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魔主役
夢
見たい人だけ
ゾム】
「やばい、、、」
焦りを込めた独り言
シャオロンたちと喧嘩をして、部室を
出ていってしまった。
(どうしよ、すぐ戻りたないし)
考えながら階段を上がる。
すると
?「〜〜♪♬〜〜」
ゆったりとしたテンポの曲
どうやら屋上で誰かが歌っているようだ
引き返そうと思ったが、何だか安心
する曲に惹かれて、中に入った。
ガチャ
「あのー?」
そろーっと言ったが、ヘッドホンをして
いるからか、聞こえていないようだ。
細身の男の子のようだった。ブカいカー
ディアンを羽織り、ヘッドホンに長い前髪
theインキャって感じの格好
(同じクラスか?)
見たことあるようでないようで、
そんな状況がむず痒くなった
トントンっ
「なぁ、俺ゾム?同じクラス、やった、
よな?歌上手なぁー」
寂しかったこともあり一方的に話しかけた
?「、、、はい、」
無表情のままそっけなく言われた
あれっもしかして本当に話さないタイプの
人だったかもと思い、我に返った
(何してんねん俺、、、いい迷惑や)
「ごめんな!もういくわ、」
戻るところもなく、喧嘩したからと目を
背けて他の人に話しかけた自分が嫌で
涙が滲む
?「、、、まって。」
「?!っ、、、え?」
引き止められると思っておらず、思わず
目をかっぴらいた。
?「せっかくイブキの特等席まできたのに
どうせなら相談のって」
ただただ、嬉しかった
「うん!!」
その後は小さな悩みを聞いた。
寒すぎる、なんていうしょうもない悩み
だった。
その後、「君は?悩み」と言ってくれた
俺は喧嘩のことを話した。口数は相変わら
ず少なかったけど、ずっと相づちを打って
悩みを聞いてくれた。多分俺が悩んでる事
に気づいて、自然に話を聞くためにあんな
ことをいったのだろう。
初めて会ったのに、誰かに似ているのか
ずっと無表情だったけどそれすら
懐かしい感じもする。気分が落ち着いて
気持ちが良い
「ありがとうな。たくさん聞いてくれて!
喧嘩終わらしてくるわ!!」
そう言うと
「おやすみ」
とだけかえしてくれた
俺は仲直りをした
アドバイスされたとおりで、
ありがたく思った。明日は、別の理由で
話しかけてみよう