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魔法のマジカルタイムプリズミック!
第15話「ダークタイム戦士、誕生」
ミルキー達はダークソナタを救うため、マキモドシ教授達のアジトに向かっていた。
ミルキー「黒くなった時の欠片って…。誰が手にしたんだろう…?」
チェイン「私もよく分からない…。けど記憶的にはバーグが教授の指示に従いながら時の欠片を憎しみの力で黒く染めろと言った命令を聞いた覚えがあったの。」
ベリー「何とかけっぱって時の欠片を時の女神に返さなきゃいけないっちゃ!!」
チェイン「昔、ダークソナタと容姿が一緒の少女を見かけたの。だが、その少女はいじめで暗いどん底に苦しめられていたのよ。しかも、教授に騙され、終いにはマキモドシ帝国の幹部にされた悲しい末路を私は見たわ。」
ミルキー「ダークソナタと容姿が一緒…!?それってまりなちゃんのことじゃない!?」
チェイン「…!?なぜ知っているの…!?」
チェインはダークソナタについてミルキーに詳しい説明を教えた。
ミルキー「前に私の通っている中学校にまりなちゃんって子が転校してきたの。その子は物静かで発明や研究が大好きな子だったわ。しかし、私の魅力によって次第に心を開いてきて仲良くなったけど、悲しみと憎しみの過去でダークソナタになって私達が手におえない程のものすごい力に圧倒されたけど、合体技で何とか追い払うことができた。」
チェイン「まりなって…!?私の…!?」
ダークソナタ・ヒソカ「大切な友達でしょ…?」
ミルキー「!?」
チェイン「!?」
ダークソナタ・ヒソカ「お久しぶりね、砂堀ちか…。」
ミルキー「えっ…!?もしかして、ちかちゃん…!?」
チェイン「くっ…!?」
ダークソナタ・ヒソカ「貴方、私のことを裏切ってその夢野きららって子と友達なんでしょ?知ってるわ。」
チェイン「なぜよ!なぜ、あなたと同じ組織なのに私の正体を知っているんだっ!!」
ダークソナタ・ヒソカ「貴方がここのスパイになる前、教授が貴方の罠として優しい男性の姿になりきっていったわ。」
チェイン「確かに…。あの男性は一瞬、怪しい人だとは思っていたけど、優しい人だったからその誘惑に負けてしまったのよっ!!」
ダークソナタ・ヒソカ「だから何よ!怪しいと思っても逃げない貴方が悪いのよっ!!」
チェイン「くぅっ…!お前という奴は…!!」
チェインはダークソナタの言葉に無償に頭にきた。
ダークソナタ・ヒソカ「友情も裏切る貴方にはペナルティを用意しなきゃね…。」
ダークソナタは手から黒い球を生成してミルキー達に投げた!!
ミルキー「チェイン、危ないっ!!」
ミルキーはダークソナタが投げた黒い球をパラレルミスティエールで投げ飛ばした。
ダークソナタ「あら…。せっかく的中だったのにね…。」
ミルキー「あなたにはそんな未来、させないっ!!」
2人は一騎打ちになり、激しく激闘が始まった。
ミルキー「かわいくお届け!プリペル・パラレル、ハートパステルファンシーッ!!」
ダークソナタ・ヒソカ「させるかっ!!」
\ドカーンッ!!/
ダークソナタはミルキーの必殺技を跳ね返した。
ミルキー「ふっ!」
ダークソナタ「何でお前は私の友達を奪いとるんだ…!?」
ミルキー「ちかちゃんはあなたのことを裏切ってなんかいないよ!」
ダークソナタ・ヒソカ「くっ…。どいつもこいつも…!!」
ダークソナタが焦っている隙にチェインが技を放った。
チェイン「サイバードリフトプロテクションッ!!」
\ドカーンッ!!/
チェイン「これで思い知ったか!」
ミルキー「ちかちゃん…。」
チェインは一撃でダークソナタを倒したかと思いきや…。
ダークソナタ・ヒソカ「ふふっ…。貴方の技にはどうやら効かなかったようだね。」
ミルキー「…!!」
チェイン「何…!?」
倒したはずのダークソナタは怪我一つなく済んでいた。
ダークソナタ・ヒソカ「次は私が見せる最強の力を見せてあげるよっ!!」
ダークソナタは懐から小さな怪しい薬の瓶をとり、一杯一気に飲んだ。
ダークソナタ・ヒソカ「くぅぅぅ…!!力がみなぎってくる…!!」
すると、ダークソナタの体から沢山の黒いオーラが現れ包みこんだ。
コメット「あいつまたちょづくだすつもり…!?」
コメットは絶望した表情で声を震わせながら言った。
彼女の目は真っ暗な星を宿し、頬に黒い紋章が刻まれ、背中にはラメが入った黒い羽が生えた。
ミルキー「まさか…!!強くなったって言うの…!?」
リフレインソナタ・ヒソカ「そう…。私の名はリフレインソナタ・ヒソカ!!」
ダークソナタ・ヒソカはリフレインソナタ・ヒソカへとパワーアップした。
ミルキー「リフレイン…!?」
サンライズ「ソナタ・ヒソカ…!?」
チェイン「まりな…!!」
チック「これはとてつもない戦いになりそう…!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「そうよ…。今からお前等を始末するっ!!」
すると、リフレインソナタの手から黒い時の欠片を出した。
ミルキー「それはもしかして…!?」
リフレインソナタ・ヒソカ「もしかしてよ…。」
リフレインソナタは黒い時の欠片を使ってビームを放った。
チェイン「皆っ!!」
5人「…!!」
\カッ!!/
\キュイーン!!/
5人「きゃあぁぁぁっ!!」
すると黒い時の欠片を放ったビームはタイム戦士達の力の吸収した!!
チック「皆っ…!?」
タック「はっ…!?」
リフレインソナタ・ヒソカ「ふははははっ…!!これで…!これでタイム戦士達の力を吸収することができた…!!」
5人「うぅ…。」
タイム戦士達は黒い時の欠片の力で吸収され、気絶した。
リフレインソナタ・ヒソカ「憎しみと闇の力よ、5人のタイム戦士達のもとへっ!!」
すると、黒い時の欠片から先程吸収した力が黒い光を纏いながらタイム戦士達のもとに戻り、胸元のリボンの中へと入った。
チェイン「嘘だっ…!!そんなっ…!!ミルキーッ!!」
チェインは叫びながら黒い光に包まれるタイム戦士達を見た。
リフレインソナタ・ヒソカ「さぁ、目覚めるのだ…!!今こそ解き放たれしダークタイム戦士の誕生だっ!!」
\カッ!!/
タイム戦士達を包む黒い光は大きな爆発へと変わり、チック、タック、チェインを覆わせた。
チック「…。!?タック…!どこ…!?」
タック「ここだ。」
チェイン「2人とも、大丈夫か!?」
チック「えぇ…。こっちは怪我一つないわ。」
タック「おい…!?あれを見ろよ…!!」
チック「タック、どうしたのって…!えっ…!?」
チェイン「まさか…!?ミルキー達が…!?」
リフレインソナタ・ヒソカ「これで私の望んだ実験が成功した…。」
ダークミルキー「私達…。」
ダークタイム戦士「ダークタイム戦士…!!」
ミルキー達、タイム戦士達は黒い時の欠片の力でダークタイム戦士へと変わり果てたのだ…!!
チック「ダークタイム戦士…!?そんなっ…!!」
タック「よりにもよってミルキー達まで闇に堕ちるんかよ…!!」
チェイン「きららは私が取り戻してみせるっ!!」
ダークコメット「さっさとチョベリバなヤツをやってきなよ、ダークミルキー。」
ダークミルキー「うん。」
ダークミルキーは闇を現した笑顔でチェインに襲い掛かってきた!!
\ガキーンッ!!/
ダークミルキーとチェインはぶつかり合いながら戦った。
チェイン「きらら!未来を乱さないでっ!!」
ダークミルキー「何で!?こんな現在、憎しみの力で邪悪な未来になればいいのに!」
ダークミルキーは不敵な笑みを浮かべながら必殺技を放った。
ダークミルキー「可愛くないをお届け!プリペル・パラレル、ダークハートパステルファンシー!!」
ダークミルキーは黒い光を纏った必殺技でチェインに襲ってきた。
チェイン「はっ!!」
チェインも手からサイバーを纏ったビームを放った。
ダークベリー「何だか退屈だ…。わたす達も戦おうとするっちゃ。」
ダークビューティ「ずっと見守っててもしょうがないからな!!」
ダークサンライズ「行ってまいりましょう、皆さん!」
ダークコメット「やってやろうじゃないか!!」
ダークコメット達もチック、タック達に向かってきた。
チック「っ…!!私達を襲う気ね…!!」
タック「必ず正気にさせるっ!!」
ダークコメット「は?完全にテンサゲなんですけど〜。」
ダークサンライズ「あなた方にも憎しみのどん底に落としてあげましょう!」
ダークコメットとダークサンライズは黒いパステルミスティエールでチックに攻撃しようとした。
タック「タイムバリアッ!!」
タックはタックバリアを張ってチックのダメージを避けることができた。
タック「チック!大丈夫か!!」
チック「う、うん…。油断した私がいけなかったわね…。」
タック「ったく…!発明女がグレードアップしたりミルキー達まで闇に呑まれて…!!頭が追いつかねぇ!」
チェイン「このまま憎しみの力を使い続けるとあなた達までリフレインソナタみたいに成れの果てになってしまう…!!」
ダークミルキー「それが何よ?負の未来で存分に楽しもうよ!!」
チェイン「ぐあっ…!!」
チェインはダークミルキーの力で飛ばされた。
チック「チェインッ!!」
タック「しっかりしろっ!!」
チェイン「まりな…。なんで…?なんで皆こうなってしまうの…?そんなの酷すぎるよ…。」
リフレインソナタ・ヒソカ「酷い…。私を裏切ってあのタイム戦士と友達になったり、仲間にしたりするの…!?」
チェイン「私も実はまりなみたいに沢山の子に虐められていて…。だけど、まりなのおかげであなたと友達になれた。しかし、中学校に入ってから違う学校になって再び、ひとりぼっち。そこにいたのはゆめかわいい物が大好きな女の子、夢野きらら。きららはオシャレに興味のない私に最新の流行の衣装を教えてくれたり、色んなことに挑戦しようとしたりしたらいつの間にかきららと友達になってしまったわ…。でもまりなのことも今でも友達だよ…!」
リフレインソナタ・ヒソカ「うるさい!!黙れっ!!あの女たらし達の友情なんか縁を切って不仲になればいいっ!!」
チェイン「うぅっ…!!」
チェインはあまりのことに涙がボロボロ溢れた。
リフレインソナタ・ヒソカ「ばかばかしい。さっさとやりなさい、ダークタイム戦士達。」
ダークタイム戦士「はい。」
チック「だめーっ!!」
タック「だめーっ!!」
チェイン「くっ…!!」
チェイン達はリフレインソナタ、ダークタイム戦士達に襲いかかろうとした瞬間…。
???「きらら、もうやめて…!!」
何処かで少女の声が聞こえた。
リフレインソナタ・ヒソカ「…!?」
ダークタイム戦士「…!!」
ダークミルキー「何なの、この忌々しい声は…!?」
リフレインソナタとダークタイム戦士達は耳をふさぎながら苦しんだ。
時の女神「私は時の女神。きらら、皆…。もうこんな酷い争いは止めて…!!」
リフレインソナタ・ヒソカ「ぐあっ…!?なんなんだよこの聞き覚えのない声は…!?」
ダークコメット「萎えぽよでバイブス下がるんだけど…?」
ダークベリー「子の神々しい光…。見たくないっちゃ…!」
ダークビューティ「あいつらがやられて邪悪な未来に変えるチャンスがあったっていうのに…。」
ダークサンライズ「なんてことを…。」
ダークタイム戦士達は更に苦々しい表情で時の女神の光に耐えていた。
時の女神「私はいつもあなたのことを見守っていたわ。」
ダークミルキー「見守ってる?あーはっはっは!誰がそんな私を見守るっていうの…?」
時の女神「私はあなたが小さい頃に買った可愛らしくて小さな振り子時計、”リラリエールキュリオス”。」
すると、ダークミルキーは時の女神の頭に着けている髪飾りを見た途端、ふと思い出した。
ダークミルキー「リラリエールキュリオス…?それってもしかしてあなたは…!?」
時の女神「そう…。あなたの部屋で飾られていた振り子時計の女神なのです…。今からあなたと話しましょう…!」
ダークミルキーと時の女神は2人であの頃の過去の記憶を話し合うのだった。
第16話につづく
コメント
1件
おいおい主人公達が操れるなんて恐ろしすぎるだろ