らした。
そして、堪らなくなったように 掴んでいた 腰から 手を 離すと、激しく 揺れる 〇〇の 胸へと 自身の 逞しい 手を 伸ばす。
弾むような 柔らかさを 掌いっぱいに 鷲掴みにし、激しい 摩擦の 動きに 合わせるようにして、強く、 揉みしだいた。
〇〇「ん、あぁっ! むね、も……っ、あ、あぁーーっ!!」
下半身を 襲う 擦れ合いの 快感に 加え、胸へと 与えられる 強い 刺激。
全身の 敏感な 部分を 同時に 攻め立てられ、〇〇は さらに 大きく 胸を 逸らし、狂ったように 喘ぎ声を 上げ続けた。
下半身の 激しい 擦れ合いと、胸を 強く 揉みしだかれる 容赦のない 刺激。
先ほど 絶頂を 迎えたばかりの 〇〇の 身体は、すでに 限界を 超えて 敏感に なっていた。
〇〇「あ、あ……っ! んあぁーーッ!! ま、また……っ、イっちゃう、イく、ぅ……ッ!!」
北斗の 猛々しい 質量が 擦れるたび、過敏に なった 芯が びくんと 激しく 震える。
一度 溢れ出した 快感の 殻を 破るように、〇〇の 身体が 再び 大きく 跳ね上がり、2度目の 激しい 絶頂が 押し寄せた。
しかし、それでも 北斗の 激しい 動きは 止まらない。
北斗「……っ、は、あ……っ、〇〇……、もっと、俺を 見ろ……っ!」
絶頂の 波が 引く 間もなく、ぬるぬると 濡れそぼった 場所へ さらに 激しく 腰が 打ち付けられる。
引きずられるようにして 3度目、4度目と、〇〇は 息を 継ぐ 暇もなく 連続して 快感の 頂点へと 突き落とされ 続けた。
〇〇「あ、あ、……あぁーっ!! ん、んうぅーーッ!!」
あまりの 快感の 強さに、〇〇の 目からは ぽろぽろと 涙が 溢れ出し、枕を 濡らしていく。
視界は 涙で 完全に 滲み、もう 喘ぐことしか できない 〇〇の 顔を、北斗は 愛おしさと 独占欲の 混ざった 濡れた 瞳で じっと 見つめ、その 涙を すくうように 激しく 唇を 重ね合わせた。
〇〇が何度も連続で果て、涙を流して喘ぐ姿は、北斗の最後の理性を完全に焼き尽くした。
北斗のペニスは、破裂しそうなほどに赤黒く膨れ上がり、ドクドクと激しく脈打っている。限界を迎えた彼の身体からは、ドッと熱い汗が流れ落ちた。
北斗「……っ、は、あ……! 〇〇……俺も、もう、無理……っ!!」
溢れ出そうになる衝動を必死に堪えていた北斗の喉から、限界の悲鳴のような喘ぎ声が上がる。
北斗は〇〇の濡れそぼった太腿をさらに強く掴み、最後の力を振り絞るようにして、お互いの最も敏感な部分を力任せに、激しく擦り合わせた。
ビチャビチャと激しく肉体がぶつかり合う淫らな音が、部屋中に鳴り響く。
〇〇「あ、あ……っ! ほく、と……っ、んあぁーーーッ!!」
北斗「っ、あ……ッ!! イく……っ、〇〇……ッ!!」
お互いの限界が完全に重なり合った。
次の瞬間、〇〇の身体がこれまでで一番激しくのけぞり、再び深い絶頂へと突き落とされるのと同時に、北斗もまた、喉が張り裂けんばかりの声で絶叫した。
ビクビクと激しく腰を痙攣させながら、北斗の先端から大量の熱い白濁液が、〇〇の濡れた秘部の上へと勢いよく、何度も何度も噴き出していく。
お互いの熱い分泌液が混ざり合い、2人の下半身をドロドロに汚していった。
北斗「……っ、は、あ……っ、〇〇……、〇〇……っ」
すべてを出し尽くした北斗は、ガタガタと震える腕で〇〇を強く抱きしめ、涙で濡れた〇〇の頬に、何度も何度も狂おしそうにキスを繰り返した。
何度も 連続して 激しく 果てさせられた 衝撃と、全身を 駆け巡った 圧倒的な 快感の 余韻で、〇〇の 脳内は 完全に 白く 染まり、1ミリも 思考が 働かなくなっていた。
〇〇「……ぁ……、う、……」
文字通り 頭が まったく 回らず、ただ 焦点の 定まらない 瞳のまま、天井を ぼんやりと 見つめることしか できない。
北斗の 激しい 息遣いが 首元に かかるのを 感じながら、ハァ、ハァと 短い 呼吸を 繰り返す。
口元からは 先ほどの 喘ぎ声の 名残りのように、かすかな 吐息が 漏れるだけだった。
北斗「……〇〇? 大丈夫か……? 完全に 飛んじゃってるな……」
北斗は 身体を わずかに 起こすと、快感に 蕩けきった 〇〇の 顔を 覗き込み、愛おしそうに 眉を 下げた。
まだ 興奮で 熱を持った 彼の 手のひらが、〇〇の 汗で 張り付いた 髪を 優しく 掻き揚げ、涙で 濡れた 頬を そっと 撫でる。
北斗「……ごめん。コンドーム ないのに、あんなに 激しく させちゃって……。でも、めちゃくちゃ 気持ちよかった……」
そう言って 満足げに 微笑んだ 北斗は、思考の 止まった 〇〇の 額に、慈しむような 優しい キスを 丁寧に ひとつ、落とした。
北斗は 〇〇の 体の上に 完全に 体重を 預けるようにして、ぎゅっと 抱きしめてくる。
彼の 逞しい 胸板から 伝わる ドクドクという 激しい 鼓動が、頭の 回らない 〇〇の 身体へと 直接 響いていた。
北斗「……ん、……あったかい……」
満足感に 満ちた 声で 呟きながら、北斗は 〇〇の 首筋に 顔を 埋め、すりすりと 鼻先を 寄せた。
まだ 2人の 下半身の間には、お互いの 混ざり合った 熱い 蜜が ぬるりと 絡みついていて、離れる気配は まったくない。
〇〇は ただ、心地よい 疲労感と 痺れるような 快感の 残滓の 中で、北斗の 髪に 弱々しく 指先を 絡めることしか できなかった。
指を 動かすことすら 億劫な ほど、身体中が 甘く 蕩けてしまっている。
北斗「……〇〇、少し 休もうな。……このまま、ずっと 離さないから」
北斗は 絡みつく 〇〇の 指先に 自身の 指を 滑り込ませ、しっかりと 恋人繋ぎに 結んだ。
そして、まだ 完全に 思考が 戻らない 〇〇を 逃がさないように、さらに 強く その 腕で 抱き込み、2人だけの 濃密な 余韻に 浸り続けた。
しばらく 〇〇を 抱きしめたまま 呼吸を 整えていた 北斗だったが、ようやく 身体の ほてりが 落ち着いてきたのか、ゆっくりと 身体を 起こした。
北斗「……ふぅ。ちょっと、横に なるな」
そう 呟いて、北斗は 〇〇の 隣へと ごろりと 横たわった。
シーツの 上に 大の字に なって 寝転がると、大きく 深呼吸を ひとつ して、満足げに 長い 息を 吐き出す。
彼の 逞しい 胸元や 腹筋には、先ほどの 激しい 運動による 汗が びっしりと 浮かんでいて、照明の 光を 受けて 妖しく 艶めいていた。
北斗「……はぁー、本当に 気持ちよすぎた。〇〇、こっち おいで?」
そう言って 北斗は 自分の 腕を 大きく 広げ、隣で まだ ぼんやりとしている 〇〇を 誘うように ベッドを ポンポンと 叩いた。
思考が 完全に 追いついていない 〇〇が、のそりと 吸い寄せられるように 彼の 腕の中に 収まると、北斗は 嬉しそうに 腕を 回して 〇〇を 自分の 身体へと 引き寄せた。
彼の 広い 胸に 頬を 預けると、まだ 少し 早い 鼓動が ドクドクと 伝わってくる。
北斗「……コンドーム、次は ちゃんと 買っておくからさ。……次は、ちゃんと 中まで 全部、俺ので 満たさせてね?」
横に なったまま、北斗は 〇〇の 髪を 優しく 指で 梳かしながら、少し 低い、 独占欲を 孕んだ 声で 耳元に そう 囁いた。
北斗の腕にしっかりと抱きすくめられたまま、〇〇の身体からは完全に力が抜けていた。
部屋の中を包むのは、シーツから微かに立ち上る2人の甘い匂いと、静かで規則的な呼吸の音だけ。先ほどまでの狂おしいほどの熱狂が嘘のように、穏やかな時間がベッドの上に流れ始める。
北斗「……〇〇、眠い?……俺も、もう目が開かない……っ」
北斗はそう 掠れた声で 眠そうに 呟くと、〇〇の頭をさらに自分の胸元へと ぎゅっと引き寄せた。彼の大きな体温が、心地よい毛布のように〇〇を包み込んでいく。
頭の回らない 〇〇が、彼の胸に顔を埋めたまま 小さく 頷くと、北斗は愛おしそうにフッと 鼻で笑った。
北斗「おやすみ、〇〇……。大好きだよ」
最後にそう 髪に優しいキスを 落としたのを 境に、北斗の 腕の力が じんわりと 心地よい重みへと 変わっていく。
お互いの肌と肌が ぴったりと 密着したまま、2人は 溶け合うようにして 深い 深い 眠りへと 落ちていった。
ーーーーーーーーー
〇〇side
☀️差し込む朝日の眩しさに、〇〇はゆっくりと目を覚ました。
〇〇「……ん……」
まだ重い瞼をこじ開けると、目の前には北斗の広い背中があった。彼はぐっすりと眠っているようで、規則正しい静かな寝息を立てている。
寝返りを打とうとして、身体をわずかに動かした瞬間──下半身に、何とも言えない奇妙な違和感が走った。
(……あれ? 何か、変……)
擦れるシーツの感触が、いつもと違ってあまりにもダイレクトすぎる。
違和感の正体を探るように、そっと布団の中で自分の身体に手を触れてみて、〇〇は心臓が跳ね上がるのを感じた。
〇〇(えっ……嘘、服は……?)
パジャマどころか下着すら身につけていない、完全にすっぽんぽんな自分の姿。
その事実に気づいた瞬間、昨日、北斗に激しく押し倒され、何度も何度も快感の渦に叩き落とされた記憶がドッと脳内に蘇ってきた。
さらに意識を下半身に集中すると、太腿の内側や秘部のあたりが、カピカピに乾いて突っ張っているような、どこかドロリと重いような、生々しい違和感に包まれている。
〇〇(そうだ、昨日……コンドームがないからって、外で……)
お互いの蜜と、北斗が最後にすべてを吐き出した熱い塊。それがお互いの肌の上でそのまま乾いて固まっているのだ。おまけに、何度も連続でイかされた名残りで、下腹部の奥のほうがまだじんわりと熱く、心地よい怠さに痺れている。
恥ずかしさと事態の生々しさに、〇〇の顔が一気に火照っていく。
そんな〇〇の動揺も露知らず、隣の北斗は無防備な背中を向けたまま、幸せそうに小さな寝息を立て続けていた。
〇〇「……っ、うそ……」
完全に顔を真っ赤に染めた〇〇は、あまりの気恥ずかしさと生々しさに声も出ず、その場に呆然と立ち尽くすように固まってしまった。
布団を少しめくってみれば、自分の太腿のあたりに白く乾いた痕跡がはっきりと残っており、昨夜の狂おしいほどの熱狂がすべて現実だったことを物語っている。
〇〇(本当に、あんなに何度もイかされちゃうまで、めちゃくちゃに擦り合わされて……)
思考が追いつくにつれて、北斗に胸を強く揉みしだかれた感触や、涙を流しながら喘ぎ続けた自分の声までが鮮明に思い出され、火が出そうなほど顔が熱くなっていく。
自分のすっぽんぽんな身体と、下半身に残るドロリとした重みを交互に感じながら、〇〇は赤面したまま完全にフリーズしてしまった。
すると、隣で背を向けていた北斗が、シーツの擦れる音に反応したのか、うーん、と低く声を漏らしてゆっくりと寝返りを打った。
北斗「……ん、〇〇?……もう起きてたの……?」
北斗は重い瞼をゆっくりと開け、まだ眠気の残る声でそう呟きながら、むくりと上半身を起こした。
布団が彼の胸元までずり落ち、鍛えられた逞しい裸の胸板が朝日に照らされて露わになる。
北斗「ふわぁ……。なんか、身体がめちゃくちゃ軽いっていうか、すっきりして……」
大きく欠伸をしながら首を回した北斗だったが、隣で顔を真っ赤にして完全にフリーズしている〇〇の様子に気づき、不思議そうにパチパチと瞬きをした。
北斗「どうしたの? そんなに顔真っ赤にして、ぼーっとして……。体調、悪い……あ」
そこまで言って、北斗の視線が〇〇のすっぽんぽんな身体と、そこに残る昨夜の生々しい痕跡へと移り、彼自身の記憶も一気に覚醒したようだった。
北斗「あー……そっか。昨日、俺が興奮しすぎて、そのまま寝かせちゃったんだっけ……」
すべてを思い出した北斗は、バッと片手で自分の顔を覆い、〇〇とはまた違う恥ずかしさと愛おしさで、耳の付け根まで一気に真っ赤に染め上げた。
北斗「……まじでごめん。流石にやりすぎた。本当に反省してる……」
北斗は顔を覆っていた手を下ろすと、申し訳なさそうに眉を八の字に下げて、〇〇の目をまっすぐ見つめてきた。
昨夜の自分の獣じみた激しさと、〇〇が涙を流して何度もイくほど追い詰めてしまった光景が脳裏をよぎり、罪悪感で胸がいっぱいになっているようだ。
北斗「コンドームないのにあんなに激しくして、おまけに服も着せないでそのまま寝かせちゃうなんて、俺どうかしてた……。〇〇、身体、痛いところとかない?」
そう言いながら、北斗はそっと手を伸ばし、〇〇の赤くなった頬に優しく触れた。
北斗「本当にごめん。気持ちよさそうな〇〇の顔見てたら、どうしても理性が保てなくなって……。今すぐお風呂沸かすから、身体キレイにしような」
完全に平謝り状態の北斗は、まだ耳を真っ赤にしたまま、〇〇を労るように細めていた目をさらに優しく和らげた。
北斗「ちょっと待っててね。すぐ準備するから」
北斗はそう言うと、ベッドから抜け出して下着だけを素早く身につけ、慌ただしい足取りで浴室へと向かっていった。
〇〇「……うぅ……」
残された〇〇は、赤面したまま身動きひとつ取れず、枕元にあった掛け布団を頭まですっぽりと被って小さく丸まった。
下半身に残るカピカピとした生々しい違和感のせいで、少しでも身体を動かすのが恥ずかしくてたまらない。
布団の暗闇の中で、北斗の「気持ちよさそうな顔」という言葉が何度も頭の中でリフレインし、さらに顔が熱くなっていく。
浴室の方から、ゴボゴボとお湯がたまっていきそうな微かな音が聞こえてくる中、〇〇はミノムシのように布団にくるまったまま、ただ呆然と天井の暗がりを見つめていた。
しばらくして、パタパタと足音を響かせながら、お風呂を沸かし終えた北斗が部屋へと戻ってきた。
北斗「〇〇、お風呂湧いた。……って、完全に引きこもっちゃってるな」
北斗は苦笑いしながらベッドに近づき、布団の塊を優しくポンポンと叩いた。
北斗「そのままじゃお風呂行けないだろ? ほら、俺、先に着替えちゃうから」
そう言って北斗はクローゼットへ向かうと、手際よくTシャツとスウェットパンツを取り出した。
バサリと音がして、彼がすっぽんぽんの身体に慣れた手付きで服を通していく気配が、布団越しに伝わってくる。
北斗「よし、着替えた。これで俺の裸は見えなくなったから、少しは恥ずかしくないだろ?」
Tシャツの襟元を軽く引っ張りながら、北斗は照れ隠しのように少しぶっきらぼうに笑った。
北斗「……じゃなくて、〇〇のその、動けない理由、分かっているから。俺がちゃんとお風呂まで運んでやる」
服を着替えて少し冷静さを取り戻した北斗は、布団の隙間から覗く〇〇の様子を伺うように、ベッドの端に腰掛けた。
北斗「お、おい……一歩下がるって、そんなに警戒しなくても……」
布団の塊のまま、ずりずりと自分から距離を取った〇〇を見て、北斗はショックを受けたように顔を歪めた。
服を着たとはいえ、昨夜の自分の狼藉を考えれば拒絶されても文句は言えないと、さらに申し訳なさそうな表情になる。
北斗「まじで怖がらせるつもりはなかった。本当にすまない」
北斗はそれ以上近づくのをやめ、ベッドの端で大きな身体を小さく丸めるようにして頭をかいた。
下半身の違和感と恥ずかしさで必死に身を守ろうとする〇〇の姿に、北斗は完全に自分のしでかした事の重大さを思い知らされている。
北斗「無理に動かなくていい。〇〇のペースに合わせるから、落ち着いたら教えて」
これ以上嫌われないようにと必死な北斗は、切なそうな瞳で布団の塊をじっと見つめた。
北斗「あ、仕事の時間……。まだ昼からだから、時間は余裕あるけど……」
北斗は壁の時計に目をやり、少しホッとしたように息を吐いたが、〇〇の頑なな様子にすぐにまた表情を曇らせた。
布団の隙間から、ずっと胸の奥に燻っていた疑問が、ぽつりと零れ落ちる。
〇〇「……まだ付き合ってないのに、なんであんなことしたの?」
その言葉が部屋の空気に響いた瞬間、北斗の身体がびくりと強張った。
北斗「あ……っ」
彼は完全に言葉を失い、喉を詰まらせたように目を見開いたまま、布団の中にいる〇〇を凝視した。
昨夜のあまりの激しさと、その後の自分の大失態。それがすべて「付き合う前」という関係性の上で行われたのだと突きつけられ、北斗の顔から一気に血の気が引いていく。
北斗「それは……その……嫌だった、よな……。本当に、ごめん……」
言い訳のしようもない事実に、北斗は今度こそ完全に絶望したような表情になり、ガタガタと肩を震わせながら床に視線を落とした。
〇〇「……気持ちよかったけど、やだ。でも、あの時、北斗しか考えられなかった」
布団の隙間から蚊の鳴くような声で絞り出されたその言葉に、北斗は弾かれたようにガタッと肩を揺らした。
床に落としていた視線を勢いよく上げ、信じられないものを見るような目で〇〇を見つめる。
北斗「〇〇……それって……」
拒絶されたショックと、その後に続いたあまりにも愛おしい告白のような言葉の落差に、彼の頭は完全にパニックを起こしていた。
「やだ」と言われた罪悪感で胸が締め付けられる一方で、「俺しか考えられなかった」という言葉が、彼の男としての独占欲と歓喜を激しく揺さぶる。
北斗「俺、最低だけど……そんなこと言われたら、嬉しくて頭おかしくなりそう……」
〇〇「……ばか」
布団の中から小さく吐き捨てると、〇〇は意を決したように布団を跳ね除け、シーツを身体に巻き付けたままベッドから降りた。
すっぽんぽんのままでは恥ずかしすぎるため、布地に身を包んで逃げるように浴室へと足早に向かう。
下半身の突っ張るような違和感に一瞬顔をしかめながらも、振り返ることなく脱衣所へと駆け込んだ。
北斗「あ、おい……!」
背後から北斗の焦ったような声が聞こえたが、〇〇はそのまま浴室のドアをパタンと閉め、内側から鍵をかけた。
湯気のこもる浴室でシーツを脱ぎ捨て、お湯の張られた浴槽にゆっくりと身体を沈める。
〇〇「……っ、ふぅ……」
温かいお湯が、カピカピに固まっていた肌の汚れや下半身の怠さをじんわりと解きほぐしていく。
浴槽に顎まで浸かりながら、〇〇は自分の言った言葉の恥ずかしさと、残された北斗の驚いた顔を思い出して、再び顔を真っ赤にさせた。
〇〇「……もしもし、環奈? 今、大丈夫……?」
浴槽に浸かりながら、〇〇は我慢できずにスマートフォンを握りしめ、親友の環奈に電話をかけた。
環奈「〇〇? どうしたの、朝からそんな蚊の鳴くような声出して。あ、大志、ちょっと静かにして」
電話の向こうから、付き合っている中川大志の「んー? 誰ー?」という眠そうな声と、環奈がそれを軽くあしらう気配が聞こえてくる。
環奈「で、何があった? あんたがそのトーンの時は、大体とんでもないことが起きてる時だけど」
〇〇「あのね……北斗と、その……しちゃった。付き合ってないのに。しかも、コンドームなくて外で、そのまま服も着ないで寝ちゃって……今下半身がすごい違和感で、お風呂で電話してる……」
一気に捲し立てた〇〇の告白に、電話の向こうの環奈が一瞬、完全に沈黙した。
環奈「……は!? ちょっと待って、北斗があの理性の塊みたいな顔してそんなことしたの? 嘘でしょ、あいつどんだけ我慢してたんだよ」
環奈は驚きつつも、呆れたような、どこかニヤニヤとした声を出す。
環奈「っていうか、あんたもあんた。北斗がずっとあんたのこと好きだったの、私気づいてたから。大志も『北斗、〇〇ちゃんのこと見る目が完全に男の目だよな』って言ってたし。付き合ってないのにしちゃったのはアレだけど、あいつの好意は100%本物だからそこは安心しな」
親友のぶっちゃけた言葉に、〇〇は湯気の中でさらに顔を真っ赤にした。
〇〇「えっ、大志くんまで気づいてたの……?」
環奈「当たり前じゃん。北斗、あんたの前だと分かりやすいくらい余裕なくなってたし。大志も、北斗があんなに必死なの珍しいって笑ってたんだから」
電話の向こうで、環奈がふんぞり返っているような気配が伝わってくる。
環奈「で? 本人は今どうしてんの。まさかヤリ逃げみたいな態度取ってないでしょうね」
〇〇「ううん、めちゃくちゃ平謝り。流石にやりすぎたって、耳まで真っ赤にして反省してる。お風呂も沸かしてくれたし……」
環奈「あはは! 想像つくわ、あいつの焦りっぷり。まぁ、付き合ってないのに外出しでそのまま寝かせたのは大罪だけど、それだけあんたに理性がぶっ飛んだって証拠。付き合うなんて秒読みなんだから、お風呂上がったらちゃんと話し合いなさい」
環奈のズバズバとした、でも心強い言葉に、〇〇は少しだけ肩の力が抜けるのを感じた。
環奈「大志が『北斗に男の責任取らせろよー』って言ってる。じゃあ、仕事遅れないようにね。また夜にでも報告待ってる」
〇〇「うん、ありがと……」
通話を切った後、〇〇は再びお湯に深く浸かった。
下半身の怠さはまだ残っているけれど、環奈の言葉のおかげで、ドアの向こうで待っている北斗とちゃんと向き合う勇気が少しだけ湧いてきた。
ーーーーーーーーー
北斗side
北斗「……もしもし、樹? 今、大丈夫か……」
リビングのソファに深く腰掛けた北斗は、頭を抱えながら、親友でありグループのメンバーでもある樹に電話をかけた。
樹「おー、北斗? どうした、そんな死にそうな声して。今日昼からだろ?」
電話の向こうから、いつもの落ち着いた樹の声が聞こえてくる。
北斗「いや……まじでやらかした。俺、人として最低なことしたかもしれない」
樹「は? 何したんだよ。お前がそんな風になるって、相当だろ。〇〇絡みか?」
北斗「……察しが良すぎてキツい。昨日、〇〇と……その、しちゃったんだ。まだ付き合ってないのに。しかも、コンドームなくて外に出して、そのまま服も着せないですっぽんぽんで寝かせちゃった……」
一気に白状した北斗の言葉に、電話の向こうの樹が短い沈黙のあと、盛大にため息をついた。
樹「……お前、まじで何やってんの? あの理性の塊みたいな北斗様が、付き合ってない女の子に外出しでそのまま放置って、ただの野生の獣じゃん」
樹の容赦ないツッコミが、北斗の胸にグサグサと突き刺さる。
北斗「分かってる。本当に反省してる……。〇〇、今顔真っ赤にしてお風呂立てこもってる。気持ちよかったけどやだって言われて、俺、消えてなくなりたい」
樹「気持ちよかったけど、って言われたなら嫌われてはねぇよ。お前が〇〇のこと大好きなの、周りから見てバレバレだったしな。まぁ、やらかしたことはクズだけど、そこまで理性が飛ぶくらい好きだったんだろ」
北斗「それは、そうだけど……」
樹「仕事行く前に、ちゃんとお前の口から好きだって言え。男の責任取れよ。じゃあな、楽屋で待ってるわ」
ツーツーと切れたスマートフォンを握りしめ、北斗は「責任……当たり前だろ」と呟きながら、浴室のドアを見つめた。
カチャリ、と鍵を開けて浴室のドアを開けると、脱衣所の棚の上にきれいに畳まれた新しい下着と部屋着が置かれていた。
〇〇「あ……」
それは間違いなく北斗が用意してくれたものだった。サイズもぴったりで、着心地の良さそうなスウェットの上下が丁寧に並べられている。
昨夜の激しい行為の後始末もせず、すっぽんぽんのまま寝かせてしまったことを、彼なりに必死にリカバリーしようとしているのが伝わってきて、胸の奥がキュンと切なくなる。
〇〇「……本当に、ばか」
誰もいない脱衣所で小さく呟きながら、〇〇は彼が用意してくれた下着と部屋着に袖を通した。
お湯で身体の汚れや下半身の怠さは少し和らいだものの、彼の服に包まれると、また北斗の匂いに包まれているような気がして、せっかく引いた顔の熱が再び上がっていくのが分かった。
髪をタオルで拭きながら、〇〇は意を決して、北斗の待つリビングへと続くドアノブに手をかけた。
リビングのドアをそっと開けると、ソファの前に座り込んで頭を抱えていた北斗が、弾かれたようにこちらを振り返った。
その目は少し泳いでいて、完全に恐縮しきった犬のような表情をしている。
北斗「〇〇……。服、サイズ大丈夫だったか? 寒くなかった?」
〇〇が頷くと、北斗は少しだけホッとしたように肩の力を抜いたが、すぐにまた真面目な顔つきになって立ち上がった。
北斗「さっきは、その……。付き合ってないのにあんなことして、本当に申し訳なかった。嫌な思いさせて、まじで最低だと思う」
そこまで一気に言うと、北斗は耳まで真っ赤にしながらも、今度は逃げずに〇〇の目をまっすぐに見つめてきた。
北斗「でも、あの時〇〇が俺しか考えられなかったって言ってくれて……俺、本当に嬉しかった。俺も、〇〇のことしか頭になかった。余裕なくなって暴走した言い訳にはならないけど……俺、〇〇のことが好きだ。本当に大好き。だから、ちゃんと俺と付き合ってほしい」
いつもは冷静な北斗が、声を少し震わせながら必死に想いを伝えてくる。
仕事へ行くまでの静かなリビングに、彼のまっすぐな告白と、ドクドクと速くなるお互いの心臓の音が響いていた。
北斗のまっすぐな告白が、静かな部屋に響く。
その真剣な瞳を見つめていた瞬間、〇〇の脳裏に、ふっと廉の姿が鮮明に蘇った。
あの声、あの笑顔、彼と過ごした時間が、今この瞬間にも胸を締め付ける。
目の前で自分を必死に愛おしそうに見つめる北斗への気持ちと、どうしても消せない廉への想いが、頭の中で激しく交錯した。
〇〇「……ごめん、北斗」
〇〇は小さく首を横に振り、床に視線を落とした。
北斗の気持ちは痛いほど伝わってくるし、昨夜のあの瞬間、確かに北斗しか見えなかったのは嘘じゃない。
でも、付き合うとなれば話は別だった。心の中にまだこれほど大きく居座っている廉の影を無視して、北斗の手を取ることはできなかった。
〇〇「昨日、あの時は……本当に北斗のことしか考えられなかった。それは本当。でも、付き合うって言われると……どうしても、まだ廉のことが頭をよぎっちゃうの。こんな中途半端な気持ちのまま、北斗と付き合えない」
はっきりと紡がれた拒絶の言葉に、北斗の身体が硬直した。
差し出そうとしていた手が、空中で行き場を失ったように微かに震える。
廉の名前が出た瞬間、北斗の瞳に、激しい動揺と、痛みを堪えるような切なさが走った。
北斗「……そっか。廉、か……」
北斗は力なく手を下ろし、自嘲気味にぽつりと呟いた。
自分がどれだけ求め、理性を失うほど抱きしめても、〇〇の心の奥底にいるのは自分ではないのだと、突きつけられた現実が彼の胸を深く抉っていく。
それでも、北斗はそれ以上無理に踏み込もうとはせず、寂しげに眉を下げて小さく微笑んだ。
北斗「……うん。俺の独りよがりで、無理に答え出させようとして悪かった。でも、伝えてくれてありがとう。……時間、そろそろ仕事の準備しないとな」
傷ついた心を必死に隠すように、北斗はわざと明るめの声を作って壁の時計に目をやった。
北斗「ごめん。俺の独りよがりで、無理に答え出させようとして悪かった。でも、ちゃんと本音を伝えてくれてありがとう」
傷ついた心を必死に隠すように、北斗はわざと明るめの声を作って壁の時計に目をやった。自分を落ち着かせるように一度大きく深呼吸をしてから、ぎこちない笑みを浮かべる。その表情はどこか寂しげで、それでも〇〇を責めることはないという優しさが滲んでいた。
北斗「……よし。時間、そろそろ仕事の準備しないとな。分かってる、俺が焦りすぎただけだ。今は仕事に集中しなきゃ」
北斗はそう自分に言い聞かせるように呟くと、ソファの近くに脱ぎ捨てていた上着を手に取った。
鏡で自分の顔を確認し、プロとしての一面を取り繕おうと必死に表情を作る。
〇〇はそんな北斗の背中を見つめながら、罪悪感と胸の痛みに押しつぶされそうになっていた。
拒絶したのは自分なのに、その背中があまりにも遠く、悲しげに見えて胸が締め付けられる。北斗は振り返ることなく、玄関へと歩き出した。
北斗「……じゃあ、行くわ。またあとで」
一言だけ、掠れた声で言い残してドアが閉まる。その音がやけに大きく響き、部屋には気まずい沈黙だけが残った。
〇〇は呆然と立ち尽くしたまま、彼の温もりがまだ残る部屋の空気の中で、自分の決断が正しかったのかどうかも分からないまま、ただ立ち尽くしていた。
ーーーーーーーーー
北斗side
北斗「……はぁ」
楽屋のソファに深く体を沈め、北斗は今日何度目か分からないため息を吐いた。膝の上に置いた台本に目を落としてはいるものの、文字は全く頭に入ってこない。閉まるドアの音と、その向こうに残してきた〇〇の悲しげな顔が、何度も頭の中でリフレインしていた。
樹「おー、北斗。入るぞ……って、お前まじで死にそうな顔してんな」
楽屋のドアを開けて入ってきた樹が、北斗の様子を見るなり呆れたように声をかける。いつもの鋭いツッコミではなく、どこか心配そうな視線が余計に胸に刺さった。
北斗「……樹。俺、やっぱり駄目だったわ」
樹「駄目だったって、告白したんだろ? フラれたのか?」
北斗「……振られたっていうか、〇〇の心の中に、まだ廉がいるんだよ。俺があんなに無茶苦茶に抱きしめても、結局最後に残るのは俺じゃなくて廉なんだって思い知らされた」
そこまで一気に吐き出すと、北斗はまた頭を抱え込んだ。昨夜の甘い熱も、今朝の〇〇の「俺しか考えられなかった」という言葉も、すべてが幻だったかのように遠く感じられる。
樹「そっか……。廉、か……。あいつも手強いからな。でもさ、お前がそこで完全に心折れてどうすんだよ」
樹は北斗の隣にドサリと腰掛け、その背中をぽんと叩いた。いつもの軽い調子ではなく、男としての芯のある言葉が北斗の鼓膜を震わせる。
樹「〇〇だって、お前を拒絶したくてしたわけじゃねぇだろ。中途半端な気持ちで付き合えないって、お前のこと真剣に考えてるからこその言葉じゃん。とりあえず、今日の仕事は引きずんなよ。本番始まるぞ」
北斗「……分かってる。仕事はちゃんとやる」
北斗は顔を上げ、両手で自分の頬を強く叩いて気合を入れ直した。胸の奥の痛みは消えないけれど、プロとしてカメラの前に立つために、必死に「いつもの松村北斗」の仮面を被ろうと表情を作った。
ジェシー「おはよーう!……って、あれ?北斗、なんか元気なくない?空気重っ!」
元気よく楽屋のドアを開けて入ってきたジェシーが、北斗のただならぬ雰囲気に気づいて一瞬で声をひそめた。その後に続いて、慎太郎と髙地、そしてきょもも次々と楽屋に入ってくる。
慎太郎「え、何?北斗どうしたの?もしかして、朝からお気に入りの服にコーヒーでもこぼした?」
髙地「いや、そんなレベルの凹み方じゃないだろこれ。完全に魂抜けてんじゃん。大丈夫か、北斗?」
メンバーたちが次々と心配そうに顔を覗き込んできて、北斗は慌てて台本で顔を隠すようにして視線をそらした。メンバーの優しさが、今のボロボロの心には少しだけ痛い。
北斗「……いや、大丈夫。ちょっと寝不足なだけだから、気にしないで」
きょも「寝不足ねぇ……。北斗、嘘つくとき分かりやすく目が泳ぐから。まぁ、言いたくないなら聞かないけどさ」
きょもはいつものマイペースな調子でケータリングの前に移動しつつも、心配そうな視線を北斗に一瞬だけ向けた。グループのメンバーだからこそ、北斗が本気で悩んでいるときの空気感は隠しきれない。
樹「ほらお前ら、あんまりいじんな。北斗は今、ちょっと自分と戦ってんだよ。本番までにはちゃんと仕上げてくるから、そっとしておいてやれ」
先ほど事情を聞いていた樹が、さりげなく助け舟を出すように会話に入ってくる。
ジェシー「そっか!戦ってるなら応援する!北斗、ファイト!」
慎太郎「よし、じゃあ俺たちはおとなしくメイク始めまーす」
メンバーたちはそれ以上深く追及することなく、いつもの賑やかな楽屋の雰囲気に戻っていった。北斗は台本の陰で、樹に小さく目配せをして「ありがと」と呟くと、胸の奥にある〇〇への消えない想いと痛みを抱えたまま、本番に向けて静かに心を整えようと深く息を吐いた。
ーーーーーーーーー
〇〇side
〇〇「お疲れ様です……」
スタジオの長い廊下を歩き、timeleszの楽屋のドアを開けると、そこはいつものように賑やかな空間だった。でも、今の私の心の中は北斗を振ってしまった罪悪感と、どうしても消せない廉への想いでぐちゃぐちゃのままで、笑顔を作るのが精一杯だった。
風磨「お、〇〇じゃん。お疲れー。……って、なんか顔色悪くね? ちゃんと飯食ってんの?」
ソファにふんぞり返っていた風磨が、私の顔を見るなりすぐに眉をひそめた。こういう時の風磨の観察眼は本当に鋭くて、一瞬で心臓が跳ね上がる。
勝利「本当だ。〇〇、なんか元気ないね。昨日なんかあったの? 無理しちゃダメだよ」
勝利がいつもの優しい声で心配してくれて、余計に胸がキュンと痛む。北斗にあんなに酷いことをしてしまった自分が、こんなに優しくされる資格なんてないような気がしてしまう。
松島「あ、これ僕のおすすめのハーブティー! 飲む? 落ち着くよ!」
聡ちゃんがすかさず自分のカバンからティーバッグを取り出して笑顔を向けてくれた。その純粋な優しさに、泣きそうになるのを必死で堪える。
寺西「おー、〇〇。風磨にいじめられたなら俺がいつでも話聞いてやるぞー」
原「いやいやてら、お前じゃ頼りないだろ! 〇〇、なんかあったらこの原に何でも言いな!」
てらと原ちゃんがいつも通りふざけ合って、楽屋の空気を和ませようとしてくれる。
橋本「〇〇、本当に大丈夫? なんかあったら、俺たちいつでも味方だからね」
将生も穏やかな笑顔でそっと声をかけてくれた。
猪俣「そうそう。溜め込みすぎるのが一番良くないからさ。俺らで良ければいくらでも愚痴、聞くよ?」
しゅうともソファーから身を乗り出して、心配そうにこちらを見つめている。
篠塚「〇〇、本当に無理はなさらないでください。僕にできることがあれば、何でもお申し付けくださいね」
しのだけは、ピシッと背筋を伸ばして丁寧な敬語で私を気遣ってくれた。
〇〇「みんな、ありがとう……。ちょっと寝不足なだけだから、本当に大丈夫。今日の収録も、よろしくね」
みんなの温かさに救われながらも、私の頭の片隅には、今頃別の楽屋で傷ついているであろう北斗の姿がずっと消えずに残っていた。
ーーーー
風磨「おい、〇〇。ちょっとこっち来い」
収録前の慌ただしい楽屋から、風磨に手招きされて誰もいない廊下の奥へと連れ出された。自販機の並ぶ静かなスペースで、風磨は缶コーヒーを一つ私に手渡すと、壁に背を預けてじっと私を見つめた。
風磨「お前、さっきから目が死んでんだよ。隠せてると思ってんの周りの奴らだけだからな。……何があった。全部話せ」
いつになく真面目で、でも全てを見透かすような風磨のトーンに、私の張り詰めていた糸がプツリと切れた。もう誰にも言えない秘密を抱えているのが限界だった。
〇〇「……北斗と、昨日、付き合ってないのにそういうことしちゃったの。しかも避妊もしなくて、そのまま朝になって……。北斗、ちゃんと付き合ってほしいって言ってくれた。でも、私……どうしても、まだ廉のことが頭をよぎっちゃって。こんな気持ちのまま付き合えないって、今朝、断っちゃった」
一気に吐き出すと、視界が涙でぶわっと滲んだ。昨夜の甘い熱も、今朝の北斗の傷ついた顔も、ずっと消えずに残っている廉への想いも、全てを言葉にすると、自分の最低さが浮き彫りになって胸が苦しくなる。風磨は静かに私の話を聞き終えると、ふっと短くため息をつき、私の頭をぽんぽんと不器用に叩いた。
風磨「……お前さ、まじで不器用だな。北斗があいつの割にそこまで暴走したのも、お前のことが本気で好きだからだし、お前が断ったのも、北斗に対しても廉に対しても中途半端なことしたくないからだろ。でもな、身体重ねといて『やっぱり廉が忘れられません』で突っぱねるのは、男として一番キツい。北斗、今頃めちゃくちゃ凹んでるぞ」
風磨の言葉が、私の罪悪感をさらに抉る。分かってる、北斗を深く傷つけたのは私だ。
風磨「でも、お前が自分の気持ちに嘘つかなかったのは、ある意味正解だよ。今のまま付き合っても、お前も北斗もずっと廉の影に怯えることになるからな。……泣くな。今日の仕事、北斗も同じ局にいるんだろ? 楽屋で死にそうな顔してる北斗をこれ以上心配させんな。今はプロとして、ちゃんと笑え。その後のことは、仕事終わってからゆっくり考えろ」
風磨はそう言って、私の涙を親指で乱暴に拭うと、「ほら、行くぞ」と楽屋へ歩き出した。その背中を見つめながら、私は何度も深呼吸をして、自分のズタズタな心を必死に奮い立たせようとしていた。
ーーー
🌃時計の針が20:50を回った頃、長い一日の収録がすべて終了した。
スタジオの重い扉を開けて廊下に出ると、昼間の喧騒が嘘のように静まり返っている。
風磨の言葉通り、本番中はプロとして必死に笑顔を作り続けたけれど、張り詰めていた緊張が解けた瞬間、どっと押し寄せてきたのは北斗への罪悪感と、胸を締め付けるような寂しさだった。
荷物をまとめて局の出口へと向かうエスカレーターを降りていると、ふと、前方を歩く見覚えのある背中が目に飛び込んできた。
〇〇「あ……」
少し猫背気味の、長身のシルエット。
〇〇が見間違うはずもない、北斗の後ろ姿だった。
北斗は一人、静かにスマートフォンを見つめながら出口へと歩いている。
声をかけるべきか、このまま気づかれないように距離を置くべきか、激しく葛藤する。
朝、あれほど傷つけて別れたきり、お互いに仕事の顔しか見せていなかった。
でも、北斗の少し寂しげな背中を見つめていると、どうしてもこのまま帰ることはできなくて、〇〇の足は自然と北斗の方へと向かっていた。
北斗の後ろ姿だった。
北斗は一人、静かにスマートフォンを見つめながら出口へと歩いている。
声をかけるべきか、このまま気づかれないように距離を置くべきか、激しく葛藤する。
朝、あれほど傷つけて別れたきり、お互いに仕事の顔しか見せていなかった。
でも、北斗の少し寂しげな背中を見つめていると、どうしてもこのまま帰ることはできなくて、〇〇の足は自然と北斗の方へと向かっていた。
〇〇は小さく息を吸い込み、早足で距離を縮めると、その広い背中に向かって声をかけた。
〇〇「北斗……!」
名前を呼ばれた北斗が、ビクッと肩を揺らして振り返る。
その瞳には、一瞬だけ昼間の楽屋で見せていたような深い疲労と切なさが浮かんだが、〇〇の姿を捉えると、すぐにいつもの無理に作ったような優しい笑みに変わった。
北斗「あ……〇〇。お疲れ。今、仕事終わったの?」
朝の気まずさを引きずっているはずなのに、北斗は〇〇を責めるような素振りなど一切見せず、ただ静かに佇んでいる。
その優しさが、今の〇〇には何よりも痛かった。
〇〇「うん、今終わったところ。……北斗もお疲れ様」
そう返すものの、その先の言葉がうまく続かない。
いつもなら何気ない会話で埋められるはずの二人の間に、目に見えない厚い壁があるようで、〇〇はぎゅっとバッグの紐を握りしめた。
そんな〇〇の様子を察してか、北斗は小さく息を吐き、困ったように眉を下げて笑った。
北斗「そんな顔すんなって。俺なら大丈夫だから。……朝は、その、いろいろ詰め寄るみたいなことして悪かった。〇〇を困らせたかったわけじゃないんだ」
どこまでも自分を気遣う北斗の言葉に、〇〇の胸の奥がツンと痛む。
朝、風磨に「身体重ねといて突っぱねるのは一番キツい」と言われた言葉が、リフレインのように脳裏をよぎった。
傷ついているのは北斗の方なのに、どうしてこの人はこんなに優しいのだろう。
〇〇「違うの、北斗は悪くない……。悪いのは、私……」
下を向いて消え入るような声で呟く〇〇の前に、北斗が一歩、歩み寄ってきた。
スニーカーのつま先が視界に入り、ふわりと朝に嗅いだ北斗の匂いが鼻腔をくすぐる。
北斗「悪くないよ。〇〇が自分の気持ちに正直でいてくれたこと、俺は感謝してる。中途半端な気持ちで付き合われる方が、きっと後からもっとキツかったから」
北斗はそう言って、〇〇の頭にそっと手を置いた。
昨夜、髪を激しくかき乱したあの大きな手が、今は壊れ物を扱うように優しく、ぽんぽんと髪を撫でていく。
その温もりに触れた瞬間、〇〇の目から、堪えていた涙がポロリと溢れ落ちた。
北斗「あっ、おい、泣くなって……」
〇〇の頬を涙が伝った瞬間、北斗は焦ったように手を引っ込め、それから慌ててポケットからハンカチを取り出した。
自分の流した涙のせいで、北斗の綺麗な困り眉がさらに歪んでいく。
傷つけたのは自分なのに、泣くなんて狡いと分かっていても、涙は次から次へと溢れて止まらなかった。
〇〇「ごめん、なさい……。私、本当に最低で……。北斗の気持ち、あんなに真っ直ぐ伝えてもらったのに……」
北斗「最低なんかじゃないよ。ほら、涙拭いて」
北斗は優しくハンカチを〇〇の目元に当て、そっと涙を吸い取っていく。
その手つきがあまりにも優しくて、〇〇の胸はさらに締め付けられた。
廉への消えない想いと、目の前で自分をどこまでも大切に扱ってくれる北斗への申し訳なさで、心が押しつぶされそうになる。
北斗「俺さ、今日一日ずっと考えてた。〇〇がまだ廉の影を引きずってるのも、それだけ誰かを本気で好きになれる奴だって分かってるから……だから俺、〇〇のこと好きになったんだなって」
北斗はハンカチを下ろすと、少し照れくさそうに、でも真っ直ぐな瞳で〇〇を見つめた。
朝のあの絶望したような表情ではなく、どこか覚悟を決めたような、強い光がその瞳には宿っていた。
北斗「だから、簡単に諦めるつもりないから。今はまだ廉のことが一番でも、いつか俺がその場所を奪い取るくらい、もっと〇〇を好きにさせる。中途半端な気持ちじゃなくて、全部俺のことでいっぱいにしてみせるから」
ーーー
タクシーが夜の街を滑るように走り、見慣れたマンションの前に停車する。
料金を支払って車を降りると、二人はどちらからともなく並んでエレベーターに乗り込んだ。
いつもなら「今日のご飯どうする?」とか「疲れたね」なんて言い合って帰る我が家なのに、今はボタンを押すだけの動作すら、ひどく緊張感に満ちている。
同居しているからこそ、逃げ場がない。
玄関のドアを開け、鍵を閉める音が静かな部屋にカチャリと響いた。
北斗「……じゃあ、俺、先にシャワー浴びちゃうね。〇〇、疲れてるだろ。リビングで少し休んでな」
北斗はいつものように優しく声をかけると、〇〇の返事を待たずに自分の部屋へと向かい、着替えを手にしてバスルームへと消えていった。
一人残されたリビングで、〇〇はソファに深く腰掛け、ぽつんと天井を見上げる。
昨夜、この部屋で北斗と肌を重ねた。
今朝、この部屋で北斗を傷つけた。
そして今、また同じ屋根の下に二人で戻ってきている。
しばらくして、優しく香るシャンプーの匂いと共に、髪をタオルで拭きながら北斗がリビングに戻ってきた。
いつものスウェット姿の北斗を見て、〇〇は意を決して口を開く。
〇〇「北斗……。私、ここにいてもいいのかな。北斗を傷つけたのに、何事もなかったみたいに一緒に暮らすの、北斗にとって辛いんじゃないかって……」
戻ってきた北斗の動きが、ピタリと止まる。
北斗はタオルを首にかけ、ゆっくりと〇〇の前に歩み寄ると、ソファの前にしゃがみ込んで、下から覗き込むように〇〇の目を見つめた。
北斗「出ていくつもり? 冗談じゃない。そんなの、俺が一番嫌だ。目の届かないところに行かれたら、それこそ廉のことばっかり考えちゃうでしょ」
少し意地悪に、でも引き止めるように力強い視線が〇〇を射抜く。
北斗は〇〇の膝の上にそっと自分の手を重ねた。
北斗「言ったじゃん。諦めないって。同じ家にいて、毎日俺の顔見て、俺のご飯食べて、俺の存在を嫌でも意識させる。それが俺の作戦だから。だから、どこにも行かないで、ここにいて」
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