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今回は嵐の前触れです。
出てくるのは涼ちゃんとひろぱだけ。
正直芸能界の細かい知識など全くないのでいつも通り妄想です😅
ここしばらく新曲作成などで忙しい元貴を置いて、俺は若井と2人でテレビ局に番組の打ち合わせに呼ばれていた。
番組の進行や衣装など色々な事を決めていきやっと終了となった。帰り支度をしながらマネージャーと話していると、プロデューサーが声をかけてきて若井が席を外していたので俺1人が部屋に呼ばれる。
なんだろう?と不思議に思ったがただお茶を出され、とりとめもない会話が続くだけだったのでさすがに疲れてきて、もう失礼しますと笑って伝え席を立とうとして足に力が入らずよろけて転んでしまう。
えっ?どうしたんだろう?なぜか手足の感覚が鈍い。
「やっと薬が効いてきたみたいだね…」
その言葉に驚いて床に尻もちをついたままプロデューサーの男を見上げる。そんな俺の姿を見てニヤリと笑ったのがわかった。
「本当に男かどうか、ずっと触って確かめてみたいと思ってたんだよね」
「いや、俺、こんな格好してるけど体格もいいしどこから見ても男でしょ…」
「それはわかってるんだけどさ。なんていうの?興味?」
感覚の鈍くなった手足が嫌悪と恐怖で震え出す。
「誰か…」
「あっ、マネージャーには俺と飲みに行くって伝えてあるからね」
そう言いながら覆いかぶさるように近づいてきてシャツのボタンを外される。手が胸元に触れてきて気持ち悪さに顔を思いっきり背けると首筋にピリッとした痛みが走り、そのまま舐め回された。
突き飛ばしたいが手足に力が入らない。クスクスと面白そうに男が笑う。
気持ち悪い、嫌だ…。とてつもない恐怖に顔がゆがむ。
「お〜い。涼ちゃ〜ん」
その時、廊下から若井の俺を探す声が聞こえてきて俺は咄嗟に大声を出す。
「若井!助けて!」
慌てて口を塞がれるが必死に叫ぶ。
「お願い!助けて!」
ガチャガチャとドアを回す音が聞こえるが鍵がかかっているようで最初は開かなかったが、次にドンっと何回か体当たりする音が聞こえて扉が開いた。
「どうしたの?涼ちゃ…。おい!お前何してんだよ!」
飛び込んできた若井がのしかかられている俺の姿を見て、思いっきり男を蹴り飛ばすと吹っ飛んで壁に激突して気を失ったようだ。
「涼ちゃん、大丈夫?あいつ何者?」
若井は慌てて俺を抱き起こして男を睨みつける。
「なんかプロデューサーだって…。呼び出されてお茶飲んでたらいきなり襲ってきて…」
若井の腕を必死に握りしめて震える。怖かった…。ホッとした途端にポロポロと涙が溢れ出す。
「とりあえず別の部屋に行こう。立てる?」
「それが…お茶に何か入れられたみたいで足に力入らない…」
それを聞いた若井は殺しそうな目で気絶している男を睨みつけた。
「後で覚えとけよ…」
そして俺を抱き上げてソファーのある部屋まで運んでくれた。
ひろぱかっこいい!ヒーローだね✨
次はそのまま続きます。