テラーノベル
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「えまってなんかいつもより豪華じゃね?」
「来年の分の予算〜とか配慮いらないからじゃない?」
「メタいwww」
赤い提灯が照らす道。
夕暮れの街はどこか諦めきったように清々しい。
「今度こそ焼きそば食べるんだい!」
「やっべ空いてるうちに食べとこ!!」
いそいそと屋台へ向かう。
「「焼きそば2つ!」」
「あいよっ!」
ソースの香り。
賑わい始めた夏祭り。
「うち金魚すくいたい」
「分かる」
「うちでは飼えないからやったことなかったんよね」
「めっっっっちゃ分かる」
「じゃあやろうぜ」
未来と理子は金魚すくいの屋台の前まで移動する。
「おっちゃん、金魚すくい一回!」
「うちも一回!」
「一回300円だよ〜」
チャリン。
理子がニヤッと笑った。
「おっちゃん、うち4号で」
おじさんがニヤリと笑い返す。
「よく知ってるね、お嬢ちゃん。おじさんの負けだよ」
ピンとこない未来が、理子を見て一瞬で理解する。
「なぁるほど。じゃあうちも4号がいい!」
「はいよ」
渡されたポイを手に持つ。
「勝負だよ、未来!」
「望むところ!」
「よ〜い!」
「「スタート!」」
理子はひょいひょいとすくっていく。
対する未来は少々もたつき、3匹すくったところでポイが破れた。
「あ〜!」
「22対3。うちの圧勝だぜ☆」
理子のカップには数え切れない金魚。
「22匹持って帰るん?」
「んー、いいや。うちこいつら幸せにできないし」
「え、君高校生だよね?」
「うちは3匹持って帰ろかなーと思ったけど理子の意見も一理あるな」
「君ら人生何周目なの…」
「じゃあねおっちゃん」
「ばーい」
※その後、射的で未来が圧倒的強者感を見せつける。
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