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目黒がグループに加入してから半年くらい経った頃から渡辺が気になり出した。
自分にそういう恋愛の趣味はないと否定した。
が、気になる。
まず、渡辺の唄声が好きになった。
次に子供みたいなところがあるが、考え方はしっかりと大人なところ。
前へ前へ出て行くタイプじゃないけどそれが自分と似ている。
ずっと渡辺を想って1年が経つ。
グループにも馴染みますます渡辺に目が行く。
思い切って告白しようか、この気持ちは恋だと思う。
でも、嫌われるかもしれない。
考えられないかもしれない。
一度会って欲しいと告げた。
改まって何だ?
と言われた。
うちに来て欲しいと頼んだ。
目黒ー家の住所送るから来て欲しい。
渡辺ー分かった。
落ち着かない。
渡辺が来るまで部屋の中をぐるぐる歩き回った。
ちゃんと本気だと分かってもらえるだろうか?
不安になる。
こんな弱いのは目黒蓮じゃない。
自分に言い聞かせ渡辺を待った。
ピロリン
渡辺ーもうすぐ着く。
目黒ー分かった。
目黒ーいらっしゃい。
渡辺ーお邪魔します。
目黒ーさ、入って?
渡辺ー何だ?
目黒ーまぁ、ゆっくりして?
渡辺ー気になる。
目黒は渡辺に背を向け話すか考えた。
可愛いと思ってしまった。
目黒ー冗談じゃ無いから。
渡辺ーうん。
目黒ーしょっぴーのこと好き。
渡辺ーはぁ?
目黒ー恋愛対象として好き。
渡辺ーふざけてんのか?
目黒ー真面目な話。
渡辺ーお前より小さいし華奢だし力も弱いけど、俺は男だぞ。
目黒ー分かってる。
渡辺ーどういう頭してんだ!
目黒ー考えられない?
渡辺ー当たり前だ! 帰る!
目黒ー待って!
玄関に向かう渡辺を後ろから抱きしめた。
渾身の力で腕を振り払い、目黒の腕から逃れ殴りかかろうとした。
目黒に腕を取られ、乱暴なキスをされた。
渡辺は目黒の舌を噛んだ。
キスからは逃れたが硬く抱きしめられている。
渡辺ー離せ!
目黒ー嫌だ。
渡辺ーお前、どうかしてる!
目黒ーしょっぴーが好きなだけ。
渡辺ー止めろ! 言うな!
渡辺がどんなに暴れても目黒の腕から逃れられない。
やがて、渡辺は泣き出した。
渡辺ー嫌だっ、離してっ。
目黒ー俺のこと怖い?
渡辺ー怖いっ・・んっ・・。
目黒ーごめん、泣かないで?
渡辺ー帰るっ・・離してっ・・。
目黒ー好きなんだ。
渡辺ーいや・・知らないっ・・。
目黒ーしょっぴーが好きなんだ。
渡辺ーきらいっ・・こんな目黒はきらい。
目黒ー乱暴してごめん。
渡辺ーんっ・・んっ・・。
目黒ー本気なんだ。
渡辺ーきらい・・こわい・・。
目黒ー俺のこと考えて?
渡辺ーかえるっ・・。
目黒はそっと腕の力を抜いて渡辺を解放した。
渡辺は走って家から帰って行った。