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そして、蛇の国へとやってきた。
上を見上げると、2体の大きな蛇が口を開いているような建物?が立っていた。
「でかぁ・・・」
「はわぁ・・・」
と、銀子とトキはそれを見あげ、口を開けていた。
「貴方たち、上見すぎると首やるわよ」
と、カネリがそう忠告した。
「ところで博士、その名医?さんは?」
「ええっと、もうすぐ来ますよ」
すると、
「すみませぇん!遅れましたァ!」
ふと、声が聞こえ、皆振り向いた。
青緑色の髪を1つ結びにし、赤色の瞳の青年が駆け寄ってきた。
「すみません!!時間を数時間間違えてました!!あー!!疲れた!!」
と、肩で息をする。そして、その青年はパッと顔を上げた。
「初めまして!僕は“アスクレピオス”みんなからは“アスク”と呼ばれています!」
と、青年、アスクは優しそうな笑顔で微笑んだ。
「は、初めまして・・・ミスターすまないで・・・」
そこまで言うと、アスクはパァッと顔を明るくし、すまない先生の手を取った。
「うわぁ!あなたがあの有名な英雄・すまないさんですか!!初めましてぇ♪」
と、すまない先生の手をブンブン振る。
スパァンッ
それをブラックが手刀でアスクの頭を叩いた。
「すまない先生は利き腕が感覚ないといいましたよね???」
「はっ!そうだった!すみません!!」
「い、いえいえ・・・」
と、アスクは慌てて頭を下げる。
「では、ご案内いたします!」
✵✵✵✵✵
蛇の国は、人がたくさん賑わっており、中には人間も混ざっていた。
どうやら観光地のようだ。
「うわぁ・・・!」
と、天満たちが目を輝かせていた。
「・・・エウリさんや、へビルさん、さらにXさんやライトさんが力を合わせて、花が咲かないはずだったこの蛇の国に花を咲かせたり、行政を安定させたりしたんですよ」
「「へぇ!」」
と、天満達は目を輝かせた。
「あ、すまないさんとブラックさんは、僕と一緒に来てくれませんか?はっ・・・!でもその間生徒さん達はどうしましょう・・・」
すると、Xの娘のイグが手を挙げた。
「・・・・・・」
だが、無言だった。それにアスクは首を傾げると、
「『なら、ナイトメアさん呼ぶので、こっちは大丈夫です』だそうです」
「え???ほんとに彼女喋ったの???」
アスクは思わず困惑の声をこぼした。
「それならいいけど・・・いい?知らない人について行かないようにね?」
「「父さんじゃないんだから」」
「ぐぅ・・・」
「・・・息子さんたちの方がしっかりしてますね」
と、ブラックはくすくす笑った。それにすまない先生はたははと笑いをこぼした。