それではどうぞ
🇺🇸はっはっ…
日帝…お前に、謝らないといけないな…。俺、お前との約束全然全う出来なかった。
🇺🇸くっ…はぁっはあっ…
お前は…俺との約束をずっと待っていたんだな…。
走り続けているからか、肺が痛い。息をするのが難しい。
だが俺の足はいっこうにも止まらない。
目的の場所、日帝の所まで。
🇯🇵…。
🇺🇸日帝、俺お前に渡したい物があるんだ。
☀︎…何だ?
🇺🇸それは秘密だから教えられないな。お前に渡したい物を、今日お前が連れて来てくれたあの神社に埋めてあるから。
☀︎何故?
🇺🇸いちいち聞かなくて良いだろ〜?お楽しみにしとけよ!だからまた次会った時にさ、今俺達がいる丘でお前に埋めたやつ渡すから。
約束だからな!
🇯🇵…あれから70年近く経ってしまった。米国は私との約束を本当に忘れて…
🇺🇸日帝!!
🇯🇵…なかったな。
…いた!日本…いや日帝!やっぱこの丘だった。
🇺🇸…日帝!
俺は息を切らしながら日帝に近付いた。
ギュゥッ…
🇺🇸すまないな…あれから結構時間を費やしてしまったわ俺…待ってくれてたんだな。
🇯🇵…別に構わん。お前が約束を守って来てくれたのだからそれで良い。
俺が日帝を抱きしめると、日帝も俺を抱きしめ返してくれた。
🇺🇸…それでなんだが、これ、受け取ってくれるか?
俺は日帝に埋めていた箱を手渡した。
日帝はその箱の中を開け確認すると、少し嬉しそうに笑った。
🇯🇵大事にするな。
🇺🇸おう、俺とお揃いなんだから無くすなよ?
🇯🇵お前と違って私は無くし物は少ないから心配は要らない。
🇺🇸そうだったなw
それから暫く丘で日帝と会話をして過ごした。
…こんなに幸せな事はもう無いだろう。
🇯🇵…そろそろ日本に身体を返してやらねばな。
🇺🇸あー確かにそうだよな…でも何か寂しいな。
🇯🇵何今更な事を…。会える日はまたある。だからそう悲しい顔をするな。
そう言い日帝は俺の頭を撫でた。
🇯🇵…あと一つお願いなんだが、良いか?
🇺🇸何だ?
🇯🇵日本がお前達にかっこいいと言ってもらいたいようなんだが…私は叶えてやれなかったからな。だから日本が目を覚ました後、かっこいいと言ってやれないだろうか?
🇺🇸なんかそんな事言ってたな。まあある意味かっこよかったけど…分かった。
🇯🇵宜しく頼む。
カーカー…
🇺🇸…あーあ。行っちまったか。
俺は空を見上げる。空は綺麗なオレンジ色に染まり、肌寒い風が吹いている。
…ふと横を見ると、そこには日本が横たわっている。
🇺🇸おーい日本!起きろ〜こんな所で寝ていたら風邪ひくぞ!
🇯🇵ん〜…。
何度か揺すると日本は目を覚ました。
🇯🇵…え?アメリカさん?てか何で私は丘に…?
日本は訳が分からないと言わんばかりに驚いていた。
俺はそんな日本の手を引いた。
🇺🇸帰ろうか。
後日
🇯🇵う〜!皆さんどうしたんですか急に!恥ずかしいですってば〜。
🇫🇷恥ずかしくないでしょ。かっこいい日本君〜?
🇬🇧日本さんは可愛いじゃなくてかっこいいですね。
🇯🇵辞めてください〜!
俺は早速皆に日本の事をかっこいいと言うように伝えた。
日帝のお願いだ。今度こそ約束を破りたくない。
🇷🇺おいアメリカ。
🇺🇸ん?何だよ。ロシア。
🇷🇺…いや、お前がいつもより静かだからな…気になっただけだ。
🇺🇸成程〜心配してくれたんだ?
🇷🇺んな訳無いだろう。
🇺🇸ははっ
🇷🇺…ん?アメリカその指輪は何だ?
🇺🇸これか?
ロシアに指差された俺の手には指輪をはめている。
🇺🇸これは俺の大事な奴とのお揃い指輪♪
俺はその指輪をそっと撫でた。
『完』
やっっと終わりました。お話がややこしくなって分からない所があったらすみません。
見て頂き有難う御座いました。
コメント
3件
最っっっっっこう、、、、
ぁぁぁ(´°̥ω°̥`)目から地球全ての海水が目からあ゙あ゙あ゙あ゙
(´ㅍωㅍ`)ヨキカナー チ───(´-ω-`)───ン