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赤緑りく貰って書いてたヤツなんですけどなんか気に食わないので供養します……т т
別の書き始めてますがんばります!!!!!!
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ひまちゃんとギスギスしてる。
きっかけなんて単純。
遅くまで出かけてるのに連絡ないなんてありえない、そう、俺が言い出したから。
「なんで俺の行動お前に制限されないけんの?」
「いや、制限とかじゃなくて…!連絡くらいよこしてくれても良くない?って。…心配になるから」
「すちそんな重かったっけ?笑」
「、ちゃんと話、聞いて。」
「…笑、わりわり、今度から気をつけるな〜笑」
…ヘラヘラしないで。
ちゃんと聞いて。
本当に心配なだけなのに。
…ひまちゃんはもう、俺に気持ちなんて無いのだろうか。
そんな黒い感情が俺の身体を気持ち悪くぐるぐると駆け巡った。
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「おん、笑…あー確かに。
え〜可愛いね。」
リビングで電話をするひまちゃんの、少し離れたところで作業を…する風を装って、電話の内容に耳を傾ける。
相手が男か女かは分からない。
だけど、おかしいくらいにひまちゃんと距離が近い、よねこれ。
さっきからひまちゃん自身も
「かんわい笑…うん。俺もはよ会いたい」
って。
それ、いま同じ部屋にいる恋人にかける言葉なんじゃなないですか。
たとえ男友達だろうと…やっぱりおかしい。
“浮気”という言葉が脳を支配する。
「うん…笑」
いやだよ、
「それな?笑」
いやだ
「…指輪、待ってて」
「ひまちゃん!!」
「っは、え、何、」
気づけば俺は席を立ち、ひまちゃんの元へと足を進める。
引きつった笑みを浮かべる彼の手から、そのスマホを奪い取った。
「何してんの?」
いつもの優しい声じゃないひまちゃんは怖いけれど、お構い無しに勝手に電話を切って彼に詰寄る。
「ねぇ…おかしいよね…っ、」
「何が」
それでも平然と、なんなら呆れたように俺を見る彼に今までにない苛立ちを覚えた。
「…その電話、何、浮気?」
「はあ?」
「おかしいよね?最近ずっとずっと夜遅く帰ってきて、直すって言ってたのに結局連絡もないしさ!!…もう、俺の事嫌いなの?」
「んなこと一言も、」
「言われてないけど……わかるよ。ねぇ、浮気してるなら正直に言って」
「さっきから何言ってんの?笑」
「………もう知らない。俺、出てくよ」
俺の言葉に一瞬目を丸くしたひまちゃんは、その後すぐに、
「どーぞ?」
と言った。意味深な笑みをうかべて。
その時の感情にまかせて、おれはスマホと財布だけ持って後先何も考えず家を出た。
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ガチャ、と音がした。
何かと思えば見覚えのある顔がリビングへ気まずそうに顔をのぞかせた。
「あれー…帰ってきちゃったの?笑」
「ひ、まちゃ、」
「どした?俺にキレて出てったんじゃなかった?笑」
少しずつ俺に歩みよってきたすちは、俯いていた顔を上げて揺れる瞳で俺を捉えた。
少し震える手が俺の服の袖を掴む。
「ぉ、れ、…あんなこと言って、ごめん…」
「急にどしたの?俺が浮気してると思ってたんじゃねーの?笑」
「ちがう、ちがうちがう…!お願い、まだ、すきだから…」
焦ったようにまくし立てる姿は、飼い主に叱られた子犬のよう。
すちが出ていってから2日もたってない。
それなのに、すち自ら帰ってきた。
俺はただいつも通り過ごしていただけ。
急に詰め寄られた時は正直ビビった。
あんまキレてんの見たこと無かったけど、怒り慣れてなさそうで可愛かった。
電話の相手はもちろんこさめ。今回ばかりは心強い協力者ってところ。
誰がすち以外の女に媚びんだよきっしょいな。
「俺、ひまちゃんがいないと、何も出来ない…」
「…うん♡」
やっと気づいた?
お前の全ては俺に管理されてるってこと。
だから帰ってきちゃったんだよね。俺がいないと何も出来ないもんね。
可愛くて可哀想なすち。
気づいてた?
食事のタイミングはいつも俺の帰宅時間に合わせてたからその時間に食べるのが染み付いてるでしょ。
俺がいただきますって言ってからいつも食べ始めるもんね。
俺のいただきますが無いと食事始まんない?笑
習慣化してて知らなかったかもしんねーけど、作業のタイミングだって、風呂のタイミングだって、寝るタイミングだって、
俺が作業をしてない時に作業しはじめるし、俺が必ず先に風呂はいって髪乾かしてもらってから入ってくし、俺のおやすみが合図でお前も寝てんじゃん。
俺が起こす行動がないと色々狂ってっちゃって生きてけなくなっちゃった?
「もう、俺がいないとなんも出来ないね?♡」
「ぅん…ずっと、ひまちゃんといる…♡」
だって生活もままならないんだもん。
ちゃんと俺がお前を管理してあげなきゃ。
もう、どこにもいけないね。
知らないうちに、お前はもう鳥籠の中のお人形さんなんだよ。
1度逃げ出した鳥籠に自ら帰っきちゃなんて馬鹿だけど、そうやって思い通りに動いてくれちゃうから、外に出たら誰に何されるかわかんなくて危ないでしょ?
良かったね、俺で。
「おかえり、すち♡」
「…うん、ただいま!♡」
まあもう“ただいま”が言える日は来ないかも知んねぇけど。
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「!」
部屋で本を読んでいるとスマホが振動して、赤いアイコンが浮かび上がる。
送り主の名前を見て個室に飛ぶと、数行のメッセージが表示された。
「『こさめさんきゅ〜もう大丈夫
あと、指輪のサイズもマジでありがと。ピッタリでしたわ。』…うわ〜すっちー可哀想になってきたわ」
思わず声に出してメッセージを読むと、隣にいたいるまくんが首を傾けてスマホを覗き込む。
見やすいようにこさめが傾けたスマホに表示された文章をよんで、いるまくんもしぶい顔をした。
「『もうすち外も出れなくするかもだからよろー』…って……こいつマジでやばいやん…」
「んね。…なつくんの事だから割とすっちーの意見は尊重しそうだけど、、」
「すちがほんとにこれ望んでるのか…?」
「っていうね」
いるまくんと顔を見合わせる。
「…面倒事には巻き込まれなくねーから極力触れんとこ」
「…こさめもそうする」
そうは言ったもののなんだか名残惜しく感じて最後にすっちーの個室にもメッセージを送ってみる。
彼からメッセージが返ってくることはなく、代わりにメッセージを送った数日後にブロックされていた。
コメント
7件
うおおおおおおおおおお!!!!!!!!(?) 好きです!!とてもかわいい!!とても!!かわいい!! ありがとうございます!!あとこれ没じゃないんじゃね?と思ったんですけど、、、
没じゃないよもー🥹🥹🩷 緑さん犬みたいでもうめっちゃかわいいせいらの性癖にささる🐶💓赫さんもドSと屑混ざった感じでほんとにすき😸🩷 久しぶりの投稿ありがとうございます🥹💯💯💯