こんにちわぁぁ!!いろんな意味でテスト終わった!💪
……え?
なんで下手くそなチャットノベルばっか書いてるやつが急にノベル書いてんだって?(誰もいってない)
ノベルの方が心情とか行動とか書きやすそうだなぁと思ったからだよ!(意外とちゃんとした理由です)
……あ、最近の投稿見てもらったら分かるんですけども、私最近死ぬほどないふにハマってまして、今回もないふです!w
1話完結の学パロです!地雷さん自衛お願いしますm(__)mRはないよ!
何もないと書きずらいのでシャトルランさせます(?)
それではすたーてぃん⭐
ないこside
俺はないこ。ごく普通の男子高校生。今日はスポーツテストの最後の難関種目、シャトルランの日。
運動はめちゃくちゃ得意だし好きだけど、シャトルランとかマラソンとかはしんどくて嫌い。
あの音をきくだけで腹痛と頭痛に襲われる。
……というか、もう頭が痛い。本当に憂鬱でしかない。
体育は次の時間。今は数学。先生が黒板に書いたことを板書はするものの、次の時間の恐怖で、かなりスピードが遅い。後で友達のノート、写させてもらおう。
気がつくとめちゃくちゃ足がプルプル震えている。瞼も軽く痙攣している。
やがて、授業が終わる。嫌いな数学だけど、今日ばっかりは「数学が一生続けばいいのに」と思っていた。
学級委員の男子の「起立、きをつけ、礼」の号令と共に、「ありがとうございました」が聞こえた。
どうにか震えを押さえつけたら、
不安と恐怖で押し潰されそうな自分の顔を、お決まりのにっこりしたポーカーフェイスに変え、近くの友達に話しかける。
「次なんだったっけ?」
きくまでもないんだけど。
俺は基本、話しかける相手を選ばない。いわば、クラス全員友達!という感じの立ち位置である。陽キャ。
今話しかけたのは隣の席のおとなしい男子。
「あ、えと、体育だよ。体育館で、シャトルラン。」
おどおどしながらも、親切に教えてくれる。
「あ、そうか!そうだった!さんきゅ」
今思い出したというような、とぼけた声で返し、礼を言う。
「が、頑張ろうね!」
「おん!がんばろがんばろ!」
席を離れ、体育館靴を自分のロッカーに取りに行く。と、
「なーいこ!行こー!」
「一緒いこ!」
複数の声が背中からかかる。
声の正体は、りうら、ほとけっち、しょーちゃん、まろ、あにき。
笑顔で俺の手を取るのはまろ。と、
「はよはよ!遅れてまうで!」
あにきが声をかける。
「はぁい!すぐいこ!」
なるべく元気そうな声で返す。四人を手招きして、あにきのもとへ軽く走る。
体育館まではあっという間。
体育館に着くと、一気に心が苦しくなってきて、頭痛と腹痛が強くなる。
準備体操、筋トレ、柔軟、号令。
どれも、一瞬。
先生が、
「予告通り、シャトルランをします。誰でも良いので記録をとれるようにペアを作ってください。」
と言う。
ぼんやりしていると、背中をぽんと叩かれる。あわててにっこり笑って後ろを振り向く。まろが立っている。
「なーいこっ!ペアなろぉっ!」ギュゥゥゥゥゥゥ
「いてぇっ!ペアは良いけどなんで抱きつくのw」
「えー、別にいいじゃん!抱きつきたいから!」
「意味不明w」
まろのハグでちょっとだけ緊張がほぐれる。まろには感謝だ。
「で、さっそくだけどないこ先行で!」
「いやなんでだよw」
まぁ、辛そうな他の人を見てからになるより、先行のがいいかもな。
「別にいいけどさ。」
と、クラスの何人かの女子が話しかけてくる。
「ないこくん、絶対めっちゃ残るよね!」
「がんばってね!応援してる!」
……応援はうれしいけど、、
それから少し話をしていると、嫌なチャイムがなり、心臓が痛くなる。不協和音だろこれ。
シャトルランの説明の音源。この時間がめちゃくちゃ辛い。だんだんと恐怖が掻き立てられる。
めちゃくちゃ頭が痛い。
説明が終わる。
気づくと、
五秒前、3、2、1、スタート
ポポパン♪
ど、れ、み、ふぁ、そ、ら、し、ど
はじまる。息をゆっくり吸って、ゆっくり吐く。スピードはなるべく出さない。あわてない。嫌いとはいえ、結果は出さなければならない。
ポポパン
levelが変わるタイミング。体は余裕。でも、精神的にキツい。
30回、息をゆっくり吸って吐くができるのはこの辺まで。ほんの少し、息が切れてくる。
60回、ここから段々辛くなる。全体の4分の1くらいが脱落している。まだ大丈夫。
80回、基本、運動部しかいない。全身に汗をかく。息が苦しい。でも、まだなんとか。
100回、残っているのは俺の他に5人。今年のクラスは運動神経良いんだな。
あにきもいるしほとけっちもまだいる。汗が、顔を伝って床に落ちる。髪からも汗が落ちる。体が、熱い。息がハァハァと荒い。もうやめたい。
120回、もう、ほとけっちとあにきと俺しかいない。見ている人からの声援。さっき脱落……というかやめたやつが、
「ないこ!あとひと息!俺の分まで!」
と、声をかける。こういう声援があると、やめたくてもやめられない。女子も、
「ないこくん!かっこいいよ!がんばれ!」
と叫んでいる。あにきももちろん、ほとけっちも声援をあびてがんばっている。俺はもう、意識が朦朧としてきている。しんどい。たぶん、顔も真っ赤になっているだろう。
150回、俺一人になる。もう、限界。辛い、辛い、辛い。でも、クラス全員が俺を見て、応援している、まだ、頑張らないと。
200回、体育の先生もポカンとしている。いや、めっちゃ走ったな。俺。でも、視界がせまい。倒れそう。
212回。俺は走るのをやめて、一気にまろにもたれかかる。息が、苦しい。視界が暗い。
「ま、ハァハァろ、、ハァハァハァハァ」
苦しい、苦しい、苦しい。まろ、助けて
不覚にも涙がこぼれる。でも、涙は汗に紛れて目立たない。
まろは、
「ないこ!?大丈夫!?」
と、驚いた声を出すと、すばやく俺を自分の膝で膝枕して、汗をふき、俺の頭を持ち上げて、アクエリを飲ませる。
「ほんとに、無理しすぎ!」
しばらくすると、やっと目が見えるようになった。それまでずっと、まろが俺の汗をふき続けてくれた。
「まろ、ハァハァありがとうハァハァ」
正直けっこう怖かった。
先生が近づいてくる。
「お前、すごいけど……そんな無理すんなよ」
と言う。俺はへへへと笑っただけだけど、心のなかではまだしんどいし、何よりめちゃくちゃ怖くて辛かった。先生は、
「5分後、残りのやつらも始めるぞ」
と言った。でも、そんなことお構いなしにみんなが、俺のところに来て、称賛する。
「ないこ!お前すげぇな!」
「ないこくん、めちゃくちゃかっこよかった!すごいねー!」
無視するわけにもいかない、
「ありがとうハァハァ」ニコッ
息を整えながら何となくみんなに向けてにこっと微笑んでおく。
「かっこいいイィィィィ!」
と女子が言い、
「お前なぁ……w自分がイケメンなことに気づかねぇのかよ」
と、男友達がお世辞を言う。
「からかうなよwイケメンじゃねぇw」
と返しておく。疲れた体でふらつきながら立つ。
「ふらふらじゃんw」
まろが俺を支えてくれる。
「さんきゅw」
シャトルランも終われば気持ちがすっとして心地よい。
あと、まろが少し緊張した面持ちになっていて笑えるw
「まろも頑張って!」
なんとなく声をかけると、
「ないこたん応援してくれる!?ないこたんの応援があるなら俺めっちゃ頑張るよ!」
と、なぜか目をきらきらさせている。
「応援ぐらいするよw」
「やったーー!ないこたん大好き!」ギュッ
……ドキッ
へ?ドキッってなんだ?何にドキッとしたの?俺。
考えている間にもみるみる顔が熱くなって、心臓の鼓動が早くなる。
……え、もしかしてまろ?いやいや、男だしwふっと顔をあげるとそこには整った顔をにっこりとさせる、かっこよくて優しい人がいる。
ドキッ
間違いない。まろが好きなんだ。は?なんで?ついさっきまではそんなこと考えなかったのに。今までもそんなこと、思わなかったのに。なんで急に……なんで今のタイミングで……
顔が真っ赤な俺を見て、
「ないこ、やっぱまだしんどい?休んどきなよ」
と心配そうに声をかけるまろ。
「ううん、大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」
と答える。
高校生の俺の恋が、こんなのになるとは、思わなかった。びっくりした、と同時に、辛い。
叶わない恋。さっきまで、ほんとにさっきまで、ただの男友達だったのに、、。
今はもう、まろに心を奪われて、まろ以外、視界に入らない。好きで、好きで、たまらない。
俺は無意識にまろに近づいて、ハグしていた。
「うおっ、ないこたんどしたのー?」ナデナデ
俺の頭をなでるまろ。俺は、
「まろ頑張ってね!」
と言って、思いっきりにっこりと笑う。
気のせいに決まってるのに、まろの顔が赤くなった気がしてきて、少しせつなくなった。
「うん!ありがとう!大好きだよ!」ギュッ
ドキッ
「ふあっ」///
まろの大好きだよ、は、友達としての大好きなのに、顔が真っ赤になって、馬鹿みたい。
「そろそろ始めるぞー」
という先生の声が聞こえて、俺はまろからはなれる。
始まった。
30回。まだまだ余裕そうな表情をしているまろ。その顔がものすごくかっこいい。
60回。ちょっと息切れして、汗を流すまろが、これもまたかっこいい。そばに来たとき、「がんばれまろ!」と言ったら、にっこりと頷いてくれたのが嬉しかった。
80回。大分辛そうになってきたまろの表情。俺は何度も声援をおくる。汗を床にポトリと落としながら懸命に走る顔がめちゃくちゃ好き。
100回。顔が赤くて、汗が大量に流れている。「もう一息!」と声をかけると、まろが真面目な表情をした。気がした。
150回。まろも、走れるなぁ……。応援の声を大きくする。まろはハァハァ息を切らしながらも走っていく。めちゃくちゃ、ものすごく、かっこいい。
180回ちょうどで、まろは走るのをやめる。ハァハァ言いながら、俺にぎゅっと抱きつく。
「ハァハァ、ないこたん、ハァハァには、ハァハァ及ばないッ、けどっ、ハァハァがんば、ハァハァたよ。」
と言い、汗でびしょびしょの顔を嬉しそうに輝かせた。
「まろ、すごいよ!」
と言って、まろの汗まみれの体をタオルでふいてあげながら優しく丁寧に抱きしめる。
「ないこたん、ありがとう」ギュッ
「おあっwおつかれー」
隠さないと。俺がまろを、恋愛的に好きなこと。だってほら、幸せだから。こんなことまろに知られたら、優しいまろは、今まで通り接してくれるかもしれないけど、きっと心のなかで避けられる。幸せが壊れちゃうんだ。
だから、隠さないと。
…………でも、耐えられるかな、俺。思いが伝えたい。でも、嫌われたくない。
俺の膝の上に頭をのせて、幸せそうにニコニコしているまろが、たまらなくかっこよくてかわいい。
好きな人の言動は、何もかもかっこよく、かわいく見えるって聞いたことがあるけど、それほんとだ。
「少し休憩したら集合なー!集合かけたらすぐ集まれよー!」
先生の言葉でハッと、甘い時間から現実へと引き戻される。
そしてまわりから、みんなが集まってくる。
「二人ともすごかったねー!」
「お疲れ様ー」
「てか思ったんだけど二人距離感バグってね?」
「ないこくんといふくん仲いいねーw」
「ないこくんひざ枕されてんじゃんwww」
そんな言葉に対して、まろが、
「へへん!まろとないこたんの友情を超えるものはないもん!あとないこたんの膝はまろの特等席!ねっ?」
と言い、膝にころんとしたまま上目遣いでこちらを見てくる。いやいや、一人称まろだと、めちゃくちゃかわいいな。
「確かに自分で言うのもなんだけど仲いいかもねー。まろ、嬉しいこと言うーwでもお前の特等席になった覚えはねぇよwww」
みんなが笑う。これでいい。まろとは、友達でいればいい。恋人になんてならなくても、一緒にいられればそれで……
「でもまろがないこたんのこと一番大好きだもん!」
そう言ったまろが急に俺の前に座った。何をするのかと思うと、俺を顎クイして、そのかっこいい顔で優しい笑顔をつくっている。
顔が……近い。
好きな人が…………俺を顎クイして大好きな優しい顔で微笑んでいる……
「な、何?まろ?」
声が震える。顔が赤くなるのは、なんとかおさえる。
みんながこちらに注目している。
「ん?ないこたんってやっぱ、かわいいなぁって思っただけ。」
「っ、」///
耐えきれなくなって、顔が少し赤くなるのを感じた。
「あっ、!照れた?照れたよね!かわいいぃぃぃぃッッ!!」
「照れてねーよ!w男だろうが!!w」
言って後悔した。そうか、男同士なんだ。自分の言葉で、自分がめちゃくちゃ傷ついてる。俺、バカだなぁ。
「男でも女でもかわいいのはかわいいし?あと、大好きなないこたんとなら男同士でも付き合うし。」
………………は?
「へ?本気でいってる?」
「うん、もちろん本気だよ?ないこたんがその気になってくれればの話。俺、ないこが好きだからさ。本気で。」
………………………………え?
頭が……回らない。え?まろが俺を好き?、付き合う?本気?
頭がごちゃごちゃになって、嬉しくて、顔がとにかく真っ赤になる。
みんなが俺とまろを交互に見ている。
「え?ないこたん、もしかしてOKだったりする?俺、普段は冗談ばっか言ってるけど、本気だよ?」
そう言って俺の頭に手をのせる。
「っ……」//////
「今度でもいいから、返事聞かせて?俺は本気だよ?」
「ま、まろのばかぁ……」///
返事をしたら、堪えきれなくなって、涙が出る。嬉しくて嬉しくて涙が止まらない。
「お、俺もまろが好き。めちゃくちゃ好き。大好き!!!
……こんな恋、叶わないと思ってたのに。まろに恋しちゃダメだって、自分に言い聞かせてたのに。友達のままで幸せだって、思おうとしてたのに。こんなにあっさり叶っちゃって。俺、すっごく幸せ。」
この際だから、思いを全部伝えた。そしたらまろも泣き出して、
「ないこたん、……うっ、う、俺も、、俺も叶わないと思ってた。ずっとずっと、ないこたんのいる中学に転校してきた頃からないこたんに恋してた。苦しかった。どうせ叶わない恋だもん。芸能人に恋した方が良かったかもって思うくらい。
ずっと前から誰よりも優しくて可愛くて賢いないこたんが大好き。
中学の頃、ないこたんは女の子と付き合ってたよね?あれ俺、めちゃくちゃ嫉妬してさ、毎日泣いてた。失恋の辛さを知ったっていうか。
でも俺はないこたんを諦めきれなくて、おんなじ高校選んで、ないこたんについてきたんだよ?
でも、告白するならもっと、呼び出したりするもんだと思ってた。w」
まろが、息継ぎもなしに一通りしゃべった。
_そうだったんだ。俺がまろに恋するずっと前から、まろは俺が好きだった。
それを聞いて、誰よりも大好きなまろが、もっともっと大好きになった。
「まろっ!俺を好きになってくれてありがとう。告白してくれてありがとう。俺、まろと一生一緒にいたい。」
涙でぐちゃぐちゃになった自分の顔が、嬉しそうに笑う感覚。
まろはプルプル震えて、手の甲で目をぬぐってから俺を思いっきり抱きしめる。
「ないこ、愛してる。
誰がなんと言おうと絶対ずっと、一緒にいるからさ。ないこも、側にいてね。」
「……うん。当たり前じゃん!」
とたんに周りから拍手がおこった。あ、そういえばここ、みんながいる体育館だ。
顔が赤くなる。
まろも顔が赤いけど、俺をぎゅっと抱きしめるのはやめない。
そんなまろを、俺も強く抱きしめ返した。そして、耳元で「まろ、愛してる。」とささやいた。
でも、この時間もあんまり長くはない。
集合をかけられ、体育の時間が終わる。
まだ、興奮がおさまらなくて、顔が熱くて目がうるうるして体も震えている。
うれしい。うれしい。うれしい。!
そんなことを考えていると、まろがバックハグしてきて、
「幸せ……ないこたん世界で一番大好き」
と言う。俺は照れを隠そうと、
「浮気したらぶっ殺す」
と言ってみる。さすがに物騒だったかwだけどまろはさらにほわっと嬉しそうに笑って、
「浮気なんかするわけないじゃん。これでも2年間、まろはないこたんを追いかけてきたんだよ?」
と言うだけで、余計に照れた。
「も、もーー!好き!」
「へへっ♪俺も好き。」
んだこの駄作
マ,マタオアイシマショウ
コメント
6件
ブクマ失礼します! なんかもう尊すぎて好きです、同じクラスに青桃がいたらよかったのn(((
初コメ失礼します!今まで見てきた中で一番好きな 小説でした!!
あの、らりっちだよね? 私すみれだよ〜! あと、このアプリのアカウント変えた!