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⚠虐待要素、犯罪要素あり
「フョードルSide,Ⅱ」
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売春を初めてから、お金に余裕ができました。
夜の街を歩くのは慣れないことですが、性行為は慣れてしまえば特に何も感じなかったのです。
それっぽく喘いで相手を喜ばせる。至って簡単な行為でした。
思っていたよりも自分の容姿はいいらしく、男女関係なく近寄ってきます。此れほどとは思いませんでした。ですが、其のお陰で比較的お金が貯まり易いので両親には感謝しないとですね。
1日20万という額で稼げています。額を上げたり、行為人数を増やすことも可能なので、近いうちにはゴーゴリさんと共同生活ができるでしょうね。
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数日後、寝不足で階段から落ちてしまいました。
その時包帯だらけの生徒に助けられました。其の人は
「大丈夫かい?」
と心配をしてくれました。大丈夫だと告げ、そのまま保健室へ行ったとき、突然彼は
「ねぇ、私の事覚えてない?」と言われました。
何を言っているのかよくわかりませんでした。なんせ初対面だと言うのに…
「いえ…何処かで会ったことがありましたっけ…?」
忘れているだけかもしれないと思ったので聞こうと思うと素早く彼は
「否、其れなら別にいいんだ。変なこと聞いて御免ね?」
と応えたのでした。その後は特に何もありませんでしたが彼はその後日から、稀に僕のところへ来ることがありました。話は噛み合いますが、何だが変な人だなと思いました
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其の又翌日ふと、ゴーゴリさんの住所を特定していないことに気づきました。ゴーゴリさんのご親族とも会っておきたいですし…
跡をつけてみましょうか。
帰り掛けにこっそり跡をつけます。
…成程。あの家ですか。特定できました。
あ、此方を見ました。なんだか不安そうですね
そういうところも、愛らしいです。
住所は特定できましたが、言動も観察しておきましょうか。
翌日、ゴーゴリさんから
「聞いてほしいことがあるんだけど、昨日の帰りに誰かに付けられてる…というかストーカーされているような気がして怖くて…」
と言われたので、僕は動揺しそうになりました。
…ストーカーって言うんですね知りませんでした。
「…そうですか。多分気の所為でしょう。猫でも居たのでは?」
流石に無理ありますかね…
「いや、猫なら気づくでしょ!?」
あ…ほら。
「ま、まぁそんなに気にしないほうがいいですよ。気にしている方がかえって面倒を引き起こしますからね。」
「んーたしかに…?とりあえず聞いてくれてありがとう!」
と、ゴーゴリさんからは感謝をされましたが、
「いえ。全然何も…」
そう言って僕は其の場のお茶を濁したのでした。
帰り掛けのとき、ゴーゴリさんは知らない人と一緒に帰っているのを見ました。
誰なんでしょうか?
見た目はとても派手な人です。白と紫の髪の毛。
ピアス付けてますし…不良か何かでしょうか?ですが、話し方はとても穏やかで優しそうです。不思議な人も居るものです。
其れはそうとしても、ゴーゴリさんから離れてほしいです観察の邪魔ですし、否ゴーゴリさんは楽しそうですし別にいいのでしょうか…僕は嫌なんですけど…でも、ゴーゴリさんは顔が広いので友人は多いです。仕方のないことです。
楽しそうなのですが、時々後ろに視線を置いていますね。気づかれないようにしなくては。
そんなことを続けているからか、ある日、帰宅する時間が遅くなってしまいました。門限は…2分ほど過ぎてしまっています。
「何度言ったらわかるの?門限を過ぎないで頂戴!!」
ヒステリックな声が響いたと思えば頬を叩かれました。其の儘腕を強引に引っ張られ、首を絞められました。
「ゔっ」
息ができないのでうめき声しか出ませんでした。苦しい。「此れは罰よ?」
たかが門限を少し過ぎただけで…なんで罰を…
腕を離そうと腕を掴んだり、脚で蹴ったりしてみますが絞められる力が強くなるばかりで抵抗ができません。
…此の儘では死んでしまいます。
なんとかしなくてはと思い、動こうとしますが動けません意識が飛びそうになる直前に手を離しました。
思わず咳が出ます。当然です。
「もうしないことね。」
へたり込んでいる僕の髪を掴み上げ、そう言いました。
「ごめ…ん…な…さい」
そう言うことしかできませんでした。
母が呆れたようにそっぽ向きます。僕は精神も体力も限界でした。矢張り、今日するべきですね。
両親が寝静まったあと、そっと僕は包丁で刺殺しました。
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両親が居なくなって丁度一ヶ月ほど経ったある日の下校時
ゴーゴリさんから
「ドスくん!今日一緒に帰らない?」
と言われました。勿論僕は
「…良いですよ。」
と言い、喜んでいるゴーゴリさんを目にしてから
「では、一緒に帰りましょうか。」と告げたのでした。
帰り際に
「そういえば、何時も一緒に帰っておられるシグマさんはどうされたのですか?」
と聞きました。シグマさんのことはゴーゴリさんから聞いていたので知っていました。
「今日、シグマくんは用事で早く帰るみたいで一緒に帰る人がいなかったんだ〜」と言い、
「そうですか」
と僕は言いました。暫くの沈黙の後、ゴーゴリさんが口を開いたと思えば
「ドスくん!あの、その…私!ドスくんのことが好き…!!つ、付き合ってください!!」
と、告白してきたのでした。少々驚きましたが
「…良いですよ。僕も貴方の事好きなので。」
と返答をしました。事実です。
ゴーゴリさんは、驚いていました。その様子が可笑しくて少し笑ってしまいました。そうして僕はゴーゴリさんの耳元に近づき、
「僕たち、両思いですね。」
と小声で言いました。そうするとゴーゴリさんの耳元から顔が真っ赤になっていました。その姿はとても愛おしいものでした
「付き合ったら一つ、したいことがあるんです。」
僕はそう言い、ゴーゴリさんの腕を少し強引に引っ張って家へ連れて行きました。
ゴーゴリさんは困惑しています。当然ですよね
「今日は親もいないので…ね?」
と笑顔で告げます。
両親のことはいいタイミングの時に言います。なので今は隠しておきます。
僕の部屋へ連れていき、
「眼球交換と言うものを知っていますか?」
と聞きます。この間知って、何時かはと思っていました。
「聞いたことはあるけど…?」
とゴーゴリさんは困惑しながらも応えてくれました。
「眼球交換には、指輪の変わり、2人で1つと言う意味合いがあります。素敵でしょう?」
少しの間があってからゴーゴリさんは
「じゃあ、眼球交換しよっか」
と言ってくれました。自分から。嬉しかったです。
「いいんですか?本当に」
「いいんだよ。別に。愛を誓えるならなんだって」
好奇心で聞きましたが、ゴーゴリさんはいいんだと返答をしました。
ゴーゴリさんに少し強引に手を握られました。此れが何より大丈夫である証拠になりました。
「…分かりました。じゃあ交換、しましょうか」
お互いの目を取り、交換をしました。
ゴーゴリさんからは、右目は既に失明している事を聞き、ゴーゴリさんは右目を、僕は左目を交換しました。
その目はとても綺麗でした。どんな宝石よりも。
「ちょっと痛かったなぁ〜」
「確かに、そうですね。でも、いいんです。貴方と愛が誓えましたから。」
「其れもそうだね 」
そう話してから、お互い笑いました。
きっと今、お互い愛し合えているのでしょう。近々共同生活のことも話さなくてはいけませんね。
此れからずっと一生、来世まで一緒に居るのです。
ゴーゴリさんと。普通の恋愛とは違うかもしれませんが、此れは此れでいいのです。お互い、望んだ結末なのです。
そうして僕たちはお互い愛し合える『相思相愛』になれたのでした。
フョードルSide終焉
その数ヶ月後、フョードルとゴーゴリは共同生活を始めたのだった。
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