「さあ蹴散らすよ!」
そのアルアの声で皆の気が引き締まる
そしてそう言いながらコートに入るアルアの目のきらめきは とても眩しい
「他のプレイヤーが
アナタにコンタクトを使用しました」
その声でハッとするアルア
「なっなんで私ヒソカの背中にいるの?」
「君が勝負に勝った途端倒れたからだろう♤」
アルアは元々仕事合間合間で寝るくらいに寝るの好きな人間だ。
修行やカード集めで
アルアは最近眠れていなかったのが理由だろう
「私コンタクト出てくるから!」
そう言って
謎の塔の階段を素早く降りていくアルア
「いいのかい?♧あのまま行かせて」
「うん!ルルは俺たちを命を懸けて守ってくれたんだ。だから疑わない!」
ゴンの言葉でヒソカはキルアの方向をみる
「俺は別にルルが何者でも何も思わねぇーよ
敵だとしても俺らと命かけて戦ったことは変わんねぇーからな」
「ふーん♢」
つまんないのと言いたげなヒソカ
そして勝負が終わりヒソカが居る理由も
なくなりヒソカも階段を降りていく
「ルル?
除念師を見つけたんだ合流できる?」
コンタクトの相手は幻影旅団の1人
シャルナーク
「うん一段階済んだからね
もしかしたらすぐ居なくなるかもだけど」
「それでもいいから1度みんなで合流しよう」
「了解」
その言葉でコンタクトが切れる
アルアは何かを見つけたように 遠くを見る
「気のせいかなあ」
アルアは制約と誓約が解けて
感覚が鋭くなっているので
些細なことでも気になってしまう
「なにがだい?♧」
「わっびっくりした」
「君は僕が好きな女の子と
同じ反応をするんだね…♡」
ヒュンと背筋が凍る
「後ろから来られたらみんな同じ反応するよ」
「そうかなあ」
「うん。」
「じゃあ私みんなの元に戻るから」
「はーいまた会えるといいね♧」
二度と会いたくないなあ
「ツェズゲラ共出てきたか?」
この4人組の男性達は
ボマーと言われる軍団ゲンスルー組だ
「いや猫がいたんだ」
「猫?」
「あぁ」
ここはゲームの中、猫がいる可能性は低い
そんな中猫を見つけたと言っているのは
血濡れた目をしていて金髪の容姿端麗な男性
ゲンスルー組の1人であるハスだ
仲間であるゲンスルー達もハスとは一線を
引いていた。
精霊なような容姿に気まぐれな性格
しかしその裏には残虐さが隠されていることを理解していたんだろう。
「ただいま」
「カードは手にはいった?」
「おかげでな」
「そう良かったね」
そう話しながらみんなで下に降りる。
そして道で
カードの使い道などを話していたそんなときツェズゲラ宛にコンタクトが使用された
「他のプレイヤーが
あなたにコンタクトを使用しました」
「久しぶりだな。誰かわかるか?」
「ゲンスルー!何の用だ」
その言葉でアルアは瞬時に先で嫌な雰囲気した方をキッと目線を向ける
「まずはおめでとうと言っておこうか」
「なんの事だ」
「はははっとぼけてもムダだぜ
お前たちの生命の安全は保証する」
「代わりに一坪の海岸線をよこせ」
アルアはおおよその位置を把握する
しかし
いまいっても意味が無いことは気づいていた
ぶわっと鳥肌が立つ
なにかヒソカのようなイルミのような
狂気のような歪んだもの
アルアは鳥肌が止まらない
ゲンスルー組の話はこうだ
一坪の海岸線と引替えに命の補償という取引
それに応じるなら1時間後にマサドラに
ツェズゲラ一人で来ること
そして来なければ
力ずくでいただくのみだと
何故バレたのか少し考えればわかることだ
私たちが数合わせで呼んだ戦力でなかった者
それかアルアが口論したアスタ率いる人たち
ブックで確認するがアスタ達メンバーは
既にゲーム外か死んでいる表示
きっと死んだのだろう
ゴンは怒りを隠せていない
「ゴン=フリークス俺が相手になってやる! 」
「なっっ」
「いいっ」
「えぇ」
思わず驚きが口にでる
キルア、アルア、ビスケ
「ゴンかガキたち4人組だな」
「75番を持ってるそうだな
ツェズゲラの次はお前らだ」
「それとも今すぐカードを渡しにくるか?」
「お前が今来い!相手になってやる!」
冷静じゃないゴンにみんなで止めにはいる
「わあっうわあっ」
ビスケがゴンの言葉を誤魔化すために言葉を発しながらキルアとゴンを抑える
「ツェズゲラあっちでやってくれ!」
「ガキの方が手っ取り早いじゃないか?」
「一坪の海岸線も分け前で貰ってるだろうし」
そうゲンスルーに意見する
「ご馳走様は最後に取っておくものだ」
そしてゲンスルーに
聞いていたはずの質問を割って入るハス
その言葉には興奮が詰まっていた
双眼鏡でやっと見える距離だったはずなのに
ゲンスルー組に気づいた
アルアに興味津々なようだ
しかしゲンスルーは普段無口なハスに驚きながらもハスを流し 答える
「持ってたとしても
クローンの方だろうからな」
「まずはツェズゲラからだ」
「おい
あの可愛かったアルアはどこいったんだよ」
「ちょっとノブナガ本名やめてって!」
「あぁノブナガこの姿初めてみたの」
そう無表情で問うマチに対して
感情的に返すノブナガ
「そうなんだよ!
俺に最初に会いに来るべきだろ」
「なんでよ」
ツェズゲラと対決するまで3週間
ゴンたちに会いたい人がいると言って
抜けてきたのだ
しかし相手は4人組ということもあり
アルアの参加は必須であるため
ゲンスルー組がゴンたちに襲うタイミングの数日前ぐらいを見計らって ゴレイヌに連絡を貰い向かう予定だ
「ほらルル頭動かさないで」
せっかく綺麗な髪質なんだから整えなよと
髪をマチに整えてもらっていた
ピリッと言う雰囲気がする
「思ったより早い再開だね…♡」
「うわ」
思わず声に出てしまう言葉に
ヒソカは少し顔を歪ませる
「うわっなんてひどいなあ
それはそうと君もクモなんてね」
「うん。」
「なら
ボクもクモにもう少しいれば良かったなあ」
「ヒソカもクモだったの?」
「うん♧」
「クモならボクの好きな女の子にはあった?」
「だれなのか教えてくれなきゃわからない」
「蜘蛛の糸であるアルアって子なんだけど」
その言葉で雷が落ちる
ノブナガは
吹きそうになったのか後ろを向いていた。
「アルアってまだ小さい子だよね?ドン引き」
「恋は常識を破るんだよ♧」
嘘だ。ヒソカは恋だ愛だとなにかに囚われない
全てはオモチャとして見ている人間だ
恋と言う言葉はヒソカにとって人形を踊らせれための餌だという認識だ
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