テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#だざむ
りつ
13
41
21
35
「あぁ~…最悪だよ、中也と任務なんて。」
太宰は来客用のソファに寝転がりながら、そう嘆いていた。
探偵社とポートマフィアとの合同任務が決定したらしい。
「おい太宰。そろそろポートマフィアが来るぞ。準備しろ」
「準備することなんてないでしょ、じゃ、そろそろ入水に~…」
「行かせるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
そのとき、バン!とドアが開いた音がした。
「おい探偵社!邪魔するぞ」
「げ…」
「久しぶりだねぇ太宰君。こうして合同で任務をこなすのは、Qの奪還時以来かな?」
「太宰さん!!!今日こそ僕の力を…」
「一気に喋らないでくれ給えよ。…あと、中也はいつも通り小さいね」
「あぁん?」
「会議室はこちらです。社長達は既に待っていますので…」
そういって、事務員の春野さんが会議室まで案内する。
「太宰。俺達も行くぞ」
「えぇ~、やだよ~」
「良いから早くこんかこの唐変木!!」
国木田side
「ーーーーーーという訳で、今回殲滅する組織は、互いに利害が一致するとのことで、合同となります。」
俺が任務についての説明をする係となった為、会議室のホワイトボードの前で話す。
ーーーーが。
「くにきだくーん、別に合同じゃなくて良いとおもいまーす」
「お前は黙らんか!!!」
やはり此奴は会議に参加させない方がよかったのかもしれん…
……が、始まってしまっているのだ。今から退場させる訳にはいかん。
そう思い、俺は任務の説明を続ける。
「ーーーーーその組織は、4年前なんらかの組織に殲滅されていたが、生き残りがいたようで、その生き残りで又新しく組織を立ち上げたようです。」
「……。」
どうしてか分からんが、太宰が‘‘4年前‘‘という単語に反応した気がした。
…が、気のせいだろうと話を進める。
「そして、その組織の名ですが…。」
自分が持っていた資料に書かれている組織の名を、読み上げた。
「………ミミック、と言います」
「…え」
その時、太宰が目を見開き、こちらを見ていた。
「…まって、なんて、いったの、今」
「?どうした太宰。ミミックだ。」
その言葉に、ポートマフィア首領もピクリと反応していた。
「……」
「…ミミック、ねぇ…」
「何か知っているのか」
そう声をかけたのは社長だった。
「えぇ。昔、うちの部下が殲滅した組織ですよ。
あの時は、心が痛んだよ。
なんたって、殲滅した部下が死んでしまったからね。
仕方がなかったことだが、首領として面目が立たなかったよ。
あの部下のためにも、今回の合同任務はーーーー」
ポートマフィア首領がペラペラとそんなことを語り始めた。
…そのとき、言い終わる前に、太宰が机を叩きつけながら立ち上がった。
「!?、おい、太宰ーーー」
「仕方が、なかった?」
「あなたが、殺したんでしょう」
「私は殺してなんかいないよ?」
太宰は、光を失った目でポートマフィア首領を睨みつけていた。
「心が痛んだ?そんな虚言聞きたくもない!!!」
「あなたが、異能開業許可証欲しさに織田作を殺したんでしょう!!」
「おい太宰、落ち着…」
「あの部下の為?あなたにとって、織田作なんて使い捨ての駒でしかなかった!!!」
「だからあなたが、子供たちの居場所を伝え、織田作にミミックへ、ジイドのもとへ行かせた!!」
「あれは織田君が自ら行ったんじゃないか」
「それはあなたが…っ!!!」
「太宰さん、落ち着いてください!!」
そう声をかけたのは敦。
「っ…!…嗚呼、ごめん」
「……一つだけ云わせて貰おう、太宰君。私は君のやり方を真似しただけなのだよ?」
「………………っ」
「だ、太宰さ……」
「………国木田君、会議止めてごめんね。続けて。」
「あ、嗚呼。………」
コメント
1件
おー!!りつさん新作読んだよ〜!!🥺💕 もう最初から最後までドキドキが止まらなかった…太宰の「仕方がなかった?」ってとこ、目がマジで死んでて怖かったし、織田作の話出てきた瞬間泣きそうになった😭💔 中也との軽い掛け合いと重い過去の対比がエモすぎるよ…!続きが気になって今夜眠れないかも……りつさんマジありがとう!!次話も楽しみにしてるね🌸✨