こんにちは
早速どうぞ
⚠注意
少しナチ日帝です
何でも許せる方のみどうぞ
日帝「〜♪」
私は、病室のベットの上で
編み物を使い、ナチスさんの
マフラーを作ろうとしている
日帝「…喜んでくれるかな…」
そんな、期待を胸に膨らませ
ナチスさんが、来る時間を待った
コツコツ…
ナチス「…」
(えっと…日帝の病室は…)
ナチス「…!」
(あそこだな…!)
コンコン…
ナチス「日帝。待たせてすまない」
『あ、どうぞ!入って下さい!』
ナチス「嗚呼…」
ガラッ…
日帝「こんにちは。ナチスさん」ニコッ
ナチス「こんにちは…」
(今日は、日帝の機嫌が良いな…
何か合ったのかな…)
日帝「…あの」
ナチス「?」
日帝「こ、コレ…」
マフラーをナチスさんに差し出す
ナチス「!…マフラー…?」
日帝「最近、寒いのでマフラーを
作ってみたんですけど…」
日帝「…どうでしょうか?」
不安そうにナチスの顔を除く
ナチス「…」
日帝「?…ナチス…さん…?」
ナチスは、余りの嬉しさに
思考が停止した
日帝「な、ナチスさん?」
日帝「あの…聞こえてます…?」
ナチス「!!」
我に返ったナチスは
持っていた花束を落としそうになる
ナチス「あ、ありがとう…」
日帝「いえ…大丈夫ですか…?」
ナチス「…何とか、大丈夫だ」
日帝「…」
(だ、大丈夫なのか…?
一瞬、ナチスさんの頭から子犬の耳が
見えたような…)
ナチス「…早速、使っても良いか?」
日帝「あ、はい…」
日帝の手作りのマフラーを着る
ナチス「…暖かい…」✨
ナチス「ありがとう…日帝」
日帝「ナチスさんが喜んで貰えて
良かったです」ニコッ
ナチス「!」
ナチス(幼少期)「…父さん…」
父親「…何だ、ナチス」
ナチス(幼少期)「えっと…僕
父さんの為にマフラーを編んでみたんだよ!」
父親「マフラー?」
ナチス(幼少期)「う、うん!」
ナチス(幼少期)「最近、寒いから
身体には気を付けて欲しいって事で
マフラーを作ったんだ!」
ナチスの手から乱暴にマフラーを
奪う
父親「…」
ナチス(幼少期)「…え?」
訳が分からなかった…
父が、僕のマフラーを破り捨てたのだ
父親「…こんな、下だらぬ事を
してる暇があれば、勉強をしなさい」
ナチス(幼少期)「…はい」
コツコツ…
ナチス(幼少期)「…」
父さんの為に頑張って作った
マフラーなんだけどな…
ナチス「…」
日帝「!?」
日帝「な、ナチスさんどうしたんですか!?」
日帝「何で…涙が…」
ナチス「あ…」
ナチス「すまん…直ぐに泣き止むから…」
日帝「…ナチスさん…」
日帝「…大丈夫ですよ」
ナチス「…え?」
日帝「辛かったら泣いて良いんだよ」ニコッ
ナチス「ッ…!」(泣)
ナチス「ありがとうッ…日帝ッ…」(泣)
日帝「…大丈夫…大丈夫だから…」
ー少し落ち着いた頃ー
日帝「…ナチスさん。大丈夫ですか?」
ナチス「…嗚呼」
日帝「…何か、あったら
直ぐに言って下さいね」
ナチス「ありがとう…日帝…」
(情けない…日帝も病気で辛いのに…)
昔の記憶を思い出すなんて…
ナチス「…」
日帝「…ナチスさん…どうして
急に泣いていたんですか…?」
ナチス「…昔の記憶を思い出してな…」
ナチス「…俺は、赤い瞳を理由に
友達が居なかった…」
ナチス「…母さんは、交通事故で
亡くなった…」
ナチス「…父さんは、仕事人間だから
母さんの葬式にも来なかった」
ナチス「…日帝」
日帝「!」
ナチス「日帝…」
ナチス「…お前は」
ナチス「…俺の、赤い瞳が
恐ろしいと思うか?」
日帝「…」
ナチス「!」
日帝「私は、ナチスさんの
瞳について何も思いませんよ?」
日帝「…貴方の目は綺麗な目です」
ナチス「…日帝」
日帝「…大丈夫…」
日帝「私が、居ますから」ニコッ
ナチス「ッ…」
ナチス「ありがとうッ…日帝…」(泣)
日帝「良いんですよ…はい。ハンカチをどうぞ」
男が泣くなんて、情けないと
思った
だが…日帝のハグは暖かい…
このまま、ずっと…
この温もりに触れていたい…
日帝「本当ですか!?」
医師「はい。来週退院ですね」
医師「辛かったですよね…
良く、頑張りました…」ニコッ
日帝「有り難う御座います!」
(早速、先輩に伝えよう!!)
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら
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