震える足元
高鳴る鼓動
「…ぁ…あの…さ…」
「どした?んなガチガチに緊張しちゃって…??」
「………すっ…すす…す、///」
「……酢!?!?」
「……!!///…っ…やっぱ言えない!また明日ね!!///」
「…Σちょ!!…元貴!?…気になんじゃんかぁ~~!!!」
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俺には今、好きな人がいる訳で
今日も思い切って告白しようかと思ったけど
本人 目の前にした瞬間
どうも緊張しちゃうみたいで
これで2度目の失敗
告れたとしても友達って言われそうで怖いし
何より嫌われちゃったらギクシャクしてメンバーにも迷惑がかかる…
あぁ…こんなに好きなのに…
告白ってこんなに難しいんだ……
大好きだからこそ
本当に怖いよ
「…はぁ……」
最近ため息ばっかついてんな俺
シャキっとしよう
そろそろ雑誌の撮影から
張本人が帰ってくる///
疲れた顔なんて見せたくないからね…///
藤澤「たっっだいま~!!」
今日もカッコイイ///
スタイリストさんありがとう
涼ちゃん……
大好き大好き大好きっ///
俺の気持ち気付いてよ
藤澤「…!…」
大森「!!///」
…しまった!
目が合って思わずそらしちゃったぁ~…//
目が合ったらニコッて笑って好感度アップって
雑誌に書いてあったのに~~
ちくしょ~…!
藤澤「もときっ」
大森「…あ、はい!!///」
藤澤「えぇ~!?なんで敬語なんだよ~(笑)」
大森「…ごめっ…考え事してたからさっ///」
藤澤「ふ~ん。てか顔赤っ!!熱あんじゃないの?」
―……ピタっ……―
大森「んひ!?///」
涼ちゃんの手が
いま俺の額にある…
急に触るから変な声でちゃったじゃんか///
藤澤「う~ん、熱はない」
大森「………そか///…ならよかった、」
藤澤「ご飯誘おうとしたんだけど、これる?」
大森「……メシぃい!?///」
藤澤「ちょ、声裏返ってるから(笑)…今日の元貴なーんかへーんなのー♪」
そう言って俺のほっぺを
指でツンツンしてくる
…あぁ///もっとして//
じゃなくて!///
大森「メシどこにする?///俺うまい焼肉屋しってるけど」
藤澤「いいね~じゃあ、そこに決定!」
若井「俺は~?」
藤澤「だーめっ♪今日は元貴と二人っきりが良いの。若井はまた今度っ」
…え、うそ
二人っきりが良いんだ
やべ…頭おかしくなりそう///
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店に到着
涼ちゃんはなぜか
個室をたのんだ
藤澤「…いやぁ~…働いたあとの焼き肉は最高だね」
涼ちゃんの笑顔のが最高
なーんてね///
大森「あ、これ焼けたよ~」
藤澤「…食わせて…食わせて♪…あ~ん…」
大森「……え!///…」
食わせて=“あ~ん”して!?
やばっ照れる照れる…///
藤澤「はやく~…あご疲れた(笑)」
大森「…ごめっ…、はい///あ~ん」
藤澤「あ~~ん♪」
―…もぐもぐ…―
藤澤「うんま~!!元貴もほらっ…はい、あ~ん♪」
まさかの俺の番!?///
いや、無理でしょ!
むりむりむりっ!!
大森「恥ずかしいからいいって!!///」
―ガタンっ…びしゃっ!!!!―
大森「うわぁっ!!」
藤澤「あーあ(笑)逃げるからコップ倒れちゃったじゃん…ズボン大丈夫?」
大森「……ぬれちゃった」
うぅ…よりにもよって股間にかかるなんて…
どうやって帰ろう
もう台なしだよ……
せっかく楽しかったのになぁ…
涼ちゃんごめん
藤澤「パンツもぬれた?」
そう聞きながら
おしぼりで俺のズボンを拭く涼ちゃん
股間にこぼれたのに
顔色ひとつ変えず拭いてくれた
なんか拭く力、強い…かも?
大森「…涼…ちゃん?///」
…そんなにゴシゴシ拭かないで…///
気持ち良くなっちゃうよぉ…///
藤澤「う~ん…乾かないなぁ…元貴、ズボン脱がすね」
大森「…へ?……いやっ待って///心の準備がっ…」
藤澤「心の準備??男同士で恥ずかしがんなよ~(笑)」
涼ちゃんが俺のズボンのチャックをおろしてる
大森「…あっ…ダメぇっ///」
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藤澤「……元貴、えっちぃよコレ…///」
俺のボクサーパンツは濡れてアソコに張り付いていて…
あれの形が丸分かりだった
涼ちゃん///
大森「…恥ずかしぃ…///」
俺は濡れたズボンのチャックを慌てて上げた
藤澤「えっと…その…ごめん…///」
涼ちゃん
耳まで真っ赤
てか息荒い??//
藤澤「今日、俺んち来る?///泊まってけよ」
大森「……ずいぶん急だね///」
俺は涼ちゃんの目をしっかり見た
藤澤「真剣な話しても良い?」
大森「……ぅん。なに?」
藤澤「雑誌の撮影前、俺のこと呼び出しただろ?…あれ、何言いたかったのか撮影中もずっと気になって…。だから今日メシ誘ったし、言いやすいように個室にした。…どういう意味か分かる?」
大森「……ぇ?///」
藤澤「…期待しまくってたってこと」
これは…夢?
大森「…じゃ、じゃあさっきの拭き方は…?///」
藤澤「ゴシゴシ拭いたのはもちろんわざと(笑)」
大森「……りょ…涼ちゃんの、ばか!///」
藤澤「元貴が色っぽく、涼ちゃん///なーんて言うから、思わずチャック下げちゃったしね~(笑)」
大森「もぉ!///…涼ちゃん大っ嫌い!」
藤澤「え、嫌いなの~?(笑)」
俺の気持ち知ってて
超イジワル
大森「……違うょ…嫌いじゃなぃ…///」
藤澤「…じゃあ、何?…」
大森「……すき///」
やっと言えた
この言葉
藤澤「ありがとう。俺も好き…///」
大森「……ふぇ?///…」
藤澤「嘘だ。って顔すんなよ(笑)」
大森「…いや…あまりにも急展開すぎて、頭が真っ白」
藤澤「嬉しくないの?///」
大森「嬉しいって!!///」
藤澤「まぁ俺の部屋でたっぷり語ろうか(笑)…今日は俺のおごり~♪行くよ!元貴」
大森「…うん!… ちょっと待って//腰がぬけて立てない///」
藤澤「…Σはぁ!?」
大森「ぉんぶ///…」
藤澤「うわ///その上目遣い卑怯!」
涼ちゃんに背負われながらなら
ズボン濡れたのも周りに見えないね(笑)///
ただ、お勘定の時は涼ちゃん耳真っ赤だった
藤澤「この子酔っちゃって~なんかすいませんね///」
店員「(酒頼んでないのになぁ…;)4600円になりまーす」
えへっ///
首から良い匂いする
だぁいすきっ
涼ちゃんの背中に安心して
いつの間にか寝ちゃってた俺…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
藤澤「もーときっ…起きろ…俺の部屋だぞー」
うっすらとする意識の中で、柔らかいところにいることを認識する
たぶんここは涼ちゃんのベッド
ベッド………
ベッド~~!?!?///
目を開けると涼ちゃんの顔が近距離すぎてビックリ
しかも目を閉じて
唇つきだして
藤澤「起きないならチューしちゃうからな~…ん~///」
大森「ちょっ!!?///やめろ!!」
―…ドスッ!!…―
藤澤「いったぁ~!!(笑)」
俺は思わず涼ちゃんを突き飛ばしてしまった
笑いながら痛そうに腕を押さえる涼ちゃん
大森「ご、ごめっ!…痛かった?;」
俺がしゅんとなって謝ると
藤澤「腕おれちゃったじゃんか~。毎日元貴にご飯食わしてもらわないとね(笑)」
なーんて冗談を言って安心させてくれた
優しい///
てか涼ちゃん お風呂上がりの良い匂いする
藤澤「あ、そうそう。風呂入ってきなよ。焼き肉したから煙り臭いまま寝るの嫌っしょ?」
大森「うん///ありがとう」
そして俺は藤澤家の風呂を借りることになった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
―…ちゃぷんっ…―
「…はぁ///」
何だか胸がキュンとくるしい
恋ってこういうことだ
口が勝手ににやける///
両思いってことは
これから付き合うんだよね…
涼ちゃんとデートしたり
…ちゅ…ちゅうとか…///
うっ…恥ずかしーから
妄想やめやめ!///
呼び方だって…
大森「りょ…りょうか///…」
下の名前呼び捨てにしちゃったり
てか、今日はどこで寝るんだろ
いきなり添い寝?
寝れないの決定だな///
どうしよ
熱くてぼーっとしてきた
変なこと考え過ぎちゃったのかなぁ…?
たすけて
りょうか…
―…ガチャン!…―
藤澤「元貴!?ねぇ!のぼせてんじゃん!」
―…ジャプン!!…―
俺は素っ裸で涼ちゃんに抱え上げられ
お湯をしたたらせながら
涼ちゃんの部屋に運ばれた
大森「…ん…うぅ……」
バスタオルを敷いたベッドにおろされ
頭や身体を拭かれた
藤澤「水のむ!?…」
水の入ったペットボトルを渡されるが
力が全く入らない
藤澤「…元貴…」
すると涼ちゃんは水を口に含み
俺の唇に口付けた
大森「……!///」
―…チュル…コクン…コクン…―
冷たくて 美味しい…
大森「…もっ…と///…」
―…チュ…コクン…コクン…―
その水が俺には
本当においしく感じた
藤澤「んもー。遅いから心配して見に行ったら、元貴ゆでだこになってんだもん!マジでビックリした!(笑)」
大森「…ごめん…なさぃ///」
妄想して長湯しすぎたなんて
恥ずかしくて言えないや
そういえば裸
…全部見られたし///
それに水だって
口移しだった気が…///
藤澤「もときっ」
大森「…ん?///」
藤澤「無事でよかった」
大森「………りょうか///ありがとう」
藤澤「いきなり涼架かよ///…のぼせてほっぺた赤いから元貴色気全開~(笑)」
大森「!///ふざけんなっ//」
藤澤「………」
大森「……ふっ(笑)…なにこの沈黙」
藤澤「…キスしたい…」
大森「……ばっ///…ばか…そんなん…していいに決まってんだろ…」
藤澤「元貴、大人のキスわかる?」
顎をクイッとつかまれた
狙うようなその目つきに正直ゾクゾクした
胸の鼓動がうるさい
大森「…ぅ///」
藤澤「舌だしてごらん?」
大森「……///」
控えめに舌をだすと
涼ちゃんの熱い舌で俺の舌を舐められ…ちゅっと吸い付かれた
舌に吸い付かれるの
ちょっと好きかも///
大森「…ん……ぁふっ///…」
これが涼ちゃんの…舌…///
大森「…涼…ちゃ…ふぁ///」
藤澤「涼架…だろ?」
大森「…りょう…か…///」
―…チュプ…ピチャ……ピチャ…チュプンっ…―
これが…おとなの…きす…?
きもちいいよ///
もう涼ちゃんしか考えられない
俺の身体のバスタオルが
床に滑り落ちていった……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
涼ちゃんの舌が俺の口の中で暴れてる…
大森「…ふぁ…ん…///」
俺からも舌を絡めるけど
うまくいかなかった…
けど涼ちゃんは俺をぎゅっと強く抱きしめてくれた
藤澤「俺の舌…おいしい?」
大森「…ぷはぁ///…ぅん」
―…チュプン…―
涼ちゃん…
…もっと///
藤澤「元貴…こっちグチョグチョ…」
大森「…ひゃあぁ///…うぅん…んひっ…」
…そうだおれ
ぜんらだ…///
藤澤「もときっ…」
涼ちゃん
きもちぃよぉ///
大森「…んっ…んふぅ…はふ///」
藤澤「しごくたびに、ぐちゅぐちゅいってる」
大森「…おねが…ひん…///…もうゆるしてぇ」
藤澤「可愛いからもっと触る~(笑)」
大森「…うあぁ…でちゃっ///」
藤澤「だしなよ、元貴」
大森「……ん!!///」
―……ビュクン!…ビュクン!―
気持ちい…///
藤澤「たくさん出たね」
大森「…ごめっ…手に出しちゃった…///」
藤澤「可愛いから許す~(笑)」
大森「……ばか///」
大好きだよ…
涼ちゃん…///
―end―
コメント
2件
ぅゎあぁあぁぁあぁぁぁ‼️最高すぎる😭👏✨元貴くん可愛い♡次回も楽しみにしてます(*^^*)