期末試験が終わり、夏休みまで1週間ほど。
それよりも早く休みを 満喫(まんきつ)するために、杏葉たちは遊園地にやってきていた。
「どうするどうする!? なにから乗っちゃうの!? やっぱりジェットコースター系から!?」
「藤堂(とうどう)宗次郎(そうじろう)のわりには、悪くない提案ですね」
「落ち着け。これは準備運動というものをしてから乗らなければ、死んでしまう」
「初めて聞いたよ、そんなこと」
「渡(わたり)くんって、絶叫系が嫌いなの?」
「さ、さぁな」
「ふむ、これは必ず全ての絶叫マシーンに乗らなければならないな」
「おいおいおいおいおい! そいつだけはやめてくれ! 勘弁だ!」
試験からの解放感からか、いつもよりもテンションは高い。
だが、本来の目的は、 杏葉(あずは)が 空太(くうた)としっかりと話すことにあった。
そのために、 弥奈(やな)と********************
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