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♡押してくださった皆さん!!ありがとうございます!!
初めて♡を頂いたのでめちゃくちゃ嬉しかったです(*^^*)
はいでは今回は2話です!どうぞ!
凛side
兄ちゃんと”あの”約束をしてから一週間が経つ
あれから兄ちゃんと俺は同棲をするようになった
俺を守るためにはそれが最善の手だろうと兄ちゃんが考案した結果だ
はじめこそなれないものだったが、今ではすっかりこの生活にも慣れてきた
まぁ幼い頃は一緒に過ごしていたので、すぐ慣れただけだと思うけど
兄ちゃんとの生活は楽しい
まるで兄ちゃんがいなくて寂しかった頃の傷が癒えていくようだ
今日も俺が兄ちゃんを起こす
コイツなんでもできんのに朝だけは弱いんだぜ(笑)
「お〜い兄ちゃんもうそろそろ起きろ」
「あ?、、、、まだ寝かせろ」
「それさっきも聞いた!はよ起きろ!」
そう言って布団を引き剥がすと、兄ちゃんはこっちを少し睨みながら渋々ベッドから起き上がった
「凛、塩昆布茶淹れろ」
「はぁ?そんくらい自分で淹れろよ」
「はぁ、、、面倒くせぇな、、」
そう言うと兄ちゃんはあくびをしながらキッチンへ向かう
いやてかなんでお前が被害者ヅラしてんだよ!まぁでもそういうとこが面白いんだけども、、、
兄ちゃんが塩昆布茶を淹れている間、俺はサッカーの試合の動画を観ながら飯を食っていた
やっぱりどの動画を観ても兄ちゃんのプレイはすごい
俺は兄ちゃんのプレイに見惚れていた
「また見てんのかその動画」
「うわっ!?、、、、なんだ兄ちゃんか、、」
急に兄ちゃんが俺の背後に現れてそういった。いやびっくりするだろ普通
「それより、、、はい、凛」
「え?塩昆布茶?俺別に頼んでないけど」
「あ?兄ちゃんからのオマケだ。黙って受け取っとけ」
「うん、、、ありがとう?」
なんだろう?兄ちゃんいつもだったらこんな事しないのに、、、まぁいっか
俺は兄ちゃんからもらった塩昆布茶を飲んだ
美味い。今日の朝はすげぇ冷えるから温かさで旨味がさらに増す
塩昆布茶を飲んでゆっくりしていると俺は兄ちゃんに言いたいことを思い出した
「あっそう言えば、、」
「なんだ?凛?」
「あのさ、、、今日のオフ二人で何処か行かねぇか?買い物でも、映画でも、、俺兄ちゃんと久々にサッカー以外のこともしてぇよ」
「ん、、あ〜、、、」
すると兄ちゃんは少し戸惑った表情を見せる
確かに俺たちはもうすぐ大きな大会を控えてる。普通はオフでも練習してぇか
「嫌なら全然練習でもいいよ。てか俺も練習しなきゃだし」
「いや、あ〜」
兄ちゃんは答えに迷っているようだった。俺は黙って兄ちゃんの答えを待つ。
しばらくすると兄ちゃんの口がようやく開いた
「今日はできねぇな」
「え?どっちが?」
「どっちがじゃなくてどっちも」
「は?どういうことだy、、、、、、!?」
突如、視界が真っ暗になった
急な現実を咄嗟には受け入れられない
ガタンッ
そのまま椅子ごと俺は倒れ込んだ
「兄ちゃん!!」
倒れ込む途中で俺はそう言って兄ちゃんに助けを求めた
真っ暗で見えにくい兄ちゃんの顔は少し微笑んでいるように見えた
第二話終了です✨️
ものすごく不穏ですねぇ、、、、、これから先一体どうなってしまうのでしょうか?
これからの展開を是非楽しみにしていてください!!