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暫くの沈黙
桜「ん?いや、ちょっと待て…妹?姉じゃなくて?」
ことは「そうよ」
桜「お前いくつだ」
ことは「16アンタとタメよ」
桜「うそつけ!16にしちゃ老け過ぎだろ!どう見ても20歳超…」
ガッシャンッ!
急に椅子が飛んで来て驚いて周りを見ると杉下が椅子をぶん投げてた
桜「危ねぇな!急に何しやがる!!」
梅宮「…そうなんだよ、ことはは…大人っぽいんだよ」
桜も楡井「?、?、?」
梅宮「もー、杉下ったら急に物投げたらダメだぞ」
杉下(ぺこり)
柊「梅宮はことはちゃんを溺愛していてな…、もしことはちゃんが危ない目に遭ったなんて知ったら…分かるな?」
桜「お…おう…」
皐月『梅先輩過激派だ〜!』
俺だけ空気が読めてないらしく…
桜「お前はちょっとは周り読めよ!!」
皐月『え〜、桜も空気読まなかったじゃん??ってか女性に年齢聞くの…失礼だぞ〜?』
そう言うと桜はうぐっとまた頭垂れてしまった
桜「…、おい」
ことは「え?私?」
桜「…、ご…、ごめん…」
ことは「…、良いのよ、私は気にしてないから」
皐月『おお!桜大人になったなあ!謝れるようになったなあ!俺は嬉しいぞ!』
桜「だぁー!お前はいちいち煩いんだよッ!///」
皐月『えー、桜が少しずつ周りを見てくれればオレも周りの人間も幸せだと思うけどなあ』
俺がそう言うとことはや、梅先輩、蘇芳や楡井も嬉しそうに微笑んでた
だから思った
良いなって、桜が羨ましく思ってしまった…。
皐月『…、あ!もうこんな時間だ、見たいテレビがあるんだった!俺は先においとまするわ〜、また明日な〜!』
そう言って俺はこの感情が何なのか、でもここに居たら気まづくなるのは分かってたから逃げる様に帰路に着いた…
その頃ポトフでは
楡井「皐月さん帰っちゃいましたね…」
蘇芳「…、そうだね」
桜「…、アイツ本当に見たいテレビあったのか?」
楡井「?まぁ見たいテレビは個人的にあると思いますけど…」
桜「今日こうやって集まりがあるなら先に予約とかすんじゃねーの…」
楡井「あ!確かに!」
蘇芳「今回のことに関しては桜くんと同意見だなあ!」
梅宮「?皐月がどうかしたのか?」
蘇芳「いや、少し不信点がありまして…、確かに今日集まりが決まったわけですけど時間はあったじゃないですか、なのに時間だと言って急に帰った皐月くんが訳アリっぽくて…」
梅宮「確かに…、でもまぁ今は獅子頭連だけに意識を向けよう、皐月の事は話した後にしよう」
桜「?アイツらと喧嘩しに行くんだろ?」
梅宮「いやいや、喧嘩は対話よ、桜くん…拳は時に言葉より相手を知る言語になる…まぁ俺たちにしか通じない言葉だがな…、ことはー!おかわり!」
ことは「とっくにラストオーダー過ぎてるわよ」
一方皐月では
皐月(あーあ、逃げちゃってバカみてー、でも正直桜みたいに周りから好意寄せられて…、心配もして貰って羨ましいなって思った自分が嫌になる、俺も同じように好意を甘んじてたら桜みたいに好かれるような人になれたのかな…、いや、考えるだけ無駄だ…俺は、このまま何もせず、傍観者で良い、もうあの頃には戻りたくない…)
俺はそう思いつつベランダでタバコを吹かして届かない星を掴もうと止めた……