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攻めだと思ってた人が受けっぽいの私の好み✨w(((( 最高だぁぁぁぁあ!
互いの息が交差して、かかりあう。暖かくて少し艶めかしい。目は、瞑った方がいいよね?舌は入れた方がいい?そんなことを考えながら、琉真の方に目をやると、グッと目を瞑って、唇をほんの少し突き出している。それがあまりにも愛らしくて、僕は何も考えずに唇を重ね合わせた。シンプルなプレッシャーキッス。唇が触れ合った瞬間、彼の少し身体が少しピクリと動いたのを感じた。
5秒ほどで僕らは離れ、互いを見つめた。正直、少し物足りないなと感じていたけど、それは琉真の方も同じだったようだ。
「…ねぇ…、もっかい、しよ?」
彼からのその言葉に思わず理性が爆発しかけた。が、その時僕の電話が勢いよく鳴り出した。門限の7時を10分ほど過ぎている。連絡を寄越した母親に、初めてイラつきと言うものを覚えた。
「ごめん、琉真。僕もう帰らなくちゃ。」
「…わかった。またな。」
部屋を出る時、もう一度その散乱した彼の住処を見た。なんだか事後のようにも見えた。「じゃあね、琉真。」
それだけじゃ足りない。
「琉真、好きだよ。」
彼の顔が、ボッと火が出たように赤くなり、小声で何かをボソリと言った。聞こえなかったけど、また明日聞けばいいかな、と思い僕は帰路に着いた。