テラーノベル
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<しにがみside>
圧の凄い看守が目の前に仁王立ちする展開……何度目だ?
ra「はぁ、早々にこれの説明をしないといけないのか……はぁ。」
わざとらしくため息をつくので、僕たちを見据える目を無視した。
要約すると、 ※今回、特別房に入ると音声が遮断されてしまう。こうだ。
pn「えぇ!?クロノアさんの一人実況が聞けるってことか!(?)」
同感だと顔を頷かせれば、奇妙な虫を見る目で見られた。解せぬ。
日数減少6番→18日8番→18日9番→16日
ra「9番は例の件により、マイナス3日だ。」
pn「うわぁぁ!!!ヤバっ!」
今回日数が元から少ないのにwと言う僕に看守がどこか嬉しそうにした。
ra「全然揃えてやっても良いんだぞ?」
もちろん死神の提案は、首を横にもぎ取れる位振った。……いや、僕もしにがみだけど。
kr《おい…ぃ!裏切り者、w》
(あ、まだ聞こえてたか、ヤベ。)
ra「では、後はスティーブに任せるのでそこから動かないように。」
pn「何言ってるんですかぁ!移動出来る訳ないでしょぉお??(煽)」
ぺんちゃん?どうして??喧嘩を吹っ掛けたら面倒なことになるでしょう?
ra「……、……まぁ、それなら良いが。」
あ、耐えた。
pn「ェ?何今の?挙動不審過ぎない?w」
ダァンと床に拳を叩き付ける僕を、可哀想な生き物を見る目でスティーブ看守が見た。
今日のご飯はステーキ!素敵なステッk
【取引まで残り6日】
<ぺいんとside>
はい、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。ぺいんとでございます。
説明不足でしたね。
翌日になり、クロノアさんは特別房から独房へ移動しました。
しにがみがちゃんと聞いてなかったですね。 後で叱っておきます。
そして俺は現在、廊下に立っています。
「掃除しろって……絶対自分の仕事押し付けたろ」
前もこんなことあったな、と思いながら掃除をゴシゴシと真面目にこなす。
sty「お、やってるね~!いや、俺手を付けてない仕事が残ってるのさっき気付いてさ~」
話半分に聞き流して、スティーブ看守が去った。
kr《特別房で荷物を回収されちゃったんだよね……。》
sn「ふざけんな……っ!クロノアさーーん!!」
これは今朝、感動の再会(笑)を果たした時に交わされた言葉だ。
そういえば看守が荷物を回収したということは、手元にある筈だ。
ここは……看守の仕事場の近辺の廊下。
(イヤイヤ、鍵かかってるし!)
扉は開いている。スティーブ看守がさっき通ったな……。
(いーーーや。そもそもどこにあるのか分からんし!)
奥から荷物の検査について話す看守たちが、扉から出てまた別の部屋に入っていく。
pn「ふぅ……」
行くっきゃねぇ!!!!
<クロノアside>
独房で一人きりのままだけど、会話が出来るのは安心だ。
kr「……あれ?ぺいんと?」
聞こえてくるのは、仲間の内の一人分だけ。
しにがみ君も不審に思ったらしく、二人で声をかける。
そこでようやく、いつもより元気のない声が聞こえた。
pn《みんなぁ~、ごめん俺……捕まったぁ》
ks「「いやだから、報・連・相!!」」
どうやら、荷物の回収をしようと手に入れた所で捕まったらしい。
pn『せっかく回収したのに……』
そう呟いた後、看守の声と同時に音声が遮断された。
何をやってんだか……と言いたい所だけど、ぺいんとは間違いなく功績を挙げた。
アイテムを一時的にでも奪い返したということは、俺の手荷物検査に異常は無くなる。
手荷物検査の日は明日以降にズレた……!
意図に気付かれてなければ、の話だけど。
18,968
112
1,552
kr「特別房ではバーコードをピッてされるよ」
sn《何それ見たかったw》
日数減少6番→17日8番→15日9番→14日
ra「独房は一日過ごす度にマイナス2日だ。」
sn「鬼看守…、…!」
予想通り手荷物に異常は無いとして、日数は2日に留められた。
良かったと安堵するが、しにがみ君は看守に歯向かう。
ra「減らすか?」
sn「く、鬼ぃ!」
しにがみ君は仲間想いだなぁ……。
【取引まで残り5日】
<しにがみside>
朝方に寝起きとは思えない、賑やかな声が戻ってきた。
改めて報連相の”相談”を強く主張したのは、言うまでもない。
荷物検査は、明日になったらしい。
二人してガッツポーズを決めたのも、言うまでもない。
pn《俺のおかげ~》
sn「どっから来るの?その自信。」
独房から戻ってきたクロノアさんは、刑務作業の後は牢屋で待機らしい。
僕が今いる場所は、運動場。
sty「早めに牢屋戻っても良いんだよ?……」
sn「ぇ、この役目ってぺいんとさん専用じゃないの?」
pn《おい!どういうことだよ!w》
sn「自分で自虐してたじゃないですか!w」
pn《俺は良いんだよ!w》
kr《運動って、一人で何するの?》
同じく運動場に立っているスティーブ看守とは目が合わない。
バインダーをサッと取り上げると、目を丸くして笑った。
sty「素振りする?木の剣あるよ?」
とりあえず、スティーブ看守と素振りでもしておくか。
sn「何か、別の囚人がいる!」
kr《ぇ?……声かけてみる?》
恐々と近くに寄ってみる。
『よし……これで準備オッケー……。』
……ん?すごく聞き覚えのある声だな……
pn《ぇ、待ってwwwちょw》
sn「声がトラゾー、さん?w」
kr《イヤ、声が似てるだけでしょw》
『うわっ……アー。さっきの聞いた?まぁ、いいや。えーっと、後輩だ。後から入ってきたっしょ?』
[聞いた]▼
『えぇー、嘘~!マジ?頼む!看守には報告しないで!俺これでも結構頑張った方なの!』
『せっかくの努力が水の泡になりたくないし……ね?……ハイハイ。分かったよ!お代は情報提供なんてどうだ?』
『俺は立派な模範囚様だから、お前らの知らないこと教えてやるよ!』
[看守休憩室に入りたい]▼
『……荷物の回収、だろ?』
『それなら看守ゾーンに突っ切るより、絶対第一倉庫。この監獄は特に、床とか壁に仕掛けがあるんだよな~』
『まぁ、誰が仕掛けたかは知らないケド。じゃ、絶対約束守れよ?』
『やっぱこういうのは仲間が必要不可欠だよなぁ………。まだ居たの?俺はとっとと帰ってやることあんの。シッシッ!』
<ぺいんとside>
音声を聞きながら、随分とキザな野郎だなぁと思っていた。
その最中ずっと鳴っていたジャリジャリとした音が消えて、スティーブ看守の声が響いた。
sn《うわ、くせ。……ペンキ落ちてる》
鼻をつまんだような声が聞こえた。
sn《仲間が必要って……そういう事かぁ、!》
pn「何?どうした?」
sn《回収するの……二人必要だわ》
日数減少6番→16日8番→13日9番→13日
【取引まで残り4日】
<監視カメラ>
本日の仕事は、前と同じでチェストから選び取る仕様だ。
農場を当てた9番は、未だガサゴソやってる6番に瞬時に回す。
動きに目敏いリアムは、バインダーに書き起こすのに夢中だ。
手品でもしてるようにスルリと入れ替えれば、作業場所が定まった。
……………………
8番:畜産
6番:農場
9番:風呂掃除
──厳格な選考に基づき、本日の刑務作業を決定する。
<クロノアside>
早朝に渡された手記をソッと広げる。
見るのは端っこ。しにがみ君にお手製の地図を描いてもらったのだ。
sn《管理室のとこは閉まってますね!》
pn「ぇ、作業台は、?」
sn《大丈夫!見つけた。》
こんなに重要な会話をしているのに、俺たち二人は廊下を歩いている。それはもう堂々と。
鍵が風呂場に落ちていたのは、何かの罠かと思ったけど。
しにがみ君がバインダーを取り上げた時、風呂場の鍵を囚人が失くした_と記録があったらしい。
通りで作業場所選びが長かった訳だ。
リアム看守も多分……気付いてる、よね?
ra「そこで何をしてる?どうやって出た。」
噂をすれば何とやら、だ。
監視カメラにもバッチリ映ってるだろうし……言い逃れは出来ない。
ぺいんとが任せろと言っていたからこの作戦を決行したけど……。
pn「動物の餌が無くなっちゃって!、補充して貰うのは手間かなぁって」
ra「補充の時は看守を呼べ。そして9番は何故ここに居る?お前は風呂掃除だろ?」
看守がバインダーをチラリと確認する。
kr「あの~、道具が必要だったんですけど、何処にも無かったんですよぉ……」
「それで……鍵が落ちてて……これです。」
物凄く苦し紛れの言い訳になるが、俺の今の全力だ。
ra「……、。いや、掃除道具入れにあるはずだぞ。確認しなかったのか?」
kr「あぁ~……確認してなかったかも……すみません。」
素直に謝れば、日数減少で勘弁してやる_と話を切った。
ra「それで、どの動物の餌が必要なんだ?」
pn「ァ、と……人参と小麦です!」
ra「そんな動物が居たのか?」
違うじゃん!!と吠えるぺいんとを無視して、 着いて来いと看守が先導する。
前より明らかに優しい。
いや、日数減少の数字次第だけど。
<ぺいんとside>
よし、あの取引のお陰で随分と動きやすくなった。
油断は出来ないけど、このまま計画通りなら……
sn《看守~!!カンシュカンシュカンシュ!!》
ra「なんだ。どうした、!」
sn《ちょっと来てくださーーい、早く~!!》
ra「……少し待ってろ!!今8ばn」
sn《至急来てくださーーい!!》
ra「ハァ、8番9番はここから動くな。待ってろよ。」
よっしゃ!!ナイスしにがみ!
倉庫を開けて貰ったらもう、やることは一つ!
壁と床の仕掛けが書かれた、メモをしっかりと読む。
pn「クロノアさんはとりあえず奥の感圧板踏んでてください。多分その辺りに同じ色で紛れてる筈、俺レバー引くんで、!」
kr「オッケ。分かった。」
日数減少6番→15日8番→10日9番→10日
……ごめんクロノアさん。全然任せろじゃなかった。
【取引まで残り3日】
▽
鳴りやまない取引までのカウントダウン。
「いや、まだまだ加速する脱獄計画、!なのは分かるけど……。」
8番とリアム看守の極秘の取引……。
「いや!日数減少特別房と同じですけど!?」
最悪なシナリオを乗り越えるために立ち上がれ!!
「いや!!伝説の剣は売ったけd」
次回「未定」
~君も手の平でshall we dance?~
NV:”スズメ”のしにがみ
コメント
1件
うわああ第12話もめっちゃ面白かった!!😭💕 しにがみ君の「鬼看守!」連呼、毎回ツボなんだけどww ぺいんとが捕まった時の「報・連・相!!」のツッコミ、仲間の結束感じてじーんときたよ…! しかもトラゾーさんっぽい声の囚人登場で「えっ!?」ってなったし、壁や床に仕掛けがあるって情報、めっちゃ気になる!! 残り日数減ってくヒリヒリ感と、それでも笑いを忘れない会話のバランスが最高すぎる…次回も楽しみにしてるね!!🌸✨