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お袋が家を出てから10日経った。 俺はいつも通り学校に行ってはサボっている。そしてサボりと共にやって来るものがある。 「よう、オカマまたサボりかよw」
「本当変な格好すんな~w」
こいつらだ、まぁ俺の格好が学ランにスカートを履いているから言われるのも無理はないけど俺はそんな悪口気にしてないがこのだる絡みにはうんざりしている。そんなに気持ち悪く思うなら絡まなければ良いのにと俺はずっと思う。 「そうだよ言ったろ?俺は体育と保険の授業以外は出ないって」と楽観的に言うそしてそいつらが屋上から出ていくと俺は改めてスマホを見ている。ゲームもするが一番良くするのはお金を稼ぐ仕事を探すこと、お金さえあれば兄貴や俺達が困ることなんて無くなる….と言っても中学生が働けるところは少ないだからいつも諦めていた。先生にもサボり過ぎて何にも話さなくなった。教室にも行かないから自分の席がどうなってるかも知らないしとにかく俺は屋上で時間を潰していた。
「ただいま」とドアを開ける。「お帰り~」と怜が言う「あれ?兄貴は?」と聞くと「兄さんなら買い物に行ったよ。さすがにご飯も無くなってきちゃったらしいから買い物に行ってくるって」と言う毎回お袋が渡す金は12000ぐらいでこれで12日間ほど家空けるって結構酷い額だでも金遣いが上手い兄貴ならなんなく困らず暮らしていける。 「零見て!今日は漢字5つ覚えたんだよ!すごいでしょ?」と嬉しそうに言う「すごいすごい」とめんどくさそうに言うと「むー!絶対思ってないでしょ!」と頬を膨らませて怒っている。 するとガチャと言う音を立てて扉が開く「お~どうしたそんな玄関の前で」とスーパーの袋を両手にいっぱい持っている兄貴が帰ってきた。 「あー!零また傷増えてるじゃん!また喧嘩して帰ってきたなー?今でも傷が酷いのにこれ以上傷増やして!」と怒る。「向こうから喧嘩売ってきたんだもん」と言っても馬鹿にしてきたから殴り合いと言う形になって傷を作ることは話さなかった。
たとえ悪口言われたって喧嘩売ってきたって怒られたって俺はなんとも思わないし気にしないよ….
そう思いながら俺はリビングに向かった