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レン「………」
レンは考え事をしていた
レン(あの二人の絆は…強かった…もし、僕と悠もあんなに強かったら
“あんな事”にはならなかったのかな……)
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コツコツコツコツ………
悠「レン…おかえり……」
レン「悠…うん、ただいま、」
悠「元気ない…どうしたの…?」
レン「えっ、あ、ううん…何でもないよ」
レン「それよりごめんね…傍居てあげられなくて……」
悠「ううん、大丈夫だよ、」
悠「……それより、昔の事思い出してた…何で自分が此処に来たのか…分からないけど…近いうち分かる気がする…んだ…」
レン「………」
レン「………んだよ……」
悠「……え、何て……?」
レン「……っ」
悠「っ!?えっ、ちょっ、なんで泣いてっ!???どうしたの…?」
レン「ゆ、うぅっ…」
ギュッ……
レン「ごめん……なさい……」
悠「………え?」
レン「守ってあげられなくて…助けてあげられなくて…ごめん、なさい……」
悠「…?なんの事?…レンはちゃんと守ってくれてるよ?」
レン「違うの……悠……もう…終わりにしない…?」
悠「…………え?」
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悠「…レン…落ち着いた?」
レン「…う、ん…ごめんね」
レン「変な事言うて………悠……ごめんね………」
悠「もう謝らなくていい……」
レン「………うん、、分かった………」
ナデナデ……
悠(一体此処は、何処なのか…レンは何者なのか…謎だらけ……)
レン「…………悠…」
悠「ん…?」
レン「……君を守れなくて……ごめん…な…さい………」
悠「え?…あ、寝た…レンは何に対して謝ってるのか分かんない…今守ってもらってる…でも、何でそういうこと言うの…」
悠は泣きそうな顔をして寝ているレン
を膝枕して頭をさすった…
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…あれ…ここ何処だ…………???
……とても真っ暗で静かで落ち着くな……
まるで………世界に一人しかいなくなったみたい…
〈…………ぅ………ゅう………〉
………あれ何か聞こえる?
〈悠!!!!!やだっ逝かないでっ!!!!置いてかないでっ!!!!!〉
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悠「ッハ!!!!」
レン「悠??どしたの?」
悠「あれ……ここ…って、レン?起きてたの?」
レン「ん?うん」
レン「それより……大丈夫かな?冷や汗凄い…悠も寝てたの?」
悠(あ……夢…)
悠「うん、気付いたらね」
レン「そっか、それより!汗拭こ!何か持ってくる!!」
バタバタバタ……
レンは足早に行ってしまった
悠(……あの声は…誰の声だろ…)
〈悠!!!!!やだっ逝かないでっ!!!!置いてかないでっ!!!!!〉
悠(聞き覚えのある声……いや、ないかも……自分はこんなに誰かに心配された事ないから………)
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(タオルを取りに行ったレンは)
レン「悠……もうちょっとかな…………」
ウッッ……グスッ……フッ……フェッ……ッ……
レン「や……だ…やだよ……僕悲しいよ…」
レン「悠は…悠が……此処に来なかったら……僕はまた……っ…一人ぼっち……」
第17話 終わり