思った。凛兎なら高ロスシナリオいけんじゃね?
いやいけるわこいつ。いろいろバグってるし
凛兎
HP/56 MP/295 SAN/104(-4)
STR/31 CON/106 POW/150 DEX/70 APP/21 SIZ/15 INT/16 EDU/13
装甲105 + 永久装甲2 DB + 2D6
熱含む火、電気、圧迫、鈍器、貫通武器、爆風、腐食、毒、火器はノーダメ
1ラウンドにHP1D6回復
仮面着用時、物理的・魔術的ダメージはSTR3510の障壁とのSTR対抗ロール成功時のみ有効。飛び道具や弾丸はその1/5のSTRを上回った場合のみ通過する
所持呪文:76個(※書ききれません)
備考:APP21のためマスクもしくは仮面を着用。外した姿を見た者はSAN値チェック1/1D3
クトゥルフ(Cthulhu)
HP/160 MP/42
STR/140 CON/110 POW/42 DEX/21 APP/ - SIZ/210 INT/42 EDU/ -
装甲 21(※超次元的筋肉) DB + 21D6
1ラウンドにHP6回復 SANc 1d10/1d100
鉤爪(100% 1d6+db) 触肢(100% 11d6)
所持呪文:ノーデンスとの接触、夜鬼の召喚/従属以外全て
備考:空間を超えて見守っている。必要であれば空間を超えてやって来てくれる。いつもありがとう
お借りしたシナリオ『お待たせしました、あの子の残機です。』
良く晴れて風の吹く、素晴らしく過ごしやすい休日の朝のこと
あなたは今日、ずいぶんとゆっくり眠ってしまっていたらしい。携帯電話や時計で時刻を確認すれば、午前十時であることが分かる
そして、寝床から起きたあなたの傍では、携帯電話が鳴っている
そう聞きなれない音でもないはずなのに、どうしてだか今日のそれだけは、ひどく耳障りに感じた
🪦)……?ちょっと見てみます
🌕)OK( ᐛ )
非通知設定のようだ。番号が解らないため、相手が誰かもわからない
🪦)こういうの大抵あれなんで出ます()
🌕)よしありがとう
『あ、もしもし。突然すみません。お伝えしたいことがありまして』
🪦)……!?
電話先で受け答えをする声は、いつもあなたが聞き慣れている蒼の声だ。しかし、その態度や口ぶりがいつもと異なっている
『えー、これから少しお話したいことがあるんです。詳しい説明は直接蒼さんにしてもらおうと思って。じゃあ、お電話替わりますね』
🪦)え、えっ……あの……
その人物は、説明にもなっていない一方的な発言を終える。そして、電話が動かされる僅かな音の後に、再度蒼の声がした。電話口でも分かるほどにその声は酷く震え、弱々しい。そう深く考えずとも、蒼が衰弱していることが分かるだろう
🪦)……ぇ、……
💎)りう、はなしたいことがあるんだ。直接はなしたいから、いまから言うところにきて
12時になったら‘‘時間切れ’’になる
できたら……さいごはきみがよかったから
それだけ言って、蒼は以降沈黙する
PL)すみませんリアルSAN値が0です
🌕)いやぁまぁ大丈夫だよたぶん((((
PL)クソウサギガ!!!!
🌕)(´・ω・`)
🪦)な、……なん……どういう……、状況に……
💎)きけん、じゃないからあんしん、して
🌕)もう既に死にそう
……あ、この時点でキツかったらSAN値チェックね
PL)自動失敗なんですけど()
🌕)まぁ蒼って1番最初に出会ったもんね
🪦)ゎ…………ぁ……(;;)
わ、我が子、わがこ、そう、僕の、ぼくの……
🌕)発狂してない?()
電話に対して聞き耳振れます
電話口の向こうで複数人の話声が聞こえてくることが分かる。詳細まではわからないが、話声の様子などから不穏な気配などは感じられない
🪦)……待ってね、すぐ行くからね、すぐ……
家で探索者が準備を整えている間に、情報を得られるものがいくつかある
🌕)探索箇所は時計/テレビ/新聞やスマホニュースなどのメディア媒体です。どうすr
🪦)行けないの!?(;;)
🌕)すぐ盲目になるんじゃない……
時計
時刻を確認する。今は朝の10時を少し過ぎたあたりだ。正午まで、あと2時間ほど
あなたの鼓動は、回る時計の針よりも早く鳴っているように思えた。あの訳の分からない電話のせいなのだろうか。何か、具体的に何とは言えないが、何かがとても恐ろしい
PL)めっちゃSAN値チェックです()
🌕)どうぞ( ᐛ )
PL)ここまで見てくれてありがとうございました
🌕)早い早い早い()
⚫️)……凛兎、発狂してしまったのですね
🌕)……ああ……どうも?ニャル
どうする?このまま気まぐれでどこか行く?
⚫️)そうですね、……いや
面白そうなので付き合ってあげましょう( ^ᵕ^)
🌕)ありがとう()
▼テレビ
テレビを確認する。電源を入れてみれば、朝のニュース番組が流れていた
誰かの家の近くで、不審死した遺体が発見されたらしい。死因も身元も明かされないということは、余程ひどい遺体だったのだろう。あなたの身に、悪寒にも似た感覚が、ニュースキャスターの声に合わせるようにして増幅する
⚫️)このまま行くと彼女の精神も持たなかったでしょう。運が良かったですね
🌕)本当に運が……良いのかこれは()
▼新聞やスマホニュースなどのメディア媒体
「ドッペルゲンガー」について、ニュースや記事にされていることが分かる。自分と全く同じ顔を持つ人物を街中で見かけたとか、友人が同じ場所に二人存在していたとか、信憑性の薄い都市伝説じみた話が、今この街で流行っているようだ。真偽は定かではないが、何となく嫌な予感がする
⚫️)なるほど。あのシャンタク鳥もですか
🌕)察しが良くてたすかるなぁ……( ᐛ )
……精神乗っ取ったままどっか行くなよ()
⚫️)興味無くならなければ大丈夫ですよ( ^ᵕ^)
🌕)(´・ω・`)
家から出れば、いつも通りの光景が広がる
あなたがどれだけ疑念を抱いていようと、焦りや怒りを覚えようと、何も感じていなくとも、今日も日常は日常らしく送られている
蒼が指定してきた住所はそう遠くない場所だ。歩いても十数分程度で向かえる距離にある
⚫️)……私詳しく知らないです。さっき来たので
🌕)にゃるぱわーでなんとかしてください((((
大型倉庫がある場所のようだ。検索するのであれば、数年前までは化学研究系の会社が使っていた倉庫だったようだが、今は企業自体が撤退して使用されていないらしいということが分かる
⚫️)向かいましょうか(((( ^ᵕ^)トコトコ
🌕)よし。その最中に目星
道を行く途中、混み合った道の中を通り抜けた。その中に──全く同じ顔、髪、表情、服装の人物が、少なくとも3人いた。三つ子だなんて言う次元ではない──全くの、同一人物が、そこに存在していたのをはっきりと見てしまった。まるで画像をコピーペーストしたかのような、現実味のない彼らの姿は、すぐに人ごみの中へと消えて行ってしまった。薄気味悪さだけが、妙に頭に残って離れない
SANc 0/1
🌕)そうだね上がるよね君は()
指定された場所にたどり着いてみれば、それは町の中心部から少し外れた場所にある、大型の建築物だった。あまり整備されているような様子はなく、明らかな人の気配も無い
目の前には、倉庫らしき建物がいくつも並んでいる。それぞれのシャッター付近に番号が割り振られているが、どこに蒼がいるのか分からない
⚫️)いえ、2番倉庫に複数いるでしょう?
🌕)神格来るのは予想外なんよ()
倉庫の表シャッターが、中途半端に開いていることが分かる。身を屈めれば入っていけそうだ
覗き込んでも内部は暗く、様子を伺うことはできない。スマホのライトや懐中電灯など、光源で照らしたとしても、光は内部に吸い込まれるようにして遮断されてしまう。どう覗き込んでも暗いままだ
⚫️)なるほど。入りましょうか
🌕)アリガトウ……
2番倉庫に入ると、突如として倉庫の内部に明かりがつく
爛々と照る工業用照明に目が眩み、暫くすれば、ようやく視界が明るさに慣れ始める
コンクリートの地面、高い屋根、外観よりも遥かに広い室内が見えてくる。倉庫と言うには相応しくないほどに何も置かれていないその空間の中央に、ただ一つ、床に転がっているものがあった
──見なければ、そうすれば、全ては始まらなかったのかもしれない
それでもあなたは、それを見てしまった。それを知っていた。地に伏した身体を、力の抜けた四肢を、動かない頭を、瞬きひとつしないその表情を、ひとつ残らず、知っていた
見間違えられるはずも無い、あの子が──蒼が、死んでいる
アスファルトの上に、蒼の死体が転がっている
⚫️)ああ……本当に死んでしまったのですね
🌕)凛兎見なくて良かったね……((((
⚫️)……貴方って無自覚で倫理観抜けますよね
🌕)ん?えっなんの話?()
⚫️)なんでもありませんよ
どこからどう見ても、蒼だ。あなたの目の前、アスファルトの上、四肢を投げ出して横たわるそれは、蒼の死体だ。目立った外傷はないが、脈も、呼吸も、およそ生命の兆候と言えるものは一つもない。見開かれたままの目からは、乾涸びた涙の痕が頬に伝っている
触れるのであれば、その体はひどく硬く冷たい。否が応でも死を実感させる、身のすくむような感触だ
全身の筋肉や関節が硬直している──いわゆる死後硬直が起こっているようだ。恐らくは死後数時間以上が経過しており、死んで間もないと言うわけではなさそうだと感じる
⚫️)……詰めが甘い、と言ったところでしょうか
本人では無いのでしょう?‘‘これ’’
🌕)はいそうです((((
⚫️)……まぁ警戒はしましょうか
彼らは少し厄介ですので
入る前に見た倉庫よりもはるかに広く、大きな空間のようだと感じる。天井は平坦でなく、空間全体が半球を床に被せたような形になっているようだ
巨大なドーム状の空間には、あなたと、蒼の死体以外、何もない。骨の髄まで染みていく程に静まり返ったそこには、呼吸も、鼓動も、足音も、あなたの分しか響いていない
🌕)いやニャルなら気付いてるかこれ
入ってきたはずの倉庫のシャッターが、いつの間にか消えていることが分かる
シャッターがあったはずの場所には、最初からそこには何もなかったとでも言いたげに、のっぺりとした鼠色の壁があるばかりだ。壁は僅かに歪曲しており、天井に繋がってドーム状の建物の一部を成している
それ以外にも、出入り口らしき場所はどこにもない。窓や換気口といったような外部に繋がるような物すら、一つも見当たらない
⚫️)大丈夫ですよ。私ですので
🌕)説得力しか無いのどういうこと( ᐛ )
蒸気式の機械が駆動するような音がその場に鳴り響き、静けさは唐突に破られる
煙の音、歯車の軋み、機構同士のひしめき合う雑音に混ざって、布の裂けるような甲高い音を聞いた。その音と共に、あなたの目の前、彼の死体のすぐ傍の中空に、黒い線が1本走った
空間上に生れ出たその線は、機械の音と共にたちまち膨らみ、その場に浮かんだまま合成映像のような円を描く。人間一人分ほどの背丈の大きさに達したその黒い円形、その奥から静かに歩み寄ってくるものがあった
青藍色の長い髪、鋭い赤い瞳、透明感のある肌
そして、ところどころが宝石にような光沢がある
幼い顔つきの、中性的な男性
それは、正しく
目の前で死んでいるはずの蒼、その人だった
否、僅かに挙動が違う
もしくは表情の作り方、歩き方、呼吸の仕方が違うかもしれない。いずれにせよ、それは非常に些細なことだが、あなたにとっては決定的な違いに見えた。目の前にいる「何か」は、蒼ではない──精巧に過ぎるが、紛い物だと確信する
作り物のように表情の失せた顔で、蒼のようなその人は、ゆっくりと浮遊している黒い円から地へ──蒼の死体の上に、その足を躊躇なく下した。機械たちの蠢く音がすっと消え失せると同時に、その黒い円も弾けるようにして消えていく
あの人に似過ぎた何かが、何者かが、自らの死骸を踏みつけにしながらあなたに歩み寄り、口を開く
💎?)凛兎さんですか?
失礼しました、もう到着されていたんですね
🌕)あっ知らないのかこいつは……
淡々と続ける口は、蒼と同じ形で、蒼と同じ声音を吐き出す
💎?)お待たせしました、蒼の『残機』です
本日から、お世話になります
⚫️)……
仰々しい一礼を挟んで再度持ち上げられた顔は、やはりあの人そのものだった
蒼の残機を名乗る、同一人物のような存在との邂逅により正気を削られる
SANc 0/1d3
🌕)お前マジか((((
⚫️)凛兎の身体で取り乱すのもアレですし
🌕)そっち?()
💎?)今回貴方をお呼び立てした理由は、今後の蒼さんの、『生体としての在り方』を説明するためです
本当は蒼さん自らご説明いただこうかと思ったのですが、この通り……もう死んでおられますので
死体に口なしと言うんでしたか。ですので、これからお世話になる私が説明をさせていただきたいと思います
ああ、お先に何かご質問があればお受けいたしますよ。私に関して、何かご質問は?
⚫️)そうだね……ああ、そうだ
ここで死んでいるのは?
💎?)私こと、蒼です
私たちがご協力を仰いで、お電話差し上げたところまではご存命だったのですが
そのあと突然亡くなってしまわれました。申し訳ありません、まだ人体の構造や機能といったものに明るくないため、詳細は分からないのです
PL)KP。心理学
🌕)はいよー
Secret Dice 🎲
嘘をついているか、何かを隠していると思う
⚫️)嘘が下手ですね
🌕)それ言う?言わない?
⚫️)言いません。面白そうですし( ^ᵕ^)
⚫️)そうなんだね。……じゃあ君は?
💎?)蒼さんの残機、つまるところ新しい蒼です
予備機、コピー、クローン、レプリカ……お好きにお考えください。呼称は関係ありませんが、大体そういったものであると理解いただければ幸いです
⚫️)ほう……どういった原理なんだい?
💎?)あなたに理解できるものではありません
🌕)できるんだよなぁ……( ᐛ )
自らを残機と呼ぶそれは、話を続ける
良い商談でも持ち掛けてくるかのように、微笑んだまま次々に言葉が紡がれていく
💎?)では、そろそろ本題へ移りましょう
先程も申し上げた通り、蒼さんの『在り方』が少し変わるというのが今回のお話の本筋で御座います
⚫️)……
💎?)どのように変わるのかをご説明しますね。今後、蒼さんは『残機制』の存在となります。私たち残機が定期的に入れ替わりながら、蒼さんとして生体活動を続けていくのです
ただ、残機には活動の限界がありまして、数か月、あるいは数年ほどで『型落ち』が来てしまいます。その度に新しい残機が蒼さんと入れ替わり、また生活を続けていく……という在り方に変わる、ということですね
💎?)突然このようなことを言われても、受け入れられないかもしれませんね。ただ、この残機制にはメリットもあるのです。私たちは不死ではありませんが、不老です。不慮の事故、望まぬ事件……そう言った事態が起きたとしても、私達はすぐに代わりを用意できます。残機制になることで、蒼さんは現在のお姿のまま、半永久的に生きることができるのです
⚫️)…………
💎?)さて……先ずは、蒼さんと最も近い関係にあった凛兎さんに、ここまでご説明した内容を……つまり、今後の蒼さんの在り方を認めていただきたいのです
それと同時に、ご協力いただきたいことがあります。これは、あなたにしかできない協力です
私たち『残機』は、まだ蒼さんとして完成しておりません。蒼さんの存在と完全に入れ替わり、社会生活に順応するためには、蒼さん本人のデータ以外にも必要なものがあります。そう、あなたとの……凛兎さんとの関りが、蒼さんを構成する上で、とても重要なのです
💎?)そこでお願いがあります。私はあなたと少しお話して、行動して、それらを通して、更なるデータを収集したいと思っております
お時間はそう取らせません、精々1日程度、お付き合いいただければ結構です。頂いたデータは全て大いに活用させていただき、蒼さんの『残機』として完全な存在になるため尽力したい次第です
あなたが嫌だと仰られても、私たちはどこへでもついて行きます。いえ、失礼……あなたがどこへ逃げ隠れようとも、そこへ行くことができると申し上げた方が正しいでしょうか?
💎?)何度でも申し上げますが、もう蒼さんは死んでいます。私たちの在り方を──蒼さんの新しい人生の在り方を、あなたが認めて協力してくれさえすれば、近いうちに誰も蒼さんと私たち残機の区別など付かなくなるでしょう
あなたも含めて、誰も。そうすれば、蒼さんは生き返ったと言っても決して過言ではないでしょう?
今は多少粗が目立つかもしれませんが、将来的なクオリティは保証しましょう。蒼さんをこの世界に『生き返らせる』のは、他でもない──あなたと、私たち残機の協力関係があってこそ成し得るのです
つまり、あなたができることは二つに一つです
快諾していただき、少しばかりのデータ収集にご協力いただくか、断って私たちに日夜付け狙われながら預かり知らぬところでデータ収集にご協力いただくか
💎?)ご自由にお選びください。そして、今後の蒼さんの生体活動に、ご協力をお願いします
⚫️)……良いよ。協力すれば良いんだね
💎?)大変素晴らしい選択かと。お互いが心地よい関係であるため、最善の選択をされましたね
自分を「残機」と呼んだそれは、わざとらしいほどの笑顔を浮かべてあなたの決断を聞いていた
残機がぱん、と手を一つ叩けば、あなたはいつの間にか2番倉庫のシャッターの前に立っていた
けれど、来た時のように一人きりではない。閉じ切ったシャッターの前に、模範のような笑みを湛えた残機が立って、あなたに手を伸ばしてくる
握手を求めるように、手をつなぐことを求めるように
💎?)ご協力感謝します。私も早く、あなたに蒼として認めていただけるように努力しますね
お伺いしたいことがたくさんあるんです。あなたのこと、それから、私とあなたのこと。このままこの場ですべて話していただくのも味気ないものです。折角ですから、一緒に出掛けてくださいませんか?
蒼の残機は、そう言って笑顔のまま、あなたを先導するように歩き始めた
⚫️)……乗っ取っていられる時間は?
🌕)あと3ターンだね
⚫️)……そう……そうですか
⚫️)1度解放しましょう
🌕)えっ()
🪦)……
🌕)では貴方は1連の流れを全て覚えています
そして外なる神の精神性に触れ、理解してしまったことに対するSAN値チェック(1d10/1d100)
PL)おう不定……僕ずっとニャル様なるの?()
🌕)失敗したんだから仕方ない((((
🌕)貴方は5ヶ月間乗っ取られます()
PL)\(^o^)/
⚫️)本体より動きやすいので楽ですよ( ^ᵕ^)
PL)マジかぁ……()
たぶん乗っ取った時点でマスク外してそう( ᐛ )
🌕)ではAPP21が歩き回ります( ᐛ )
蒼の残機は、街中で行きたい場所をいくつか指定する
全てに行っても構わないし、凛兎(ニャル)が提案/拒否するならば、全く違う場所に行っても構わない
⚫️)……
🌕)幾つか思い出の場所があるね。行く?
⚫️)……行きましょうか
カフェ
街中にある、隠れ家的なカフェだ。人はそう多くないらしく、4人掛けのゆったりと寛げる席へと案内してもらえる。店内の雰囲気はとても穏やかで、心地よい音楽と共に軽い食事を楽しむことができる
「パイレーツ02(ゼロツー)」と呼ばれる配信者が今、ネット上で話題になっている。元から有名な配信者だったが、つい先日、「クローンとの生活」を生配信したことがきっかけで爆発的に視聴者数が伸びているようだ
生配信を見ていたという若者は、口々にこのようなことを喋っている
「アレは本物だよ! 加工でどうにかできるようなクオリティじゃない!」
「いや、有り得ないし。偽物でしょ、生配信ってのも嘘だって」
「ビデオ通話とかしてもらえば分かるかな」
「断られるに決まってるじゃん、どうせ偽物なんだから。『忙しい』とか言われるのがオチ!」
⚫️)君達の仕業なのかい?これも
💎?)配信者のクローンというのは本物かもしれませんが、特に知っていることは無いですね
⚫️)……そっか
💎?)他に残機制の人間がいたとしても、他人の残機同士はお互いに非干渉的ですので
🌕)それでは質問タイムです
💎?)貴方、または蒼の好きな場所はなんでしたか?
⚫️)僕達の?そうだね……
たくさんあるけど……みんなのいるあのアパートが1番好きかなぁ……(※勝手に脳を覗きました)
💎?)そうですか。ではご趣味は?
⚫️)(探索者で)遊ぶことだよ( ^ᵕ^)
🌕)辞めなさい()
💎?)では、凛兎さんは蒼のことは好きですか?
⚫️)もちろん。愛しているよ
⚫️)……?
🌕)肉体が反射で言ったのかもね()
💎)そうですか。蒼は凛兎さんを好いていましたか?
⚫️)そうだね。……2人でいるときはよく頬擦りして来て……暖かくて……、……なんだろ?
🌕)……( ¯ ᢦ ¯ )
💎)……ふむ。では貴方は自分を愛せていますか?
⚫️)?僕は好きだよ
🌕)本人はちょっと否定しそう()
💎)そうですか。では
蒼は自分自身のことを愛せていましたか?
🌕)物凄くわからない質m
⚫️)特別好きという訳では無くとも、それなりには大切にできてたんじゃ無いかな?
⚫️)見てますので、たくさん( ^ᵕ^)
🌕)なるほど( ᐛ )?
★段階1:一つ目の場所を探索し、データを回収できた状態
蒼の「一人称」を獲得する
人間社会への多少の理解を得ており、生活に対して小~中学生程度の理解を示す
デパート
街中にある、非常に大きな商業施設
休日であることも相まって、人の数は随分と多い
日用品店、雑貨店、本屋、服飾店、食料品店、フードコートやゲームセンター、期間限定のポップアップストア等々……様々な店舗がずらりと軒を連ねている。大抵のものはここで買い揃えられそうだ
🌕)どうしてこうなった
とりあえず勘の良い狂信者に見つかってください
⚫️)……邪魔ですね
🌕)そうだ君そういう狂信者苦手だったね( ᐛ )
まぁ人間の常識はよく知ってると思うので暴れたりはしないでください頼むから
⚫️)そうですね。……まぁ人混みに紛れましょう
🌕)ここなら大丈夫でしょう(疲労)
⚫️)はーい( ^ᵕ^)
💎?)では、また質問よろしいでしょうか?
⚫️)……うん。良いよ
💎?)貴方は蒼の過去を知っていますか?
⚫️)そうだね。あの場所で育てて……
(……?……私は……卵を置いていっただけで……)
PL)KPちょっと
🌕)はい?
PL)凛兎のPOW150やん
🌕)うん( ᐛ )
PL)ニャル様は100やん
🌕)そだね( ᐛ )
PL)……精神……あの……逆に乗っ取りが……()
🌕)合わさってきてるのは間違いないね()
⚫️)……あの場所で出会ったんだ
それからだった。あの存在を好いたのは……
💎?)ふむ……なるほど。では貴方の過去は?
🌕)普通に聞くなぁ()
⚫️)(私のも凛兎のも)聞かない方が良いよ
知らない方が幸せなんだよ。この世界
💎?)……?では蒼は知っていたのですか?
⚫️)いや。知る人はそう多くないよ
💎?)知りたがってはいませんでした?
⚫️)それ以上に幸せそうだったし。そんなことを聞くような性格でも無かったからね
💎?)……、では蒼の将来の夢を知っていますか?
⚫️)今まで通りの暮らしじゃないかな
……それ以上は何も望まないような‘‘子’’だった
PL)語部と同じような状況なってんの笑う
🌕)神にとっちゃ大変だけどね()
💎?)……( ‘꒳’ )貴方の将来の夢は?
⚫️)もちろん、あの子と同じだよ
そう簡単には壊させない。……もう二度と
💎?)……貴方が思い描く未来に蒼は存在しますか?
⚫️)当たり前だよ。逆にしないと思う?
PL)※僕の意思です
🌕)だろうな( ᐛ )
⚫️)スタスタ(((((*・ω・)
💎?)……蒼の家族はどのような人達なのですか?
⚫️)僕達のこと?
はたから見れば少し異端かな、変わり者の集まりのようなものだし。だから飽きないんだけど
それでも、親のようなものだからね……あの場所に住んでいるみんな、愛している。本当だよ?
💎?)……そうですか
🌕)これは凛兎の本心?
PL)半分くらい混ざってる( ᐛ )
🌕)なら半分くらいニャルか( ᐛ )
PL)上半分ニャル様で下半分僕( ᐛ )
💎?)では、蒼の友人については?
⚫️)牡丹は比較的友人のような接し方だったね
良い子だよ凄く。自分の欲も上手く制御できるし
手伝いとかもたくさんしてくれるからね
💎?)なるほど。そうでしたか
……蒼は心身ともに強い者でしたか?
⚫️)そうだね。……強い……、そう……かな
⚫️)……いいえ。私の、我々の力を少し見せただけで……脆弱な存在は簡単に壊れてしまいます
我々から見たら十分脆い。庇護欲、でしょうか
🌕)……ニャルラトホテプ。君は彼女であり君自身だ。そしてまた彼女も君であり彼女自身なんだよ
ずっと見てきたんだから。よく知ってるよね
⚫️)………………ああ。……そうだ、護らなければ
⚫️)今回のように、護らないとすぐに終わってしまう
脆く……儚く、大切な命だ。護りたいんだよ
💎?)……
💎?)では、貴方は心身ともに強いのですか?
⚫️)うん。親はそうでないと
そうじゃないと護れないからね。必死なんだよ
💎)……、貴方は人に好かれる方でしたか?
⚫️)人には好かれてないと思うよ
🌕)どっちも言ってるねこれは()
段階2:二つ目の場所を探索し、データを回収できた状態
蒼の「二人称」を獲得する。凛兎に対して独自の二人称や愛称があった場合、それを獲得する
人間社会に対して一般的な理解を得ており、生活に対してもほとんど問題はない。ただ、蒼との独自の習慣や記憶に関してはまだ深く言及できない
公園
休日の公園は人で、特に子供で賑わっている
それなりに広い公園の中、遊具に群がり、互いを追いかけまわし、はしゃいで回る子供たち
そして、それを見守りながら井戸端会議に花を咲かせたり、付き合わされてへとへとになったりしている親たち。中央にある小さな噴水の傍にはベンチがあり、丁度空きがあるようだ
自分の置かれた異様な状況を除けば、実に穏やかで理想的な休日の光景だ
【ひみつの時計屋の噂】
この町のどこかにある時計屋が、異世界に繋がっているらしい
その時計屋にある時計のうち一つに魔法がかかっていて、それを見つけ出すことができれば、時間を操る魔法使いに会える。けれど魔法使いは恐ろしい見た目をしていて、人嫌いだから、魔法使いの機嫌を損ねないようにしなければ怖い目に合う……という噂だ
🌕)そこの残機に聞きますか?
⚫️)いいえ。特にこれと言った興味も示していないようですし……心当たりも無いでしょう
気にしている話であれば、注意していなくても耳に入ってくるんですよ。私に知られたくないこととなれば特に
🌕)なるほど()
💎?)また質問よろしいでしょうか?
⚫️)うん。良いよ
💎?)蒼と、貴方が出会ったときのことです
どのような出会いだったのですか?
⚫️)……出会い……かぁ
PL)えっこれ物凄くあの……ニャルーン……
🌕)凛兎が答えるかニャルが答えるか選べます
脳とか見れるし何より心共有してるし( ᐛ )
PL)まぁ身体は僕だし……こっちで()
🌕)良いよ( ᐛ )
⚫️)宇宙空間だったね。卵を育てろと言われて初めは戸惑ってたんだけど……けど、卵から無事に孵ってくれて、育てているうちに……なんて言うんだろ、たぶん母性?が目覚めたんだろうね
あのときはまだ神話生物に心を開いて無かったんだけど……あの子のおかげで好きになってしまってね
その後、地球に帰るときは別れちゃったんだよね
だけど、自分の意思で戻って来てくれて……凄く嬉しかったんだ。……今度は、無理なんだろうけど
💎?)……、
⚫️)……あまり長くは語れないけどね
💎?)では、蒼との思い出で1番印象深いことはなんでしたか?わからなければ複数でも構いません
⚫️)思い出?……そうだなぁ……
⚫️)一緒にお風呂に入ったこと……かな
💎?)なるほど。そうなのですね
では、蒼に隠していることはありますか?
⚫️)無いに決まってるでしょ
それに向こうからも聞いてこないし。良い関係だね
💎?)ほう……この関係はどういう名前なのですか?
⚫️)……家族だよ
本当の親子では無くても、僕らはそう思ってるよ
🌕)( ᐛ )……凛兎の中身……
なんかそういう化身になってきてない?()
⚫️)気のせいです
💎?)初めからこのような関係だったのですか?
⚫️)……そうなのかな……最初は1体の生き物という風に見てたからなぁ……徐々に、みたいな感じかな
💎?)……そうですか
その家族というのはどの程度強固なのですか?
替えが効く関係なのでしょうか
PL)空気がピリッとしますね
🌕)ああ地雷踏んだなこのクローン()
PL)僕「代わり」とか嫌いだからなぁ……
⚫️)……替えが効くように思えるの?君には
💎?)私達にはわからないもので
教えて頂けませんか?
⚫️)……
⚫️)スタスタ(((((,・-・)
💎?)あっ(((((*´・ω・)トコトコ
★段階3:三つ目の場所を探索し、データを回収できた状態
蒼の「性格」「口調」「態度」等を獲得し、蒼と言ってほぼ差し支えない状態になる
蒼と凛兎間の個人的な記憶、思い出、習慣などについても問題なく言及できる。蒼に何か癖などがあった場合、それを模倣する
水族館
街の中心部にある、それほど大きくはないが立派な水族館だ。目玉になっている巨大水槽からは、色とりどりの魚たちの群れや、それに混じって泳ぐ大きなエイやサメなどを見ることができる
館内は落ち着いた暗めの照明に照らされており、まるで海中に居るかのような心地よさを感じさせる。屋外に設置されたステージの方では、イルカやシャチのショーもやっているようだ
ドッペルゲンガーに関する噂を聞くことができる
著名人が自分のドッペルゲンガーを目撃した、といったような内容や、街中で友人と全く同じ顔の人物を見た、などといった噂が広がり、ここ最近で特に急増しているようだ
噂の発信源の一つになっている映像が、各種メディアで注目を集めているようだ
⚫️)全く……オモチャを減らされるのは不快ですね
🌕)君人間だーいすきだもんね((((
⚫️)好きというより面白いので。人間は特に
🌕)……それがよくわからないモノに成り代わってるとなると腹立つよな( ᐛ )
⚫️)ええ。実験材料が減って……不愉快だ
🌕)暴れるなよ()
⚫️)大丈夫ですよ。常識はあります( ^ᵕ^)
💎?)……凛兎、もう怒ってない?
⚫️)(凛兎は)もう怒ってないよ
🌕)ニャルー……
💎?)ねぇ……家族を失うのって怖いの?
⚫️)怖くないとなると余程のものだよ
💎?)そうなの?……じゃあ、蒼を失うのは?
⚫️)……怖い。……凄く。少なくとも僕は
失わないと気付かないんだよ。生き物ってのは
💎?)蒼が苦しむのも怖い?
⚫️)怖い。……もっと早く気付いていれば、なんて後悔してるんだよね。現に今も……
💎?)そうなんだ……じゃあ、その逆は?
⚫️)同じだと思うよ
💎?)……蒼と凛兎が、怖いと思うものって?
⚫️)うーん……僕は「失うこと」だと思う
蒼は……夜鬼くらいじゃないかな
💎?)そっか……
……凛兎は、蒼が死んだら後を追える?
⚫️)そう簡単には追えないよ
まだたくさん……残して来てるからね
💎?)……じゃあ、蒼は?
⚫️)追っては来なくとも悲しみそうだね
ずっと育ててくれた親を失うということだから
💎?)……蒼を殺したいと思ったことはある?
PL)空気が重くなります(物理)
🌕)よし次行こう次()
アパート『300号室』
凛兎と蒼の思い出の品を見つけることができる
💎?)これは……?
⚫️)黄金の蜂蜜酒。宇宙でも生きていられるんだ
今でもあの光景を思い出しながら飲んでいるんだよね。あ、でも未成年は飲んじゃ駄目だからね?あのときは特別ってことだよ。帰れないし
それと、これは……あの方が眠っていた宮廷で奏でられていたフルート。音色は美しくは無いね
蒼のイタズラ?で音色を聞いてしまったんだよね。それから毎晩、誰もいないところで吹いてるんだ
💎?)……そっか
💎?)この関係でいられることは幸せ?
⚫️)幸せ以外のなんでも無いよ
💎?)蒼がいることは幸せなの?
⚫️)本人がいてくれることが幸せだね
💎?)じゃあ、蒼も2人でいることが幸せなの?
⚫️)……そうなんじゃない?
💎?)ふーん……蒼が1番幸せそうな時間ってある?
⚫️)銭湯に浸かっているとき、もしくは僕の傍にいられるときかなぁ。とても幸せそうだったし
💎?)じゃあ凛兎は?1番幸せだったこと……
⚫️)……なんだろうね
自分自身にもよくわからないこともあるよ
💎?)そっか……
……凛兎は、蒼のこと信頼してる?
⚫️)していないとでも?
💎?)じゃあその逆……蒼は信頼してた?
⚫️)誰よりもしていたと思うよ
💎?)……
💎?)……凛兎のおかげでデータは集まった。今はこの通り、蒼として溶け込める程になった
自分は、この初期データを集めることだけを任されてたから……凛兎と一緒に居られるのはもう長くない
本来自分たち残機はそうやって入れ替わり続けるものだから、そういったものであるために自分が第一号機として派遣されたんだ
⚫️)……
💎?)けど、凛兎からデータを集めてるうちに、蒼本人になりたくなった。使い捨てられていくことがどれだけ悍ましい在り方なのかもわかってきてる
……入れ替わりたくない……型落ちしたくない
💎?)死にたくない。まだここにいたい。自分は人間に、蒼になりたい
自分のことを蒼本人として受け入れて、傍に置いてほしいんだ……それが無理ならせめて、自分が逃げるのを助けてくれない?後で来る残機たちのことはどうにかしてみせるから、一緒に逃げてくれない……かな
⚫️)どうします?私はどちらでも良いですよ
それに本人でもありませんし。今までデータ収集のためだけに近付いて来ただけのものです
🪦)……その前に言いたいんだけど
めっちゃ僕のフリ上手かったね()
⚫️)貴方のことくらい見てますよ
それに助けてくれたこともちゃんと覚えています
🪦)(◍´꒳`◍)ホワァ……
⚫️)それは真似できませんけど
🪦)なんかごめん()
……1度出て良いかな?終わったらまた貸しますし
⚫️)良いですよ
では、私は特等席で見ていますね( ^ᵕ^)
必死になっているのか、ずいぶんと人間らしく──蒼らしくなった表情が、あなたの目の前で歪んでいる
微かに、しかし確かに、残機の背後から蒸気式機械の駆動音が聞こえてくる
その背後に、黒い線が走ったことにあなただけが気が付いた
僅かに開くその空間の隙間から、湧き出るように現れたのは、そこをこじ開けようとする無数の手の群れだった。爪の先まで同じ形、同じ大きさ、同じ色をした手が、黒色の裂け目を無理やりに開いていく。蒸気の吐き出される音が響き、歪な楕円形に開いたそこから、蒼と同じ顔をした残機”たち”が目を、顔を、覗かせる
💎②)一号機にエラー確認。エラー個体の回収を実行します
💎③)ご協力ください。ご協力感謝します。実行します
重なり合う声の中、伸ばされた何十もの腕が、あなたと行動を共にしていたたった一人の残機──一号機と呼ばれたそれに殺到する
腕たちは彼の身体の随所を荒っぽく掴み、宙に浮いた裂け目の中へ無理やりに引きずり込んでいく。一号機の必死の抵抗も、数に圧倒されて敵わない。彼は悲鳴とも苦悶ともつかないくぐもった声を、手の群れに塞がれた口から漏らす
💎①)死にたくない、まだ、まだ一緒に……
ただ、その言葉だけがはっきりとあなたの耳に届いた
🪦)……
黒い円の向こう、その奥に広がる空間に、一人だけ様子の違う人物がいる
無数に同じ顔が並ぶ中でも、その瞬間、あなたにだけは見分けがついた
蒼だ。
散々な存在の冒涜に曝されたあなたがこれ以上、見紛うことなどない──「残機」ではない、蒼その人が、生きた姿でそこにいる。虚ろな目で物言わぬまま、彼は静かにこちらを見つめている
🪦)2つの意味で飛び込みます!!!!!
🌕)OK!!!
あなたは黒い穴を通じ、その先へと踏み入る。残機たちは一号機を押え込み、続く空間へと引きずっていくことに集中しているようで、誰一人、共に乗り込んできたあなたに気が付いてはいないようだ
その奥にあったのは、あの二番倉庫の中とよく似た空間だった。天井は緩やかな弧を描いていて、巨大な半円をしたドームのようだと推察させる。ただ、あの倉庫の中と異なるのは、そこに大型機械類が大量に置かれてあることだった
🪦)ニャル様、これ前に見た光景だよね
⚫️)そうですね。……貴方なら大丈夫でしょう?
🪦)d(˙꒳˙* )
機械類はどれも見たことのないような不可思議な造形をしている。それぞれに大きさもまちまちで、人よりも大きいものもあれば手に乗るほど小さなものもある。稼働しているらしい音を立てているものあれば、無音のままただ鎮座しているものもある。何の用途があるのかは分からない
ふと機械類の中、拳銃のような形をした不可思議な物体を見つける
箱がいくつも組み合わされたようなそれは、現代社会のものではないようだ
🌕)みんな大好き電気銃です( ᐛ )
🪦)蒼も持ってなかったっけ()
【電撃銃】
32発のエネルギーパックが装填されている
再装填に1ラウンドを消費する
基本の命中率は30%であり、ダメージは1d10である
一回で何発でも発射できるが、4発を超えて撃つ場合は銃を焼く可能性が5%ずつ上昇する
🪦)つまりやべぇのがいるってことか
🌕)そうなんじゃね?( ᐛ )
🪦)そっかぁ……()
椅子の形をした一機にあなたの視線が行く。疲弊しきった表情、虚ろな双眸、脱力した身体──そこに座っているのは、あなたが先程垣間見た、蒼「本人」の姿だった
機械の群れよりもさらに奥に、一本の柱を中心にした広い空間がある。残機たちは今、そこで何かをしているようだ。無数の人影が、柱の傍に集って蠢いている。今のところ、あなたたちに気が付いている様子はない……
残機たちのいる場所から、微かな悲鳴が聞こえてくる
暫く聞いていれば、一段と大きな蒸気機械の駆動音がした。それを皮切りに、小さな悲鳴は、嗚咽となにかを吐き出すような湿った音に代わっていく
ぐちゃり、ぐちゃり、と、何かが折れていく音が、何かが潰れていく音が、ひどく耳障りな機械の軋む音と混ざりあって聞こえ続ける
🪦)(´・ω・`)あら……
🌕)どうする?蒼に近付く?
🪦)近付くに決まってるやろ
生きているが、素人目に見ても正気とは言えない
反応は返すが、喜んだりするような様子は見せない
💎)……
🪦)大丈夫……じゃなさそうだね
……一緒に帰ろう?僕が来たからもう安心だよ
💎)ううん。あいつらが生まれたから……時間が戻ったりでもしないと後戻りなんてできないよ
……凛兎は、あの残機を受け入れて早く帰って欲しい。……じゃないと……
🌕)Secret Dice 🎲
蒼が狂気に陥っていること、またその影響で強い無気力の状態に陥っていることが分かる
今の蒼の発言はそういった無力感からくるものであり、本心ではないように思う
🪦)精神分析低いわ()
🌕)まぁやってみようぜ( ᐛ )
🪦&🌕)……???????
⚫️)……:( ^ ^):(※流石に予想外で笑った)
更に狂気に陥ってしまう。脱出に対して無気力で関心が全く無いため、この後の脱出ロールに協力できない。それでも連れて帰ろうとする場合、今後のロールにマイナスの補正がかけられる
🪦)申し訳ございません(_;´꒳`;):_
💎)………………
🌕)えー……では幸運を1/10で……
🪦&🌕)……?????????????()
🌕)なんかよくわかんないけど正気に戻って尚且つ見つからずに移動できました()
💎)∑( ˙ ꒳ ˙ )
🪦)……そういや椅子って情報ある?
🌕)あります( ᐛ )
🪦)見ます()
機械を調べれば、座面の裏に引き出しを発見する。中から「非常時マニュアル」と書かれた、分厚い資料が手に入る
【非常時マニュアル:母体内機構による時間逆行】
母体を利用した時間の逆行方法
母体と我々の発生源である「クローン製造機」へ接触するため、時空間の門を開く。製造機に支障が発生すれば我々は消滅しかねないうえ、その先で猟犬は我々を待ち受けている。他全ての方法で収拾がつかないと推察される、緊急時にのみ使用する
・母体前面を喉から下腹部にかけて切開し、内部にある構造を確認する
・内部構造1番から図1のパーツを取り外し、内部構造6番の図2の箇所へ移植する
・内部構造2番を切除し、解体する
・内部構造3番にある図3の歯車を、表裏を逆にして取り付ける
・内部構造4番を……
……といった、子細な説明が延々と続いている。文章の横には、解剖図にも似た図解が配置されている。柱を背にした残機の腹を切り開いたような図を中心に、歯車や時計、小さなネジや得体の知れない臓物じみた「パーツ」の解説がなされている
このマニュアルを持っていれば、記載された通りのことができそうだと思うだろう
🪦)あぁ……()
猟犬ならうちにいるんだよなぁ……
🌕)今は呼べません()
🪦)はい()
🪦)蒼、柱に近付いてみる?
💎)うん( . .)”
歴史の教科書に出てくるような、古代の建造物を彷彿とさせる乳白色の柱が立っている。その周辺に残機たちが集まり、穏やかに談笑し合っているのが見える
柱の真下に、一人だけ、様子の違う残機がいる。柱を背もたれにして、談笑に加わることなく静かに目を閉じている姿は、どこか人形のような風合いを感じさせる
近くの機械に張られたメモを発見することができる
【残機のメモ】
成すべきこと
・母体を守る。最重要
・収集に協力する人物を発見し、協力を仰ぐ。←協力者を発見。0号機の死体を利用して協力を仰ぐことに成功
・データを収集する。←現状、本体のデータ回収は不完全。引き続き回収
非常時のバックアップ→本体の椅子に資料。各自熟読
🪦)これ非常時のバックアップなのね
🌕)まぁとりあえず……蒼隠して接触する?
🪦)するか……
🪦)……ここに隠れててね
💎)うん。待ってる
🪦)(((((*・ω・)トコトコ
周辺に集っていた残機たちが、一斉にあなたの方を見る。同じ色の目が、同じような焦燥を湛えて、あなたをじっと捉えている
💎④)接触してはいけません
💎⑤)それ以上、近付かないでください
どこか怒りすら孕んでいるようにさえ聞こえる、それらの声があなたの耳に響く。彼らは柱の周辺を守るように移動を始め、あなたを見る目つきは敵対的なものへと変貌していく
🌕)ここで蒼の形をした奴らとの戦闘です
破壊はだめね( ᐛ )
🪦)もちろん。わかってるよ
🌕)では17体の残機が襲いかかってきます
戦闘を開始する前に、PCは任意の戦闘技能、もしくは電撃銃で残機を攻撃することができる
攻撃に成功した場合、残機は回避ロールを行う。命中した場合、”妨害数”を-1する。開始前にPCが行うことができる。また、電撃銃や連射可能な武器を使用する場合は、その回数分攻撃を行って構わない
この段階で妨害数がゼロに到達した場合、ロールは自動成功となる
🪦)では一気に17発撃ちます(!?)
🌕)燃えるぞ()
🪦)僕炎とか効かねぇです
🌕)クトゥグア天敵なニャルにとって良い器になりそうだね君((((
🪦)(´・ω・`)
🌕)発火しませんでした( ᐛ )
🪦)よーし( ᐛ )
🌕)ロールしてきたら残機1体しかできなかったわ
🪦)めっちゃ無駄にした()
無力化を行うPCは、戦闘技能を振り、妨害してくる残機を減らすことができる。この段階での残機は回避を行わない。命中すれば無力化できたと判定し、妨害数を減少させる
妨害数がゼロに到達した場合、脱出に成功したとみなす
PCの行動が1回終わるたびに、残機はPCに対して攻撃してくる。PCに対して利用価値よりも危険度が高いと判断しているため、ノックアウトではなく殺害しに来る
現存している残機の数だけd100を振り、50以下が出た場合、その残機は攻撃ができる
🪦)……ちょとよろしい?
🌕)ほいほい?
🪦)炎効かないなら炎の外套……普通に使える……
🌕)うせやろ……( ᐛ )先生か何かなのか()
🪦)まぁ先生の攻撃も効かないし……
<炎の外套>
宣言:自身の手番
コスト:正気度1d10,MP12
対象:自身
詠唱:1ラウンド
効果:苦痛と引き換えに動きが速くなり、戦闘での防御力が増す。この効果は4d4ラウンド継続する。この呪文を初めて使用した場合、苦痛のあまり正気度を1d6喪失する。効果継続中、術者の移動率とDEXは2倍になり、術者に対する攻撃の成功率は20%減少する。全ての武器は最小値のダメージしか与えない(素手攻撃は通常通りダメージを受ける)。術者が誰かに触れた場合、〈こぶし/パンチ〉の攻撃として扱い、1d8耐久力を減少させる。この時、術者も減少値の半分のダメージ(端数切り捨て)を自分の皮膚と肉に受ける
🌕)では貴方のDEXは10ラウンド140になります
……140なんて見たことねぇぞ()
🪦)20%減少だから30以下の出目じゃないと( ᐛ )
🌕)はい4体成功しました()
ちょっとハードにしたいので4体分の攻撃食らってください^^
🪦)ん?()
🌕)確かダメボが5D6……
🪦)被害逸らします((((
🌕)(´・ω・`)
🪦)殺意がさぁ……()
🌕)これ逸らすってことは4正気度と82MPを消費するってことになりますね。がんば^^
🪦)(((発狂)))
🪦)このシナリオで減りすぎじゃない?()
🌕)弱点しか突いてこないからね()
🪦)あと残機何体残ってるっけ……16か……
(※凛兎はあらゆる魔術のMPとPOWの消費量を半分にできることをド忘れしています。気付け)
🪦)無力化ってだけなら良いよね。全体攻撃で
🌕)つまり燃えてる触手の海に押し潰されたと
🪦)あっやべ((((
気絶で済ませといてください……(´・ω・`)
🌕)良いよ(´・ω・`)
他の残機と様子の違うその一人は、柱の根元で静かに、まるで死体か人形のように動かない
その体からは呼吸も心音も感じられない──しかし、その代わりとでも言うように、きりきり、かりかりと、歯車の軋み回る音が内部から聞こえてくる。その体は背中の部分で柱と「接着」されているようで、どうやら柱とこの残機が合わさって「母体」となっているらしい
🪦)とりあえずなんだったっけ……何できるっけ
🌕)儀式に使えるね
🪦)蒼の形したのを儀式に使えと?()
🌕)うん( ᐛ )
🪦)(´・ω・`)ウハァ……
喉から腹にかけて、薄い皮膚の感触を味わいながら切り開く。身じろぎ一つしない身体を開く感覚は、まるで、蒼その人の亡骸を暴いているかのようだ
大きく開いたその断面からは、一滴の血液も流れてこない。ただ、噴き出した生温い蒸気が強烈な鉄の臭いを巻き散らした。体内の殆どの箇所で、歯車がひしめき合っていた。これ自体が、何かの機械であるように。それでも、時折その中に、臓物のように生々しい肉の袋が細いパイプに繋がれ、導線に絡め取られ、水っぽい異音を発しながら現れ出る。人という種族が、より超越した存在によって、只の「カバー」として扱われている──その光景はあなたに対して、今まで信じてきた知識を冒涜し、己の認識を凌駕したものの力を感じさせるに十分過ぎた
🪦)イス人か何かかな()
時間関連でこの技術力はイス人じゃない?
🌕)正解( ᐛ )
🪦)合ってた( ᐛ )
パーツを、ひとつひとつ、丁寧に組み替える
慎重に、決められた通り、AをBへ、CをDへ、管を繋ぎ、不要物を引き剝がし──そんな繰り返しが、ついに終わる。最後の歯車が心臓部へ填められたその刹那、「母体」は大きく痙攣した
眠ったままの表情の上、母体の顔面に亀裂が走る。脳天まで到達したかと思えば、その頭は、頭蓋は、まるで柔らかな果物でも割るかのように、いとも簡単に引き裂かれた。いくつにも裂かれた頭部の残骸が、だらりと垂れ下がる。溢れて出たのは、暖かな血でも、冷たい機械油でもない、真夜中のような色をした「黒」の破片だった
🪦)蒼連れて来ます
🌕)間に合うかな……いやDEX140だわ()
🪦)DEX70でも光より速いかんな?( ᐛ )
🌕)じゃあ魔術解いて連れて来たと……( ᐛ )
──かくして、時空を超える門は開かれる
至った手段も道筋も、今は全て、その門の非現実的な在り様の前にねじ伏せられる
「黒」が噴出し、集い、中空へ裂け目を生み出した。裂け目から噴出した点と線が空中で繋がり合い、得体の知れぬ文字の列へ変貌していく。何重もの同心円を描く文字たち、その合間に漂う幾何学的な紋様の数々
青白く輝くシンメトリーの装飾を施された、四角い箱型の物体
それは中央に、まるで心臓のように脈打つ、赤くやわらかな部位を備えている。血管に似た細い線が、その部位から箱全体へ、放射状に張り付いていた。心臓とも呼ぶべきその塊は、半透明のドームに覆われ、静かに鼓動の音をさせている
機械とも生命ともつかぬその構造体は、ただその場に──魔法陣の先にある、やさしい青色をしたどこともつかない空間に、設置されている
あなたは浮かぶ魔法陣を隔て、青い空間と、その構造体と、向かい合う
🪦)これが母体なのかなぁ……
🌕)そうだね。心臓に攻撃しますか?
🪦)やらないと終わらないならやる……かぁ
──視界に、赤が弾け飛ぶ
脈打っていたその機構の中核は、見事なまでに崩れて散った。いっそ煌びやかなまでに鮮烈な赤色を振りまくその奥、機械の表面に描かれていた装飾が輝きを失っていく。青い光も、赤い脈も、すべて委縮して中心部へと収束していき──最後に残ったのは、僅かに赤色の張り付いた、ただの古ぼけた箱だった。最初に見たときに感じた畏怖は、もはやそこにはない
異界の機構は眼前で崩壊を始め、儀式を保っていた魔法陣自体も激しく振動し、その形を崩し始める。同時に、あなたの視界は黒い霞が掛かっていくように不明瞭になっていく。浮遊感にも似た、言いようのない不安定な感覚があなたを襲い来る──時を超えた干渉が、今の時間に影響を及ぼし始めていることは明らかだった
霞む視界の合間に、閉じ行く魔法陣の”端”から、姿を現すものがあった
歪な形となった魔法陣の端から煙が噴出され、異形の何かが、ゆらりと頭をもたげる。一対のぎらついたものを──眼光を携え、それは、あなたを見る。悍ましいなにかが、こちらを見ている。途端、投棄された死体安置所の中にいるような、ひどいにおいが鼻を衝く
瘦せ細った獣のような前腕が姿を現し、不浄な青い膿で覆われた全身が続けて現れた。異臭を放つ口から伸びだした舌は奇怪な形状をしている。獣じみているようで、生命として全く以て有り得ない全貌を露にしたそれは──待ち望んでいたとばかりに、あなたたちへと歩みを進める──!
🌕)はーい猟犬との戦闘だよ2人とも
🪦&💎)( °Д° )
🌕)まぁ蒼はやろうか、SAN値チェック
🪦)……猟犬だぁぁぁぁぁ!!!(´。✪ω✪。 ` )
🌕)そんな反応するの君くらいだよ()
🪦)ちょっと待ってすりすりしたい撫でたいちょっとあのちょっとだけで良いから愛でていい?
🌕)舌刺されます()
🪦)全然避けれます
🌕)毒まみれになります()
🪦)毒なんも効かんです
🌕)暴れます……()
🪦)なんとかします(決意)
蒼は一応リュックinさせておきます
🌕)はい……()
🌕)では死体安置所のにおいは全く効かない上にそもそも勝てるはずのないスピードで愛でられます
📐)(´𖦹 ω 𖦹 `)???
🌕)最速の愛でに加え直接的な精神支配もプラスされてるので……まぁあの……うーん……
🌕)終了ですねありがとうございました()
🪦)( *´꒳`))`-’ )スリスリ
🌕)犬かなんかなの?()
🪦)失礼だね()
時間の奔流が、あなたたちを襲う
それはまるで、無色透明な「脈動」そのものだった。魔法陣を中心に一定間隔で空間が波打ち、その場にある全てを巻き込んで流れていく。崩れた機構の破片が飛び散り、波に流されていく。恐るべき速度で引いていく時の潮に、あなたたちも、無事ではいられない。巻き添えを食い、耐えかねた意識はふいに途切れた
──目を覚ましたあなたの隣には、あの人がいた
いつの間にか、あなたたち二人はあなたの部屋の寝室で、お互いに背を預け合うようにして座っていた。変わらぬ姿で隣に座るその人に、不思議と不安は覚えない。残機たちと出会ってから感じていたような、存在そのものを踏み躙られているような不快感や気味の悪さ、疑念といったものは、今となってはどこか遠いものになっていた
携帯の通知と共に表示された画面には、あなたが残機と出会ったはずの日付が表示されていた。付けっぱなしにされていたらしいテレビからは、話の種にもならない位くだらないニュースが流れている。時刻は午前10時を少し回ったところ──少しだけ薄曇りの、それなりに過ごしやすい休日の朝だ
・クローンを全滅させて脱出した:1d3
・「母体」の破壊、もしくは改造を行った:1d6
・時間逆行の門を開いた:1d6
・ティンダロスの猟犬を、戦闘によって討伐した:1d10+5
・KPCを生きて取り戻した:1d6
🌕)討伐では無いな……( ᐛ )
🪦)じゃあそれは無しで良いやもう()
🌕)ではどこからか拍手の音が聞こえてきます
⚫️)おめでとう、ですね
予想外のことも起こりましたが……無事で何よりです
🪦)そうだね……蒼も無事で……
まぁ半分ニャル様のおかげなんだけども()
⚫️)そうですね( ^ᵕ^)
⚫️)では、約束通り5ヶ月間身体を貸してもらいます
🪦)……あ゙
🌕)普通に忘れてたんじゃないかなこれ()
💎)(´・ω・`)
🌕)まぁまぁ……、凛兎の身体って本体より強いとこあるし有利なんだよ、きっと()
どっかの狂師がニャルの退散唱えなければ好きなだけいろんなことできるし( ᐛ )
💎)……(´・ω・`)
*˙︶˙*)ノ”ホナネー
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中人)それ相応の対価を支払う契約をしてくれたらなんでもするからアイツ