なにわちゃん短編集

道枝　side

駿『　謙杜なんかもう知らんし！！　』

謙「　俺やって駿なんか知らんっ！　」

こうなったのは1時間くらい前のこと。

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俺は謙杜と付き合っとって、同棲中。

ご飯や、洗濯、買い物に行ったりするのも、

全部、俺がやってて、謙杜はなんにも、

手伝ってくれへんねん。

だから一言言ってみてん。

駿『　もうちょっと手伝ってや。　』

って。そしたらな、

謙「　は？手伝っとるやん。何それ。　」

やって。さすがの俺でも少しイラついて、

つい、

駿『　は？こっちがどんだけ苦労してるか

　　　何にもしないお前には、

　　　1mmも分からんやろうな！！　』

ってキレてまった。そしたら謙杜も、

謙「　急にキレてなんなん！　

　　　ほんまうっさいねんけど！　」

…　そっちがキレてなんなんや。　

駿『　もう謙杜なんか大っ嫌いや！！　』

謙「　俺も駿なんか大っ嫌いやし。　」

駿『　もうこんな家出てく。　

　　　もうええから。さよなら。　』

なんて言って俺は家から出て行った。