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この作品を読むにあたっての注意⚠
※男監督生
※監督生愛され
※腐向け
※6章ネタバレ含む
※誤字脱字あり
※監督生が皆から謎に好かれているため、エースがセコム役として見守っている話です
それでも大丈夫という方ありがとうございます!
今回はルークさんは匂わせ?でいきます
最後まで楽しんで読んでくれたら幸いです
✧…✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について【2】
1,気になるあの子
「あのー、レオナさんいますか…?」
その聞き覚えのある声に振り返ると、ガラリと3年A組の教室のドアを開けた監督生が立ったいた。
珍しいと思いつつも声をかける。
「どうしたんだい?トリックスター」
「あ!ルークさん、これ、レオナ先輩の落とし物で」
監督生はそういうと、レオナが所持している腕輪を見せた。
「確かにこれはロアドゥ・レオンの物だね。確か彼は今、植物園にいるよ。こちらで届けておこうか?」
「いえ、大丈夫です!ルークさん植物園に行くの大変でしょう、教えてくれてありがとうございます!」
監督生はペコリと勢い良くお辞儀をした後、廊下を走って植物園に向かってしまった。
(トリックスターはやはり今日も元気がいいな)
そう、監督生を見守りながら微笑んだ瞬間、監督生のポケットから何かが落ちた。
ハンカチだ。
よくドラマや漫画で見る一般的なシチュエーションな気もする。
(まさか落とし物を届ける最中に、自分まで落とし物をするとは……)
ルークは落ちたハンカチを拾い上げると、監督生を追いかけた。
✧〜植物園〜✧
「あっ!レオナさん!」
相変わらず植物の隙間から飛び出ているレオナの尻尾をめがけて、監督生は声をかけた。
「あ?誰かと思えば草食動物じゃねぇーか、何か用か?」
「レオナさんこれ、この前落としていってましたよ、」
監督生はレオナに腕輪を差し出す。
「そのためだけに来たのか…?こりゃどうも。」
そう言い、腕輪をひょいっと受け取った。
「そういやお前、噂によりゃあ最近すげー沢山の草食動物達から気に入られてんだってな?」
何人かに最近告白をされているものだから、自分でも多少は理解はしているものの、そこまでの数ではないと、軽く否定してしまう。
「へー、お前は俺以外にもその無防備な面さげてんのか」
レオナはそう呟くと、監督生の顔に触れた。
✧‥✧‥✧‥✧‥✧
「トリックスター!落とし物だよ!」
ルークは植物園でそう、どこかにいるだろう監督生に言ったが、監督生の返しはなかった。
どこに居るのかと、植物園をうろうろとしていた時。
(おや?彼処にいるのはトリックスター!それとロアドゥ・レオンだ!)
会話をする二人を見つけた。
あの二人が会話をしているのを見るのは久しぶりだったため、植物にしゃがんで隠れ、覗き見をする。
(あの二人はいつからあんなに親交をより深めたのだろう)
ルークの瞳にはレオナが監督生の顔に触れ、そのまま頬に口付けをしていた姿がうつった。
(!!)
暫くするとルークは飛び上がった。
驚きすぎた。いや、意外だったということもあるのか。
まさかレオナが監督生の頬に口付けた瞬間を目撃してしまうとは。
ルークのいる場所からも見えるほど、監督生の頬は、林檎のように赤かった。
(オーララ!!!あの二人はいつからそのような仲へ?!!)
この空間に入るのは流石に私でも無理だろう。
そう思ったのか、ルークはハンカチを1年A組のクラスの人に届けることにした。
ゆっくりと、立ち上がると、少し離れた場所から、大声で監督生を呼ぶ声が聞こえた。
「「監督生ーーー!!!」」
エースとデュースだ。
レオナは軽く監督生の頭を撫でた後、「じゃーな」と、一言告げると、エース達の向かう方向とは別の方へと向かっていった。
「監督生!無事か!?」
「もーー!あんまり一人でいるなって、いつも言ってんじゃん!」
「ごめんごめん、ってか僕は子供じゃないし」
「そうじゃなくて!猛獣に襲われる可能性があるでしょうが!!」
デュースは監督生を心配する一方、エースが親のように監督生を叱る。
流石のルークも話についていけずに困惑をし始める。だが、少し微笑ましさを感じて、思わず苦笑してしまう。
あのレオナとの空気が壊れたなら、監督生にハンカチを届けられると思い、監督生の名前を呼んでハンカチを渡した。
「あ!これ!ルークさんありがとうございます!」
監督生は笑顔でお礼を言う。
その笑顔は、今まで見た人の中の笑顔よりも、素敵なものだと、心の中のどこかで感じていた。
「あ、そういえば、ごめんなさい、結局ルークさんに植物園にまで来させてしまって…。」
「いや、いいんだよ、困った時はお互い様ってものさ!」
「あらためてありがとうございます、僕達はこれで」
「ああ、では、また」
✧〜ポムフィオーレ寮〜✧
「おや?アンタにしては珍しくテンションが下がっているじゃない。何かあったの?」
ヴィルの目先には、いつものような笑顔が失われたルークがいた。ルークは何か難しいことに悩むように頭を抱えていた。
「ああ、ヴィル、実は今日、ロアドゥ・レオンとトリックスターが………」
✧…✧…✧…✧…✧
「キスをしていたですってっ!!!????」
ルークの言う事にヴィルは驚く。頬に、と言ってもやはり、あのレオナが人に興味を持つのが意外だったのか。
「まあ、ヴィルが前に嘆きの島で監督生にしていたものと同じだったけれど、何か少し違う意味な気もしてきていて、私の中で、今までに感じた事のない感情が生まれ始めているのだよ……。」
「ルーク、アンタそれは監督生に、こ……、、…。いえ、なんでもないわ。…まぁ、あのレオナが人の頬であろうがどこであろうかキスはキスよ。」
ヴィルはルークに言いそうになった単語をギリギリのみこみ、呆れたように溜息をつく。
あのマレウスに“ツノ太郎”というあだ名をつけているだけある。だが、それに加えあのレオナをおとした監督生は一体どういう育ちをしたらそうなるのか……。
「まあルーク、そんな悩むことではないわ。ただレオナの変化についていけてないだけ。」
ヴィルはそういうと、ルークの肩を軽く叩き「元気出しなさい」と告げた。
「ああ、そうだね。私もこうして答えの分からないものへと思いをはせる時間は、また今度にしよう。」
ルークはそういうと、考える事を一旦放棄した。
2,不思議で仕方がない存在
「監督生本当に昨日はただ頬にキスされただけなんだよな?」
「そうだって、それ以外に別に何もされてないよ」
「あー…やっぱりレオナ先輩がっつりアウト、ってかそれ以上にアウト!!!」
「だからさっきから何をアウトとか言ってるの、?」
監督生に問われると少し焦りながらも「何でもない」と返す。
(いや最近警戒はしてたけど気付いたら監督生が消えて追いかけたらレオナ先輩にキスされてたとか……はぁ……)
マジないわ〜……と溜息をつくエースに監督生も少し困惑する。
「とにかく!ああやって襲われる場合があるから!あんまり無防備な行動とらないの!!」
「……はい…分かりました…、」
監督生はそう言いつつも、無防備な行動とは、?と頭のなかでぐるぐるとその謎が回っていた。
✧…✧…✧…✧
✧〜食堂〜✧
昼食の時間になったため、食堂に来た。
「エース!それオレ様に一つよこせ!!」
「絶対やだよ!!これがメインだろ!!ってかグリムのもあんじゃん!」
「もう一個食べたいんだゾ!」
「無理だっつってんの!!」
相変わらず争うエースとグリムの声が聞こえて、自然とその方向を向く。そして、そのグリムの隣にいる監督生を見てしまう。
(レオナだけじゃなくルークまで……)
ヴィルは内心呆れていた。
あの学園でもトップレベルの問題児双子に好かれるだけではなく、他のジャガイモ達からも好意を向けられていると噂で聞いたときは腹が立って仕方がなかった。
そう。
実を言えば、ヴィルは嘆きの島から帰還した後、ポムフィオーレに監督生を泊まらせた時から、監督生へ好意を向けていた。
流石に男同士は向こうも困るかと思い、好意を隠して接していれば、大量の者が監督生へ好意を向けているということを知らされるものだから自分も好意を剥き出しにしても良いのかと思った時、レオナとルークまで。
あの監督生はただのジャガイモではなかったのだと、今更気がつく。
エースやデュースと笑い合う監督生を見て、二人のあの立場が羨ましくなってしまう。
(愛らしい顔をしているものよね……)
他の生徒からひかれてしまうのも分からなくはない。
だが、やはり自分の好きな人が、色々な人から狙われているのは少し嫌気がさしてしまう。
✧…✧…✧…✧…✧
「アンタ、ちょっといい?」
「へ?」
突然のヴィルからの声掛けに、一人で食堂の席に座っていた監督生は少し驚いた顔をした。
「な、なんでしょう?」
「…アンタこの前レオナに襲われそうになったんですって?」
「あっ、いえ、襲われる?とかじゃなくて、ただ頬にキスされただけですよ」
(いやそれも襲われかけたのうちに入るのよね…。ルークの話によるとあの新ジャガ達が来なければもう手遅れ……)
ヴィルは分かってないのかと監督生に呆れる。だがそれもそれで監督生だ。優しく受け取っておこう。
でも、まだ自分はレオナみたいに急に頬にキスみたいな思い切ったことはしない。…まあ嘆きの島の時とは別で。
それを誓わなければ、
あの新ジャガ1号に目をつけられて、ごちゃごちゃと面倒くさそうな事を言われそうだからね。
✧…✧…✧…✧…✧
食事が終わったため、食器を専用の所へ置いてきて、監督生の元へ戻った。
(……ん……?)
戻ろうとした時、席には監督生だけではなく、ヴィルの姿が見えた。
まさかと思いつつ、自分の後ろにいるグリムとデュースを無理矢理一旦黙らせて、二人の声が聞こえる所で様子を伺う。
だが、様子を伺っても、特に目立った行動はとっておらず、ヴィルと監督生はただ世間話をしているだけのようだった。
(まぁ、ヴィル先輩はそんな事する人じゃないか)
「おいエース、どうしたんだよ」
「そーなんだゾ!早く子分のとこに戻るんだぞ!」
「わーったよ、監督生のとこに戻るか」
これ以上見ても仕方ないと思い、エースは後ろの二人を連れて監督生の元へ戻った。
✧…✧…✧…✧…✧
3, ✧〜エースの日記〜✧
☓月☓日
今日は特に何も起こらなかった。……と思う。
昨日はレオナ先輩が監督生にキスしてるのマジで危なかった〜…。
たまたまいたデュース連れてこれてよかったよ本当。じゃなければ俺多分殺されてた…。
今日は特に何も起きなかった。
ヴィル先輩は最初怪しいと思ってたけど大丈夫そう……。
いや、まって、なんか監督生で鍛えられた俺の危機察知能力発動してるんですけど!??
もしかしたら…。え?嘘でしょ…??
流石にあのヴィル先輩落とせたら監督生は多分この世界の王になれる気がする。
ま、ないことを願うか…
今日は水曜日。
「火曜日にハンバーグを食べるべからず」っていうハートの女王の法律あるでしょ?
今日火曜日気分でいてさ、その法律寮に帰るまで忘れててさ、急に思い出して焦った。
デュースに水曜日って言われたときはマジで安心しすぎて力抜けた笑
✧…✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について
【2】終
続く〜…✧