テラーノベル
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トントン視点
ゾムに会った、偶然だ、俺はすぐに構えるが、ここは店だ暴れるわけには行けない、インカムに手を伸ばす…その手はゾムに掴まれたが、力は俺の方が上らしく、仲間に応援の連絡を取ることが出来た
zm「チッ…」
tn「一旦外、出てもらっていいか」
なんて、大人しく出てくれるわけもなく、蹴りを頭に入れられる、しゃがんで避け、店の外へ蹴りだす
zm「ッ…」
俺も店の外へ出る、すると、もうすでに到着していたようで、武器を持った仲間がおり、ゾムを見据えている
sha「こいつ…あの時の!」
kn「…あぁ!確かに見覚えあんな…」
tn「…まず捉えることが最優先や」
俺がそう言うと、シャオロンはシャベルをコネシマは剣を構える、狂犬と呼ぶに相応しい、荒々しい雰囲気を纏っている
zm「クソッ」
一瞬足が止まった、その隙に俺は間合いを詰める、シャオロンとコネシマも一拍遅れて近づく、逃げ道はないと思われたが、ゾムは上に大きく飛び、煙弾を地面に向かって投げる、バッっと広がった煙だが、着地の位置を予測し、手を伸ばした、案の定腕を捕まえることができた、その隙に狂犬二人はもしもの時にと、配布されていた、小型の睡眠薬の入った針を刺す
zm「…!…なっ…」
驚いた声は聞こえたが、地面に倒れた音はしない、つまりまだ、立っている。
煙が晴れてくると、少し足取りが重いが、ナイフを構えている姿が見えた
カキンッ
武器が擦れ合う甲高い音が響く、先程より力が弱く、動きも鈍い、たとえ他の国では強くても、この状態でW国の幹部三人相手に勝つのは不可能だろう、首元に手刀を当て気絶させる、先程の睡眠薬も混じり、背中から倒れそうになっている、コネシマがそれを支える、するとコネシマが驚いた様な声を出す
kn「軽っ…えっ」
sha「ちゃんと食べてんのか?こいつ」
顔を覗き込みながら言う「案外綺麗な顔してんな」とか気の抜けた事を言うので軽く頭を叩く
sha「痛っ…」
kn「取り敢えず連れて行こうぜ」
tn「そうやね」
コネシマがゾムを抱え幹部二人揃って軍基地に向う、かなり目立つ絵面なので、人前を避けながら帰路につく
zm視点
俺は今W国の総統室にいる、周りには幹部と前には総統
何でこうなった
俺はトントンに気絶させられて運ばれたんだろう、ただの何でも屋に何でここまでするのか理解出来ない、今俺は手錠を掛けられ身動きが取れない状態で前に立たされている、いや俺何もしてへんやろ
zm「なぁ…これ外してくれん?」
自分の手錠を指差す、すると総統と思われる人物が
gr「無理だ、逃げるだろ」
zm「…」
流石にバレるか、不貞腐れている俺を気にも留めず、話を進めていく
gr「さて、君をここに連れてきたのは他でもない!ここの軍に入らないか?」
zm「はい?」
gr「喧嘩祭のとき最後に君が戦っていたのはWT国の幹部の一人で、かなり腕の立つ人だ」
zm「えぇ〜」
また、面倒くさいことになってしまった、まさか幹部やったとは、どうりで反応が違うわけだ
gr「この軍に入ってくれるか?」
今の仕事は正直苦労はしていない、任務に寄っては、人を殺すが別に苦ではなく逆に楽しいまである、メリットがあるなら良いけど。……あ、でも今まで転々と拠点を変えていたが、軍に入れば衣食住は保証される。
zm「…いいで」
俺は案外あっさりと答えた、今の仕事を辞めろとは言ってないし…そう答えると総統はニヤリと笑う
gr「本当か!…では自己紹介を、私はグルッペン、この国の総統だ」
tn「知っとると思うけど俺はトントン、グルッペンの護衛兼書記長や」
os「俺はオスマン、よろしくめう〜 」
ht「俺はひとらんらん、ひとらんとか呼ばれてるよ」
ni「兄さんだ、よろしく 」
em「私はエーミールです、よろしくお願いします」
ut「俺は、鬱先生。大先生とか呼ばれとるけどまぁ好きに呼んでや〜」
rbr「ロボロや、よろしくな 」
sha「俺はシャオロン、こっちがコネシマ、二人揃って狂犬って呼ばれとる 」
kn「よろしくな!」
sn「俺は、しんぺい神、軍医をしてるよ宜しくね」
gr「皆幹部だ、今後また増えるかも知れないが今はこのメンバーで行っている…では君の名前を教えてくれるか」
zm「俺は…ゾムやでよろしくな!」
gr「よろしく頼む!ということで君には!テストを受けてもらう!」
zm「テスト?」
tn「詳しく言うと入隊テスト、実力を測る為のテスト、この軍に入る以上受けてもらわへんと色々と複雑やねん」
zm「なるほど」
tn「主に実技と筆記、筆記の方はそこまで求めへんけど最低限が出来てないと失格になる。実技の方は主に、遠距離、近距離での立ち回りなど戦闘に必要な事が求められる…とまぁこんな感じや」
em「ちなみに、審判は私が承ります」
gr「分かってくれたか」
zm「おう、大体分かった」
gr「では訓練場へ、行こうか…」
俺はグルッペンの背中を追いかける
その頃WT国では
shk「彼奴を仲間にする!!」
kr「…何があった」
興奮冷めやらぬ様子で仲間に話していた
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コメント
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最高すぎる続き待ってます!( *´꒳`* )