小説

貴方の為なら

登場人物

🖤💜

俺は今まで話してこなかった

けどある人がいつも話してくれる

💜［般若〜！こっち来て〜！］

🖤［すまん、ちょっと待っててくれ ］

何故かこいつだけがいつも俺と話してくれる。

皆が俺に近づこうとしてこない理由は多分親があれだからだろう。

🖤［どうした？］

💜［これ］

落としたのって般若？

おかめが持っているのは親のメモだ

🖤［…ち、違う、俺がこんなこと…］

💜［そっか…字がなんか般若っぽくてさ、ごめんね］

俺の字は親と似てるんだ…

🖤［すまんな、］

💜［いいよいいよ、てか逆に般若が殺った人リスト書くわけないもんね］

🖤［おう、…］

💜［もし般若だったらびっくりしちゃう笑］

💜［ま、帰ろ！］

🖤［そうだな…］

下校中おかしな事に気づく、

俺、あのリスト持ってきてないんだが…

🖤［お、おかめ！］

💜［ん〜？］

🖤［俺、そのリスト親のやつだと思ってた、けど俺はそのリスト持ってきないんだ、］

💜［…］

💜［ごめんね般若じゃないのは元から知ってるから］

🖤［なぁおかめ、それずっと持ってるよな、？］

🖤［1回見せてくれるか…？］

💜［…いいよ］

…見て俺は気づいた、

これはほとんど行方不明の同級生だ

ん？…殺人予定…？

🖤［ｯ…!?］

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

走れ、早く走れ…！

あいつは陸上部…でも走らないと…

あの字の書き方、おかめだ、少し俺と似せただけのやつだ…

🖤［行き止まりｯ…！？］

💜［なんで逃げちゃうのかな〜…？］

💜［仲良くしてくれたから嬉しかったんやけどなぁ〜…］

🖤［おかめｯ…あれはお前のだろｯ！？］

俺はミスった答えを言った

💜［…］

💜［ﾌｯ笑］

💜［分かっちゃったんなら、ね？］

💜［般若を殺さないけんなぁ〜］

🖤［ふざけんなｯ！］

💜［親が殺人犯ってことももちろん知ってるよ笑］

俺は逃げれる場所を見渡すがどこも無理だ。

🖤［ｯ…ざけんなｯ！］

💜［人を殺すのは自分の為やない、相手の為や］

🖤［は…？］

💜［だってあんた死にたかったんやろ？］

確かにそうだ…あの親から解放されたかった

🖤［なぁおかめ、俺が死のうとしてもやめた理由って分かるか…？］

💜［怖くなったから…？］

🖤［違う、お前に支えてもらって嬉しかった、だから恩を返さないとって思ったからだ、お前と一緒に居たかったんだ。］

💜［ｯ…!?］

🖤［なぁおかめ、俺の事どう思ってたんだ…？］

💜［…俺の、大切な人…］

🖤［そうか、大切な人の願いを叶えたかった…そうか？］

💜［…ｺｸｯ(頷く)］

🖤［じゃあ、俺の為になんでもしてくれるか？］

💜［うん、何でもするよ］

🖤［あの親を殺してくれ］

💜［…分かった ］

💜［般若の為なら］