俺らは車に轢かれた。途中まで記憶はあるがもうほぼ零に近い。
ゼロはもうないこと、零は全てない事を示すらいしい。
俺は気づくと何もない真っ暗な所にいた。
自分の手も足も見えない。まず俺が存在しているのかも解らない。
「______??」
誰かの呼び声が聞こえた。可哀想やな、って思いながらなにもせずにいたら、
「治ー??」
と明らかに侑の声が聞こえた。
「侑、。?」
「どこおるん?」
俺たちは二人とも姿が見えなかった。
「話せてるだけで幸いや」
「せやな」
速報です。高校二年生の宮侑宮治さんが車に轢かれたそうです。
事件当時、歩行者信号は赤信号だったようで_____..
ガラケーを見ていたら、NEWSで流れてる事故。俺しかいなかったのがよかったかもしれない。
侑と治や。「アランちょっと行ってくる」
「はぁ?ちょ、信介どこ行くん!?」
俺には偶然の事故とは思えなかったあの双子が赤信号に気づかないわけあらへん。
双子だけで歩いていても、治は信号を見るし、侑も車が来てないかちゃんと確認する。
双子やからって、死ぬ時も一緒とか、
コメント
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続き楽しみです!
まって、鳥肌くっそたったやべえ、こぇぇ