⚠自殺に関する事が含まれます⚠
名前は伏せません
初心者による二次創作です
ご本人様には関係ありません
◇それではお気をつけて行ってらっしゃいませ◆
______________
「ねぇひば!パーッとどこか行っちゃわない?こんな世の中僕達が居るのはもったいないよ!」
出来るだけとびっきりの笑顔で言う
『それええな!夕日が綺麗な崖でも行こか!』
「言ったら即実行!行こう!」
『おっしゃ!車出すわ!』
もう僕達を止めてくれる人は誰一人居ない
誰も止めてくれやしない。
ここからはノンストップだ。
昔共に過ごした仲間はとっくに縁を切ったね
まあ理由は簡単に言えばすれ違いってところかな
僕が仲間を売った。そう決めつけられている
初めの頃は何とかして誤解を解こうとしたよ。今となってはもうどうでもいい事だけどね
今どこで何してるか知らないし、知りたくもないってわけ
雲雀の車も昔はあんなに狭かったのに今では随分寂しいな。
寂しいって感じるってことは無意識にあいつらに会いたいと思ってんのかな〜
車を走らせていると雲雀が鼻歌を歌い始めた
「ボカロ?いい曲だね〜」
『あのなぁ俺が知っててお前が知らない曲がボカロとは限らないからな!まあちなむとボカロで合ってるw』
「だよね~wやっぱボカロって良いねぇ….
来世はもっとボカロを聞く人生が良いな…」
『….それが良いと思うで。ボカロって意外と奥が深いからな』
そこからはあまり話さなかった
僕が言った言葉を否定しないってことはそう言う覚悟は決まってるって事だ
「うおーっ良い景色っ!空赤っ!海青っ!」
『ええ景色やなぁ!こんな世界でも捨てたもんじゃないなぁ!』
「そうだねぇ…」
そう言って数分間景色を眺める
「よしっ!じゃあこれで人生も終わりかぁ〜」
『….なぁ本当に終わらせてまうん?』
僕は後ろを振り向かず、手を広げながら叫ぶ
「何〜?直前でビビっちゃった!?僕は覚悟を決めてここに来たから良いよ!ひばりが飛ぶかはひばり次第だよ!」
でも正直僕も怖い。今からでも家に戻りたい。でももうここまで来てしまったんだ。もう後戻りはできない
『そっか。なら俺も飛ぶよ。』
「そう。じゃあさ、来世また会える様に目印決めておこうよ!僕はボカロ聴きまくるし、金髪にする。ピアスも開けてみたいな〜!」
『いっぱいやなw俺は来世でも歌ってたいなぁ〜せや、ホラゲと絶叫マシンに挑戦してみてぇな!それも上から落ちるタイプのな!』
「良いねぇ〜苦手なものに挑戦するのも良いよね!….あ!そうだ!あいつらにもメッセージ送っておこ!えーっとアキラ、セラフへっと…」
『….怖いなぁ、でもこれも人生やな。失敗しても良い。何回でもそこに行けば良いだけだし。』
入力中何か雲雀が呟いていたが、まあそうなんだよねと思って返事はしないようにした
「オッケー!送信っと。そして…おりゃ!!」
そう言って崖の外へスマホを投げ捨てた
「うわースマホ落としちゃったな〜取りに行かなきゃ。そうだ!ひばり着いてきてくれるよな!」
くるっと振り向いて言う
『もちろん。早く取りに行かないとな!』
そう言って肩を組む
「あと3秒で行くぞ!」
『あと3秒!?唐突やなwまあええけどな!」
『「3.2.1!」』
落下中、向かいあった時
おそらく2人して、とびっきり笑顔だったろうな
ぐちゃ。
懐かしい昔の仲間からメールが届いた
仲間と言えるかは分からないが今は関係ない話だ
どうせ許してくれとかそう言うことだろうと思い開こうとはしなかった。
だが、やけに気になってしまい、ついにメールを開いた
〈やあ、久しぶりだね四季凪アキラ君。
急になんだと思っているかもしれないが、別に復縁を求めいているわけじゃないから安心して。
まあもう会うことはないしね。
僕ら、渡会雲雀と風楽奏斗は裏切り者になってグループを脱退した。
ただ、弁明じゃないけど部屋に盗聴器があった事だけ言っておくよ。
あ、もう壊しておいたから安心してよ〜
まあ居場所がなくなった僕らには行く先は”無”なんだよね。
だから昔ながらの方法を選択したよ。
【心中】
この選択が後にどう響くかは知らないけど僕、少なくとも僕らは後悔はしてないさ。
今までありがとうね。
お疲れちゃん、ばいびー by風楽奏斗〉
大きくため息を付く
なぜため息が出たかは分からない。けど、想像以上に大きかったようでセラ夫がビックリして駆け寄ってきた。
無言でメールの内容を見せる
セラ夫はビックリしたようで、そのまま固まっていた。だが我に返り、「盗聴器、探してくる」といって部屋を出て行ってしまった
部屋を見渡すとあの頃の光景が昨日のようなことのように思い出せる。
[なにやってんですか、あの人たちは…]
窓の外は綺麗な夕日が見えた
[また、どこかで会いましょうね。絶対]
ここはとあるテーマパーク
そこで金髪の男性とその友達が歩いていた
〔え?まだ課題やってないの〜?エグすぎw〕
「いや〜だって今回の課題むずかったじゃんよ?普通に」
〔別に?ボカロばっか聴いてるからだぞ〜?ていうかなんでそんなボカロに執着するの?〕
「まあね〜とりあえずテーマパーク来たんだから乗り物乗ろうよ!あ、あれ乗りたい!」
そう言って近くの絶叫の列を見る
〔話そらしたな〜!あ!あの絶叫乗ろうぜ!うわ並んでる人多っ…ってどした?〕
「…..」
一点から目が離せない。あれは、あれは…!
〔誰か居た?…ってあのお兄さん絶対絶叫マシン嫌いじゃんwっておい!どこ行くんだよ!!〕
思わず走り出していた
見た目は全然違う
けど分かる。あいつは雲雀だ。
絶対そうだ。ぼくの中の研ぎ澄まされた感覚がそう言っているならそうなんだろう。
『いや苦手だけど乗らないと行けないんよ!ホラゲだって頑張ってるわ!あ、理由は秘密なー』
『いや、まあ言っちゃうんだけどねw俺さ、ちょっと会いたい人がいてさ、まぁ名前は風楽…
「ひばり!!おい!渡会雲雀!!」
ついさっきまで喋っていたその人物はビックリして凄い速さで振り向く
「僕の事覚えてるか!ひばり!!」
相手はとびっきりの笑顔で
『…もちろん覚えてるで奏斗。今は奏斗やないかもしれへんけど、その言い方は奏斗やなw』
そう言って待機列のロープを超えて出てくる
「変わったけど変わってないな雲雀」
『そっちこそ!ちゃんと言ったことやってるみたいやな!』
「そっちこそ、だなw」
落下中と同じくらい
いや、それ以上に僕らは…
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