テラーノベル
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教室の窓から溢れる光が
私の顔を照らしている。
夏休みの季節。 私はこの時期が
あまり好きではない。
理由は幾つもあるが、1番の理由は
ただただ寂しいからである。
私は3きょうだいの末っ子という
立場である。上の2人は既に成人しており、
家にいる事が少なくなってしまった。
とは言っても大学生なので
いることにはいるのだが、ほぼいないと
言っても過言ではないレベルである。
中学生に上がる前に両親が離婚したので
父もいない。母も働きに出てしまって
いるため、必然的に1人の時間が
増えるのだ。
幼い頃から孤独には慣れているため、
自分ではうまく過ごせてるとは思う。
学校がある日は友達と話せるから
孤独感は少しは拭えていると思っている。
だが、夏休みとなると友達に
誘われる事がない限り、一歩も外に
出ることはない。
例えるならヴァンパイアみたいな
昼夜逆転の生活を送っている。
夏休みは1番孤独を感じる季節なのだ。
母は管理職に就いていて
頻繁に仕事を休む事ができない。
その上、祖母が要介護4という
極めて介護が必要な状態であり、
家庭内で介護をしている。
そのため、多分にはなってしまうが、
普通の家庭より親子の関わりは
少ない方だと思う。
夏休みは大抵、家族で旅行に行こうなど
計画を立てるだろうが、家には
そんな事できないのだ。
だって会社は休めないし、
祖母の介護をしなければ
ならないのだから。
だから夏休みに楽しみなんてない。
孤独の味を噛み締めるのみである。
そんなことを言ってはいるが、
別に母を恨んでいるわけではない。
母の手ひとつで私たちを育ててくれて
いるし、ちゃんと話す機会も取って
くれている。
本当にありがたくて感謝しかない。
だけど、 だけど。
やっぱり寂しいのである。
友達に家族で旅行に行った写真を
見せてもらうたび 心が。 心臓が。
本当に痛くて仕方がないのである。
「やっぱりみんなで旅行に行きたいな」
そんな考えが浮かばないと行ったら
嘘になってしまう。
もっと構って欲しいのにな。
迷惑をかけてしまうから言えないけど。
そんな私に学校側から
ありがた迷惑なプレゼントを頂いた。
この時期になると文化祭なるものが
高校ではあるらしい。
正確にいうと、文化祭準備の方である。
みんなで集まって絵の具やダンボール
などを使って各々のやりたいように
作る普通では最高に楽しいはずである
イベントのことだ。
だが、私はこのイベントはとても
嫌いだ。 嫌悪感を覚えるほどに。
「なんで? 楽しいイベント
なんでしょ? 友達に会えるのに?」
そんな声が聞こえてくる。
そんな諸君に理由を説明してあげよう。
まずひとつ。先述の通り私は
孤独に慣れている方の人間である。
つまりどういうことか勘のいい方なら
検討は付くはずである。
そう。コミュ症なのだ。
人と関わるのは普通に怖いし、
すみっこが1番安心する。
すみっこぐらしを学校生活を
しているうちに極めてきた。
だから陽キャが集まる準備の場が
とてつもなく嫌いである。
2つ。人が来なさすぎる。
私の学校だけかもしれないが、
やる気がなさすぎてみんな来ない。
働きアリの法則というのは
ご存知だろうか。
とってもよく働くアリ。
普通に働くアリ。
サボりにサボるアリが
2:6:2の割合になるという
法則である。
これは人間にも当てはまると
されているのだが、これを
覆すレベルで誰も来ない。
結果、学校に来たとってもよく働く
1割ほどのアリに全部の負担が
来るのである。
ありえない話だ。
私は自分で言うのもなんだが、
とってもよく働くアリだ。
これだから嫌なのだ。
陽キャの女子も来るが、
タピオカを片手にして
午後に来る。
こっちは朝早く起きて
せっせとやっているのに。
本当にしょうもない話だ。
そういうタイプが1番モテるのだが。
私は最近彼氏が欲しいと考えている。
まぁ年頃だし、至極普通のことだろう。
でも理由を挙げるとするなら
家族に構ってもらうよりも
自分のことを1番に見てくれる
彼氏に構ってもらう方が幸せ
なのではないかと考えたからである。
あぁ。 私のことを
好きになってくれるいい人
いないかな。
なーんてね。 いるはずないか。
そんなこと思っときながら
本当は付き合うの怖いくせに。
お疲れ様でした〜!
前回は♡300で続きを書くと
言ったんですが、流石にそんなに
集まるわけなかったです笑。
続きが書きたかったので書きました!
第3話も書く予定ですので
お待ちいただけると助かります!
前回に引き続き♡や、コメント
お待ちしております!
ばいばい!
34
もも🍑(病み中)
168
#カンヒュBL
りた ~伝説のちくわ~
425,903
#お話
ユ
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コメント
1件
第2話、読ませていただきました。主人公の「孤独には慣れているけど、やっぱり寂しい」という気持ちがひしひしと伝わってきて胸がぎゅっとしました。家族旅行の写真を見るたび心が痛むって描写、すごくリアルで…。それでいて「母を恨んでない」ってちゃんと言えるところに、彼女の優しさを感じました。文化祭準備の愚痴も、働きアリの法則の話も、思わず「わかる〜」って頷いちゃいました。続き、楽しみにしてますね!