テラーノベル
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もらった合鍵で鍵を開け部屋に入る
鍵の音が聞こえたのか玄関で家主が出迎える
「おかえり仁ちゃん」
「ただいま」
犬みたいだなぁ
丸い目にキュッと上がった口角
人懐っこい笑った顔
そこから覗く白く綺麗に尖った犬歯
馬鹿真面目だしいつも全力だし
名前を呼ぶと笑顔で見えないしっぽをぶんぶん振ってやってくる。
人の懐に入るうまさはきっと本人は無意識で天性のものだろうなと思う。
きっと俺にはないと少しばかり恨めしく思う
黒髪の時はハスキーみたいだなと思った
今はドラマの役で茶髪で長めの髪、
まるでゴールデンレトリバー
どちらにせよ大型犬だな
身長もガタイも良いし怪力だし
ふとXで見た「佐野勇斗は自分の大きさを自覚してないまま育った大型犬」
「自認小型犬の超大型犬」というポストを思い出しクスッと笑ってしまった。
コメント
1件
読了しました。合鍵で出入りする関係性、そして「大型犬」「しっぽをぶんるん振ってる」という比喩がもう愛おしさでいっぱいですね。黒髪と茶髪で犬種が違って見えるっていう観察眼が、普段からどれだけ相手をよく見ているかを物語っていて、そこに仁ちゃんの無自覚な無邪気さが重なって、思わず笑顔になりました。SNSのポストを引用するくだりも、この距離感だからこそ自然に出てくる台詞で、続きが気になります。