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ある昼間のこと
中也「おっ、玲夏アヤメ、」
中也が軽く声をかけてきた。
花梅「うるさいですよぉぉぉ?」
少しキレ気味の花梅は、必死に殴りたい衝動に耐えている。
「なぁ」
中也が少し低めの声をかける。
「?なんですか」
中也「ポートマフィア、遊びにこねぇか?」
花梅「遊びに?嫌ですよ不信感マシマシです。」
中也「あの、言いにくいんだがうちの組織にも手前のファンがいてな、、、うるせぇんだよ。玲夏アヤメと会った話し後から」
花梅「は?」
思わず出た声。中也はどうした?と事もなげに訪ねてくる。
花梅「何教えてんだよこのばーか!」
中也「悪ぃ悪ぃ笑」
花梅「笑うなよぉ!?」
中也は、静かに目を細める。
「ま、とりあえず__来てもらうわ」
重力操作であっという間にポートマフィアに来てしまった。
〜首領室〜
森「この娘が、、、玲夏アヤメ君、かい?」
森が重苦しく口を開く。
中也は、帽子を手に持ち、いかにもな敬意を示す行動をした。
中也「はい、そうです。」
エリス「貴方がアヤメね!」
花梅は、だんだん赤く染っていく耳を隠そうともせず中也の胸ぐらを掴んだ。
花梅「どういうことだよ何玲夏アヤメ浸透させてんだカツツツスがよぉ」
(中也推しの皆さん本当にすみません)
中也「あーすまん」
花梅「抑えろ私」
気を取り直して、花梅は軽く微笑んだ。
その時、ちょうど首領室の扉が開いた。
森「嗚呼、紅葉くん。」
紅葉「ツ!?鴎外殿、これは一体どうしたことで、、、?」
森は、にこりと感情の読めない微笑みで、中也君が連れてきてくれてね、と答えた。
紅葉「__い。」
紅葉が何か呟いた。
よく聞き取れなかった花梅は、聞き返そうとした。
その前に、
紅葉「愛い!」
花梅「えぇー、、、」
花梅は、紅葉に抱きしめられた。
花梅「ありがとうございますー」
紅葉は、愛い愛いと囁きながら花梅に微笑みかけている。
花梅「、、、中原中也。」
中也「まぁ頑張れ」
あやめ は ちゅうや に さつい を いだいた !
紅葉「花梅よ。」
紅葉が優しく呼びかける。
紅葉「此処では其方を愛せる。ポートマフィアに、入らぬか?」
花梅は、ぴたりと硬直した。
花梅「嫌ですね」
花梅は、にこやかに答えたが、声音には殺意が滲んでいた。
紅葉「、、、花梅。配信、してくれぬか?」
花梅は、にこりと笑った。
花梅「猟犬としてお断りします♪」
紅葉「悲しいのう、、、」
紅葉は、悲しげに眉を顰める。
紅葉「こんなに愛い少女を殺さねばならんのは。」
花梅「そういうことですか、」
森は、またもやにごりと微笑む。
森「紅葉君のお願い、聞いてくれるかな?」
ポートマフィアが大量にいる今この状況で、勝つ確率は半分にも満たない。
市民を巻き込む訳にも行かない、
しょうがない、と小さく呟いて、花梅は、森に配信部屋を要求した。