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元貴Side………
もしかしたらって願う日々が多くなった。
病気が治るかもって、とある日にスッと消えるかもって。
何度神様に願っても、叶えてはくれない。
元貴「こわいなぁ…死ぬの……」
毎日そう思う。
新学期。
とうとう高校3年生になった。
医師には卒業まで生きれるか分からないって言われてる。
僕もそんな気がしてきてる。
滉斗「元貴、」
元貴「滉斗、…」
新学期で、新入生の入学式終わり、
滉斗が僕病院に来た。
滉斗「元貴、…あのさ…」
すっごく凍りついた空気。
怖い。滉斗の発言が。
元貴「ん…?」
滉斗「俺たち…別れたほうがいいんじゃないか………??」
元貴「え、…」
とっさに鳥肌がたった。
滉斗「元貴も、…辛いでしょ…??俺のために生きなきゃ…生きなきゃ…って思ってるの、俺知ってるから……。」
元貴「……ばか…」
元貴「そんなこと1ミリも思うなっ!!僕は滉斗と別れるとさらに負担が重くなっちゃう…そのほうが僕にとっての苦痛だよ…!!」
滉斗「……っ」
ぎゅぅ…
元貴「嫌だよぉ…滉斗……僕のそばから離れないで…ずっといて……泣」
こんな自分が嫌い。
僕のために思っての決断だったのに。
また、わがままばっかり……
滉斗「元貴、俺こそ、ごめん。不安にさせちゃって…。」
元貴「んっ……コクコク」
滉斗「大好き…ほんとに…愛してる…」
とある日
医師から聞いた。
「元貴さんの病気のことで、手術をあと数回受ければ完治はする訳では無いが生きれる可能性は出てきているのですが……」
「今までの記憶が、なくなる可能性が十分にあるかもしれません…。」
その言葉にぐっと息が詰まる。
大好きな人との記憶も、今までの人生の記憶も全てなくなってしまうから。
その話を聞いてからずっと夜は
感情が安定せず泣いてしまうようになってしまった。
元貴「んっ…ふぅ…っ…」
つらすぎる……。
滉斗に言うべき…??
でも………
滉斗Side
最近元貴がそっけなくなってる。
俺なんかした?って思ったけど全く心当たりがなくて…。
元貴と話してても、
滉斗「元貴、大好き」
って言っても
元貴「ん、僕も、…だよ……」
元気ない感じ…
もしかしたら、病気のこと…??
本人から聞かないと何も分からない。
聞きに行こう。
元貴Side
病院
滉斗「元貴、…」
元貴「ひ、滉斗っ、…」
滉斗が来た……。
何も分からない感情が舞い上がってきて泣いちゃいそう………。
元貴「っ、…滉斗、どうしたの……??」
滉斗の表情がいつもと違って、怒ってるような表情してる。
滉斗「元貴、…俺に隠してることある…??」
元貴「え、」
滉斗「元貴最近素っ気ない。俺なんかした?って思っても俺には全く心当たりないし。」
元貴「滉斗はなんにもしてないよ、…」
滉斗「え、じゃぁ、なんでそんなに素っ気ないの…??」
元貴「えっ………と、…」
滉斗「言って」
元貴「っ……」
滉斗「元貴、」
元貴「うぅ……泣」
滉斗「元貴、!?ごめん、…そんなつもりじゃ…」
元貴「ん、…滉斗は、何もしてない…」
滉斗「え、」
元貴「滉斗……僕ね、…もしかしたら、記憶が、…なくなるかもしれないの………」
滉斗「え、どういう……」
元貴「手術をあと数回受ければ完治はする訳では無いけど生きれるって言われてるんだ…でも………僕の記憶が無くなっちゃうかもって…」
滉斗「………」
元貴「起こっ…てるよね…」
滉斗「怒ってない、元貴が苦しいのから解放されるんだよ、」
元貴「でも………滉斗との思い出も、滉斗も全て忘れちゃうんだよ……??」
滉斗「忘れてもいい、元貴がもし俺を思い出せないとしても元貴は俺の全てなんだから、」
元貴「滉斗……っ…」
滉斗は僕を優しく抱いて滉斗のほうへ引き寄せた。
滉斗「元貴、大好きだよ。…世界一愛してる。」
元貴「んっ…」
next♡→1000
新しい話思いついてしまった………
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2話も更新ありがとうございます!