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こんにちは、くろたです。好評だったら続けるとか抜かしてましたが
思った以上に文章書くのが楽しいので評判無視して書きます。
永遠にネタの湧き出る頭が欲しい…。
「日本さん、これを三年の教室に届けてほしいんですが、頼んでもいいですか?」
担任の国連先生から、プリントの束を手渡される。
「わかりました」
たまたま暇をしていたし、ちょうどいいだろう。
それに、三年には僕の兄さんがいる。
タイミングが合えば、会えるかもしれない。
学校で兄弟と会うって、なんだか少し特別感があるよな。
そんな呑気なことを考えながら、プリントを抱えて廊下を歩く。
「あ?日本?」
「え?」
突然名前を呼ばれ、足を止める。
振り返ると、そこにはソ連さんが立っていた。
相変わらず大きい。
少し首を持ち上げないと、顔がよく見えない。
少しくらい、身長を分けてほしい。
「珍しいな。なんか用か?」
「三年生の教室に、プリントを届けるように言われまして」
「んじゃ、教室まで行くか」
「ついてくるんですか?」
「悪いか?」
「いえ、そういうわけではなく……」
当然のように僕の隣へ並ぶソ連さん。
二人で歩き始める。
足の長さは僕と比べるまでもなく違うはずなのに、歩く速さは不思議なくらいぴったり合っていた。
きっと、僕に合わせてくれているのだろう。
……この人も、ロシアさんに似て気遣いのできる人なんだよなあ。
そんなことを考えながら歩いていると
「え!?日本君!?なんでソ連といるの!?」
目的地まであと少し、というところで、突然誰かが飛び出してきた。
「うわっ」
危うく抱えていたプリントを落としかける。
慌てて抱え直してから顔を上げると、そこにいたのはイタリア王国こと、イタ王さんだった。
「なんでもいいだろ、別に」
ソ連さんが、あからさまに不機嫌そうな顔をする。
……あれ。
さっきまで機嫌よさそうに見えたんだけどな。気のせいだったか。
「よくないよ!ずるいじゃん!」
イタ王さんがプンスコと抗議する。
しかしソ連さんは、まるで相手にする気がないらしい。
やがてイタ王さんは諦めたように肩を落とすと、くるりと僕へ向き直った。
「日本くーん!久しぶり!今日もかわいいね。天使が降りてきたのかと思うほどだよ」
「あ、ありがとうございます……?」
流れるような手つきで頬を撫でられる。
フランスさんといい、イタ王さんといい。
どうしてこうも歯の浮くような台詞を、息をするように言えるのだろう。
イケメンの特権なのかな……。
「あの、プリントを届けに来たんですが……」
「ああ、それならナチ呼んでくるんね。あいつが学級委員だからさ」
「待っててね〜」
ひらひらと手を振りながら、イタ王さんが教室の中へ駆けていく。
その後ろ姿を眺めていると、どことなくイタリアさんと似た仕草が目についた。
……やっぱり兄弟なんだなあ。
「わざわざ呼ばなくていいだろ……」
隣から、低い声が落ちてくる。
見ると、ソ連さんの眉間にはくっきりと皺が寄っていた。
そういえばこの前、兄さんが言ってた。
ナチスさんとソ連さんは仲が悪い。
どうやら、本当らしい。
「プリントを渡したら、すぐに帰りますから……」
宥めるように言う。
「なんでだよ」
食い気味に返された。
「え?」
思わず聞き返す。
ソ連さんは何か言いたげにこちらを見たものの、結局それ以上は何も言わなかった。
……意味がわからない。
「すまない。待たせたね、日本君」
「珍しいな、日本が三年のところに来るなんて」
そんなやり取りをしているうちに、教室の奥から二人の人物がこちらへ歩いてきた。
ナチスさんと、日帝兄さんだ。
「これ、お願いします」
僕は抱えていたプリントをナチスさんへ手渡す。
「ああ、今度の学校集会の資料か。ありがとう」
受け取ったプリントを軽く確認すると、ナチスさんの手が僕の頭へ伸びてきた。
ぽすぽすと頭を撫でられる。
そこまで子供ではないんですけど。
そう言おうと思ったけれど、不思議と嫌な感じはしなかったので、そのまま黙っていることにした。
「なんだ。俺に会いに来てくれたわけではなかったのか」
兄さんが、少しだけ口元を上げて揶揄う。
「タイミングが合えば、兄さんにも会えるかなとは思ってましたよ」
「なるほどな。教室にいてよかった」
兄さんが嬉しそうに笑う。
その瞬間、頭の上にあったはずのナチスさんの手がすっと退かされた。
代わりに、兄さんの手が僕の頭へ乗る。
「日帝、嬉しそー」
「おい日帝。そこ変われ」
「断る。俺の弟だ」
兄さんは笑っている。いや、笑っているはずなのに。
ソ連さんへ向けた声だけは、妙に鋭かった。
情緒どうしたんだ。
「……あの、そろそろ昼休み終わりそうなので、お暇させてもらいますね……?」
これ以上ここにいると、本当に昼休みが終わってしまう。
そう思って一歩下がる。
「そうか。じゃあ、また帰りに」
「……え?」
兄さんがさらりと放った言葉に、僕は瞬きをする。
どうやら兄さんは、一緒に帰るつもりらしい。
久しぶりだ。少し楽しみだな。
「私も同行していいか?」
ナチスさんが手を挙げる。
「……まあ、先輩なら」
「僕も行くんねー!」
イタ王さんも、いつの間にかこちらへ戻ってきていた。
「んじゃ、俺も」
ソ連さんまで続く。
……増えた。
「お前ら、今日部活では……?」
兄さんが眉を寄せる。
「「ない」」
「嘘をつけ」
ぴたり。
二人の動きが止まった。
そして、示し合わせたように視線を逸らす。
…そこまでして、兄さんと一緒に帰りたいのか。
いつも仲良さそうだもんな…。
なんだか微笑ましいような、そうでもないような気持ちで眺めていると。
昼休みの終わりを告げるチャイムが、廊下いっぱいに響き渡った。
「「「「……」」」」
さっきまで好き勝手に喋っていた全員が、同時に黙る。
僕は時計を見る。
もう授業開始五分前だ。
「……僕、戻りますね」
「送る」
「私も行こう」
「僕もー」
「俺も」
「……皆さん、三年の教室はここですよ…?」
「知ってる」
「知ってるよ」
「当然だ」
「そうですか…」
いやあなた方がわざわざ僕の教室まで来る必要皆無では?と思ったが、
結局、僕は四人に囲まれながら、自分の教室へ戻ることになった。
プリントを届けるだけだったはずなのに。どうしてこうなったんだ。
廊下を歩きながら、僕は小さくため息を吐いた。
まあ、兄さんと一緒に帰れるなら、悪くないか。
そんなことを考えている僕の隣で、四人が誰と帰るかについて早くも揉め始めている。
……やっぱり、少しだけ疲れるかもしれない。
なおこの後日本の教室までついて行ったソ連&ナチスはそれぞれ露と独に汚物を見るような目で見られた模様。
他の皆さん見ると更新するのに♡のノルマみたいなの課してる方結構いらっしゃいますよね。
あ、くろたはやりませんよ。書きたいときに書いては放出してるだけなので。
我ながらマイペース…。突然更新が止まることがあるかもしれませんが、その時はやる気が出ないかネタ切れかのどっちかです。
気長に待っていてください…。
現に今イラストの方がぜんっぜん進んでないんですよ…。一つ長めの漫画を書いているんですが、どうも筆が乗らなくて…。
その埋め合わせとしてこうして小説を書いているわけなんです。
どっちかが欠けてもどっちかでカバーできるよう頑張ります。
それでは、さよなら。
コメント
6件
にてにち(?)尊すぎて無理😭😭 てかソ日といいロシ日といい距離感好きすぎる💕🥺 ロシア帝国さんはどういう立場にいるんだろう…❓ 更新はいつまででも待ってるので安心してください🫶❣️

旧国✕日本大好きです!!!!!!!もっと書いてくれ!!
🇮🇹👑のぷんすこって表現可愛すぎません⁇…🇯🇵が🇯🇵☀️と帰るときに嬉しそうなのがまさに兄弟愛だなぁって、思いました! (少し長文ですいません)