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この作品を読むにあたっての注意⚠
※男監督生
※誤字脱字あり
※監督生受け
※誤字脱字をあり
を含みます
それでも構わないという方ありがとうございます!
この物語はあらゆる人から気に入られる監督生をエースが見守って追っかけているエースセコム回になっています
それではどうぞ!
✧…✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について 【1】
今、大変なことが監督生に起きている。
それは、最近、監督生がヤバい人達から謎に好かれ始めていることだ。
共に廊下を歩くごとに監督生が沢山の人に話しかけられる。
それもこの学園でもトップレベルでヤバい人達に。
1,狂人の双子による初回挨拶
自分は監督生といつも一緒にいる。
今日、エース、デュース、グリム、そして監督生で廊下を歩いていた時のこと。
「小エビちゃ〜ん♪おっはよ〜」
「ひゃぁ!?!」
隣で監督生が悲鳴を上げた。
咄嗟にエースとデュースは隣の監督生の方を向いた。
「!監督生!!大丈夫か!?!」
隣を向けば、フロイドが監督生を後ろからぎゅっと抱きしめていた。
少し目を離した隙にまただ……。
監督生はこの学園では一番と言っていいほど色々な人に好かれている。
監督生は誰にでも愛想よく接していて、少しおちゃめな一面もあり、抜けていて、可愛い所がある。何故か放ってはおけない存在。気付けば事件に巻き込まれる学園内トップのトラブルメーカーだ。興味が湧くのもわからなくもない。
なにより、あの笑顔。
あの誰にでも見せる笑顔が、周りの人を落とすポイント。
何度も注意はしているが、あれはわざとやっているのではなく、監督生の素でやっているのだ。
だから、もうどうすることもできない。
ただ、その笑顔を見せるたび、人が落ちる瞬間を何度も見てきている。
その度、溜息をつく回数が増える。
「あ~、カニちゃんにサバちゃんじゃ~ん。アザラシちゃんもやっほぉ〜。こんなとこで何してんの?」
フロイドは顔上では笑っているが、目が笑っていない。
まるでこちらを敵対視しているようだった…。
(いやいや俺らはただ普通に廊下歩いてただけなんですけど??!ってか!そっちが何してんだよ!!)
少しイラつき半分、呆れながらもエースは心を落ち着かせる。
「ちょっ、フロイド、先輩…!おもっ……い…!」
監督生はフロイドの腕のなかで抗うもフロイドの腕すらびくともしなかった。
「あはっ、小エビちゃん力よぇ〜」
そういうとグイグイと監督生の肩に体重を乗っけ、段々と二人とも沈んでいく。
「体格差、を……考え、て、ください…!!」
「え〜やだ♡」
……この会話のテンポ感。前にも何度この状況に出くわしたことがあった。
監督生と朝、廊下を歩いている時、気付けばいつも隣に、監督生を抱き締めたフロイドがいる。
これで何度目だか…。数えるのも飽きてきたくらいだ。
「フロイド先輩…!もう限界……」
流石に監督生が重さに耐えきれなくなったのか自分達に助けを求めてきた。
あまり面倒事に首を突っ込みたくはなかったが、仕方なく止めてやろうと口を挟んだ時。後ろから、聞き覚えのある、奇妙で怖さが感じられる声が聞こえてきた。
「フロイド、それくらいにしたらどうです?監督生さんがか可哀想ですよ。全く…困りましたねぇ」
そう。ジェイドだ。
ジェイドは、そう言いつつも、何やら裏がありそうで楽しそうな笑顔浮かべながら監督生の顔を覗き込んだ。
(いやいやいや、全っ然困ってなさそうなんですけど??!それにむしろこっちのほうが困ってんですけど??!)
フロイドだけならまだしもジェイドが加わると、止めたくても、そう簡単にら自分もデュースも止めに入れない。
前に止めに入ろうとして痛い目に遭ったことがあるからだ。
「よいしょっ」
フロイドはパッと監督生に体重をかけるのをやめ、解放してやる。
「監督生さん、おはようございます。今日も元気そうでなによりです」
ジェイドは監督生の手をさりげなく取ると、その掌に軽く口付けた。
「???!」
デュースにはまだ早かったか。
いつもは目を塞いでやっていたが、今回は油断した。
これも何度かあったこと。グリムのように完全に理解していない方がいいものの、デュースは中途半端だから…。一番見せてはならぬ相手。
……因みに、監督生もよく分かっておらず、口付けに対して、挨拶なのか?と思っているらしい。
そうだ。監督生。お前はそれでいい。
監督生がいちいちそんな事を気にしていたらキリがない。
「では、僕達は授業が始まるのでこれで失礼します。」
「じゃーねー小エビちゃ〜ん」
そういうと2人は手を振りながら自分達の教室へと帰っていった。
(やっと去ったかリーチ兄弟…)
内心ホッとする。
あの嵐二人組が去るだけでこんなにも心にゆとりが出来るとは。
「監督生!大丈夫だったか!?…そういえば、毎日リーチ先輩達に絡まれて怖くないのか…?」
「…うーん…慣れた…かな?」
「ならよかったんだが…助けてほしいときは言うんだぞ!」
「ありがとう、デュース」
監督生は情けなさそうに微笑んだ。
俺には、ある役目があった。
そう。それは監督生の事を気に入る奴らの見定めと、見守り役だ。
監督生は危なっかしく、放っておけば変な奴らに絡まれている。
それに、俺がいない所でさっきみたいなリーチ兄弟みたいな奴らが監督生と絡んでいたら、きっと大変なことになる。まだ何もできなくても、居るだけマシだ。
監督生とはずっと隣にいて見守ってはいるが……。
数があまりにも多すぎる!!!
2,昼寝をする肉食動物には要注意だと何回も言っている
「エース・トラッポラ、また居眠りをしていたな?こちらへ来い。子犬に躾をするのが飼い主ってやつだ。」
「うっっわ…、完全にやっちまった……」
エースはどんよりとした表情でクルーウェル先生に連行されている。
またか、と監督生があきれていると、クルーウェル先生の声が自分の名前を呼んだ。
「監督生」
「ヒェッ」
ビクリと肩が上がってしまう。
「そんな驚くことない。少し植物園まで、あそこにある資料を管理人に届けてくれないか?」
その提案に思わず「何で僕が…?」と呟いてしまう。
「今日はお前が日直だろう?」
その言葉に頷くしかできなかった。
クルーウェル先生は先程まで気持ちよさそうに寝ていたエースを何処かへ連れて去って行った。
「ははははっwwwエース連れてかれてるしw」
「ウケるwこの前俺らが寝てた時に煽ってきた罰だw」
周りの人達は怠そうな態度をとるエースを笑っていた。
「にゃははっ!エースのやつ!また居眠りで連れてかれたんだゾ」
「こらグリム!お前も言えた立場じゃないだろ!」
軽く叱るデュースに監督生は「デュースもじゃん」と溜息をついた。
監督生は先程クルーウェル先生に頼まれた資料を植物園に運ぶことにした。
デュースに手伝おうかと聞かれたが、申し訳ないと思い断ってしまった。
〜植物園〜
「えっと…たしか管理人さんはここに…」
監督生がキョロキョロと植物園の中で辺りを見渡している時、ぐにゅっ、と、足元で変な感触がした。
何かを踏んだようだと、足元を確認してみると…。
「や、やばい……」
監督生は顔を青ざめた。
「誰だ?俺の尻尾を踏んだ野郎は」
この声は。
レオナ・キングスカラーだ。
どうやら昼寝をしていた最中だったのか、一段と機嫌が悪そうだ。
「ご、ごめんなさい、わざとじゃなくて…」
監督生がそう言うと、レオナは無言で欠伸をしながら、体を起こし、監督生の逃げ場をなくすかのように、監督生の前に立った。
「そんなの知ってる。わざとじゃなくても許されないことは誰にでもあるよなあ?」
ニヤリと鋭い牙を見せながら笑う。
ゾクリと。監督生の心拍数が恐怖で上がっている。
「……お前、本当に無防備だよなぁ…、」
そういうとレオナは監督生の頭を髪を巻き込みながら荒く撫でた。
「?」
監督生は何故撫でられたのか分からず首を傾げた。
「せいぜい襲われないよう、自分で自衛を学ぶんだな」
「自衛…?」
「ああ。まっ、お前には到底無理かもだがな。…今回はなかったことにしてやんよ。次はねぇーかんな」
レオナはそういうと、軽く笑って、近くの木へと向かって去って行った。
(取り敢えず何もされなくてよかったぁ……)
監督生は自分の胸をなで下ろした。
✧…✧…✧…✧…✧
あー……遅れた……。
クルーウェル先生に呼び出されていたせいで監督生がレオナに絡まれている所を止めるのに一歩遅れた。
だが、ただ頭を撫でられただけだったのがまだよかった。
(……って……え??)
(レオナ先輩って……もしかして……監督生の事狙ってる…?)
流石にその事には気付かなかった。
だが、何十人もの監督生に対してのアプローチを近くで見守り続けたエースにとっては、見れば簡単にわかることだった。
レオナと監督生が話している所をみるのは久しぶりだったため完全に油断していた。
(マジかよあのたらし……、、、、。)
(あいつ、いったい無意識に何人恋に落とせば気が済むんだよ……。)
また面倒事が増えた。
そう、心で溜息をつきながら、そんな監督生も、面白いな。と、苦笑していた。
✧…✧…✧…✧…✧…✧
3,✧〜今日のエースの日記〜✧
☓月☓日
今日も監督生は相変わらず朝からリーチ兄弟に絡まれてる。
あのリーチ兄弟に好かれるなんて、俺の最高のマブは只者ではない笑
今日、レオナ先輩が監督生の事を気に入ってるかもしれないことが判明。
面倒事が増えるが、これもまた一味違った学園生活ってことで!これもこれで楽しんでる。
帰ってきたらフラミンゴの餌やり当番で、一緒のデュースがまたあのダッさいピンクの服着てて笑った。
俺はお洒落なやつちゃんと買っててよかった〜
✧…✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について 【1】終
続く〜…✧