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コメント
4件
初コメ失礼します... 神です!尊敬します...!(語彙力無し)
控えめに言って神、
『御用改めである。真選組だ!』
バンっという。大きな音を出しながら扉を真選組鬼の副長土方十四郎が開ける。その横にはバズーカを持った沖田総悟さらにその後ろには、隊士が沢山いる。
『坂本辰馬はいるか!』
土方がズカズカと薄暗い部屋を歩いていく。
その奥に立っていたのは坂田銀時だった。
『あ?なんで万事屋がここにいんだァ?』
土方が坂田がいる方へコツコツと歩いて行く。
『おい、万事屋。坂本辰馬という男見なかったか?』
土方がタバコを吸いながら坂田に問いただす。
『……に……』
坂田が言った言葉に土方は聞き取れなかったのかあ?という。
『俺と辰馬の家に入ってきてんじゃねぇ!!』
坂田はそこにあった小型ナイフで土方を切りつけようとする。
そこへ沖田がバズーカを放つ。バズーカの衝撃音が狭い部屋に響き渡る。そこには避けた土方の後ろに坂田が立っていた。
『土方さん!後ろ!』
いつもは土方を嫌っている沖田だが、本心では慕っているのかさなかか分からないが土方の名前を呼ぶ。
土方は沖田の声に反応し後ろから、ナイフを突き刺してきた坂田を避けきった。土方は坂田を沖田に任せ、奥の部屋へと入っていく。
『おい、坂本はいるかァ?』
土方は扉を行き良いよく開け、奥へ入っていく。そこには蹲りながら謝り続ける坂本が居た。坂本は、裸で酷く傷ついており、至る所に傷があったり、血が出ていたりしていた。
謝り続けている坂本の声は酷く掠すれていた。
土方は、自分が着ていた隊服の上着を坂本に着させる。
そして、ポケットから出した無線で外側に連絡を送る。
『坂本辰馬は保護した。其方はどうなった?』
土方は坂本をちらちら見ながら言う。
ー『土方さん、旦那確保しましたでぇい』
沖田は気だるそうな声で言うがちゃんと任務を遂行したようだ。
『おい、立てるか?』
土方は坂本に手を差し伸べ言う。
坂本はまだ怖いようで震えたまま、そこを動かそうとしない。
土方は困ったなと小言を漏らす。
『すいませんぜよ。お願いだから殴らないでください。』
と坂本は掠れた声を震えさせながら言う。
『安心しろ、殴らねぇよ』
土方は坂本の頭を撫でる。坂本は安心したのか、体が震え無くなった。
『立てるか?』
土方は坂本に聞く。坂本は頭を小さく上下に振り、土方の手を借りて立った。
久しぶりに歩いたのか、坂本の歩き方は覚束無く、産まれたての子鹿の様だった。土方はそんな坂本を見兼ねて、肩を貸す。
『おい、沖田そっちはどうだァ?』
奥に居た沖田に聞く。沖田は振り向き、パトカーの方を指を指し、応える。
『旦那はちゃんと捕獲しやしたァ。どうしますか土方さん』
沖田の応えに土方は即答した。
『犯罪者だちゃんとしょっぴくぞ。』
土方は、坂本と一緒に歩き始める。
土方は坂本をパトカーに乗せ、屯所へ向かう。
屯所へ着いた土方達は、坂田を取り囲みながら取調室へ向かう。坂本と山崎、沖田が屯所の空き部屋に通された。
〜空き部屋〜
『で、坂本さんなんであんなとこに監禁されてたんですかァ?』
沖田が服を着替えた坂本に聞く。
『そ、その……銀時に別れよって話したら─────────』
坂本は震えながらいつもの訛りのある声とは程遠い標準語で話す。沖田の横にいる山崎は二人の会話を紙に書いている様だった。