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12月25日クリスマス。
待ち合わせ場所はいつもの公園、白い息がでる程外は寒く思わず縮こまって身震いしてしまう。
「ちゃんと来るよね…」
なんてったって去年のクリスマス は喧嘩でドタキャンをされてしまったのだから。
普段約束を破ることの無い彼だからこそ余計に不安になってしまう。
「まさかまた…?!」
10分も遅刻、普段だったら許すけどこんなに寒くて雪が降る中10分も待たせるなんて許せない来たら一発殴ってやる!
するとほっぺたに何かあったかい感覚がする。
『わりぃ遅れた、スーパー混んでてよ』
「三ツ谷!」
彼はまだ温もりのあるココアを私に手渡す。どうやら寒いから買ってきてくれたようだ、私の好きなココア…許してやろう
『ほら、行こーぜ』
「うん!」
『うわー、やっぱり人多いな』
「そうだね〜」
私たちがやってきたのはイルミネーションやはりクリスマス当日だということもありカップルであふれかえっている
『はぐれないように気おつけろよ 』
「うん」
軽快なクリスマスの音楽流れる中とあるイルミネーションを見つける、思わず三ツ谷に声をかける
「ねぇ、見てあれ!」
「私たちも…!!」
三ツ谷がいない
どうやらはぐれてしまったようだ、あんなに注意して周っていたのに
「どうしよう…」
とりあえず近くのベンチに座ってケータイを開いてみた…けど人が多すぎて電波が悪い、電話をかけようとした見たけどなかなか繋がらない
「なぁお嬢ちゃん1人なら遊ばな〜い?」
ああやばい…チンピラにまで絡まれてしまった…とりあえず無視を続けその場を離れようとするがついてくる…なかなか身を引いてくれない面倒くさいタイプの人だ
「ねぇねぇ、無視しないでよ〜」
やばいこれ以上は耐えられないかも、
助けて…三ツ谷くん
そう心のなかで助けを呼ぶ。すると上から声が聞こえてきた
『おい、俺の女になにしてんだよ…!』
三ツ谷くんだ…あぁ、やっぱりこの人はヒーローなんだ。私がピンチの時にいつもいつでも駆けつけてくれる…私だけのヒーローだ
チンピラは三ツ谷の圧に耐えかねてそそくさと逃げていく
『ごめんな…俺がもっと注意してれば…』
「そんな事ないよ!私のこと助けてくれたし」
「…ありがとう、大好き。」
そっと彼の頬にキスをする…頬を赤らめてこっちを見る三ツ谷くんがなんだか面白くて笑っちゃう。これでも勇気を出した方なんだよ?笑
なんて思ってたら目の前が暗くなる…どうやら三ツ谷くんにキスされたみたい…唇に…
『仕返しだよ笑』
イタズラっぽく微笑む君に頬が緩む
あぁ、やっぱり大好き!そう叫びたい気持ちを落ち着かせる。
「も〜!」
『ははっ、ごめんって笑』
「仕方がないから許してあげる!」
強気に言ったけど内心は心臓がバクバクして今にでも心臓が飛び出そう。
『ほら』
三ツ谷くんは手を差し伸べる
『手、繋いでたらはぐれることも無いしあったけーだろ! 』
私は彼の手を迷わず手に取る
「もっと見て回ろ!」
はしゃぐ私をみて微笑む君。
やっぱり大好きだなぁ…
今すぐ抱きつきたいけど今は我慢するよ、
君の手の温度を感じながらこの幸せを噛み締める。
この幸せが続きますように!
fin
ご視聴ありがとうございます。
クリスマスということでイルミデートの小説を書いてみました。初心者なもんで不慣れな部分もありますがそこは生暖かい目で見てくれて大丈夫です!
皆さんはクリスマスを一緒に過ごす人はいますか?私は…まぁ置いといて。
良かったら♡&コメントください!