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いちごバナナスムージー
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耀聖(ようせい)
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何も言えなかった。
ただ、その光景に唖然とするだけで。
その女の子は私を見つめている。
私もその女の子を見つめている。
その子の目にははっきりと私が映っていて、生きているのだと実感した。
「え、ちょ何。夢?」
夢だと思うけど、夢であってほしくない。
「夢じゃないよ。」
天使の声が聞こえた。
少し低めで、それでいて幼い声だった。
窓からおりて私の部屋に入ってきた。
これが、男だったり、年上だったりしたら私は警察を呼んでいたかもしれない。
その子は、少し年下の中学生くらいで、藍色の目と髪の毛をもった美しい女の子だった。
とにかく可愛くて、女の私でも惚れ惚れしてしまうほどだった。
「あ、えじゃぁ、何?」
呂律がうまく回らない。
不穏な雰囲気。怪しげな笑みをまとった少女。暗い夜。
そんな空気が一瞬で消すように、少女は幼い笑顔を見せた。
「天使様でーす。」
おどけたように言う。
それでも、私は理解ができない。
「天、使、、」
納得したように聞こえたのだろうけど、理解不能すぎる。
でも、窓から来たってことは空を飛べたのだろうし、まとっている雰囲気も普通ではない。
私は受け入れることにした。
疑ったって仕方がない。
「どんな天使なの?」
私のところに来たのだから、何かしてくれるのかもしれない。
天使というくらいなのだから、不思議な力を持っているはずだ。
「んー、秘密。」
秘密。
絶対に何かある人が言う言葉だ。
とにかく、天使に会えたということだけで、私の心はほんの少しだけ救われていた。
「どうして、ここに来たの?もしかして迷っちゃった?」
大層な理由がなければ、私みたいな平凡な人の家に来ないだろう。
もしかしたら、道を聞こうとしたのかもしれない。
「あなたに会いに来たの。」
嬉しかった。
天使が私のところに来てくれた。
ん?ちょっと待てよ?
天使が来るっていうことは、私、死ぬ!?
一瞬で頭の中がクリアになった。
「ちょ、ちょっと待って!私、死ぬ!?」
あまりの迫力に気圧された天使は、驚いた表情を見せたあと、呆れた表情を見せた。
「んな、わきゃあない。お迎えに来る天使ばっかりじゃないからね。」
「良かったぁ、、、」
安心して力が抜けた。
どすんと音をたてて腰を落とす。
そういえばと聞いてみる。
「あなた、名前は?」
少女は私に手を差しのべて言った。
「あなたは?」
逆に聞き返された。
「愛季。、、、水野瀬、愛季。」
少女は、あき、と刻むように包むように子供のような笑顔を見せた。
そして、私の手を取って言う。
「私はテンだよ。天使のテン。」
そのとき、何かにくるまれて暖かい気持ちになった。
本名なのかはわからないけど、これから大切にしようと思った。
テンという名前と、愛季という名前を。
コメント
1件
はわわわわ!!天使が窓から来た!?!?🪽✨ しかも「あなたに会いに来たの」って……もうその時点で心臓持ってかれた😭💕 テンちゃんの「天使様でーす」っておちゃめな感じと、愛季の「私、死ぬ!?」ってパニックになるギャップが可愛すぎるwww 藍色の髪と目とかビジュアルも完璧すぎて、もう推すしかなくない!?次の話も待ってるよ〜!!🌸