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⚠死ネタ
ねぇ__パリに行こうね_約束だよ_
約束を交わして、小指と小指を結びあった
あの温かみはもう、寒さで全部覆われた
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
白い雪で前が見えないある日
noさんは「パリに行こうよ」と提案してきた
俺はこくりと頷いた。
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
白い雪がぱらぱらと降っている
店には赤と緑の装飾でクリスマスソングが耳に流れてくる。
一面真っ白の此処では、その装飾は明るくカラフルで、国境を越えた1種の国かと錯覚してしまう。
俺は其処にnoさんを導くために信号を1つ跨いだところから呼ぶ。
ya「noさんこっち〜!!!」
雪吹雪でよく見えないためいつもより声を張る。
no「はい!今行きます!!!」
noさんの青いふわふわした髪が近づいてくる
ドゴッ”ツッ”ッッッ
その瞬間耳に気分が悪くなるような音がした。
冷えて凍った地面を轟かせる、気味の悪い音
その音のした方を向く。
其処でnoさんが、
倒れていた。
直ぐに向かったが、noさんの青い髪が紅く染まっていた。
絵の具だと思いたいくらいの赤い血がどばどばと流れている
no「ごめ、y、く、や、く…守れなくて、」
待って、無理に話さないで、、
noさんの水色の瞳が、見えなくなってしまった。
息を吸う音すら聞こえなくなり、もう此処では生きれないのだと悟ってしまった。
でもまだある暖かみを感じてたくて、他の通行人が読んでくれた救急車が来るまで、
否、来てからもずっと抱き締めていた。
車に乗っていた張本人は、「御免なさい…」
と謝り続けている。
違う、違うの…
貴方は悪くないの…
気づいちゃったんだ。
noさんを呼んだ時、信号が点滅してた事。
呼んだ瞬間は気づかなかったけど、呼んだ後に気づいてしまった。
点滅時にnoさんを呼んでしまった俺が悪人なんだよ。本当は。
────────────────
其処から、俺は何にも感じれなかった。
貴方に会うために生きていたのに、
今は生きるためだけに生きている。
死のうと考えたが、せめて、
最後の約束のパリに行くということは果たしたかった。
最後に何かを感じてみたかったのかもしれない
────────────────
シャンパンフラッシュが、ホテルから見える
その美しさを真近で感じたくて、外に出る。
冬のパリ寒く、手も麻痺するような感覚だ
雪も勢いが強くなってくる。目に入りそうだった。
シャンパンフラッシュが近くでキラキラしている。
まるで、noさんを近くで見ているような錯覚がする
まだ覚えてる、あの透き通って心地いいnoさんの声が
気づいたら、俺は叫びながら泣いていた。
手が麻痺して痛かった訳じゃない
雪が目に入って痛かった訳でもない
もう何もかも限界だった。
パリの冷たい地面はあの時、noさんと抱きしめるために座ったときと同じ冷たさだった。
通行人に雪のように冷たい視線で見られる中
1人だけ手を差し伸べてくれた。
Pourquoi tu pleures?
Parce que ma che’re est morte.
その人は貴方と同じ、
水色の瞳をしていた
fin 読切
元ネタ⬇
小説「みんな蛍を殺したかった」
語句とかは大体変えてるけど(最後のとこはまんま一緒)ストーリー性はほぼ同じ
みんなも見よ、めっちゃいいやつだから
10回ぐらい泣いたもん
コメント
4件
💙 🌷彡……( . ̫ . ̥ )⤵︎ ︎
悲し( ; ; )