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え、ちょノベルもかけるんすか……。こっちはこっちで好きです💕❕
灰色のアスファルトに倒れると見える青い空。背中に伝う生暖かい液。
視界の端に移る通常より高めの歩道橋は数秒前まで私が歩いていた場所、わけも分からず突き落とされた。
周りの人が救急を、手と叫んでいるのが辛うじて聞き取れる
が恐ろしいことに感覚はまだあるらしく。
背中が裂けている感覚、そこから溢れ出す血。頭に突き刺さっている石の感覚。指先から腕にかけて徐々に感覚が消えていく。
自分の身体は自分が一番わかる、と言ったかな。こんな形で痛感するとは思いもしないだろう。
「気まぐれ神様め……」
自嘲混じりに呟いた言葉と共に、 14歳という幼さにして私の人生は終わった。
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目が覚めた。
ここで目が覚めた、と自覚した。つまり肉体は生きていたことになるのだ。
ツキツキと痛む身体を起こして辺りを見渡すとドアが奥へ奥へと一定の感覚で並んでいる……。 最近で言えば、まるでドリームコアと言うものと似た雰囲気を感じる部屋にいた。
(すっごい不気味だな……。)
窓もテーブルも無く、三分でも居たら気が狂いそうな無の空間。このまま待っていても何も始まらないことはもう目に見えて分かる。
「自らアクション起こさなきゃってか」
「それは困るかも!!」
「っだああ!?誰ビックリしたなあ!」
先が見えなくなるほど続いているドアの列を見ながら呟いた直後、 真後ろで誰かが喋った。
ホラー映画じゃないんだからもう少しマシな登場をしてほしい。
というか、薄々感じてはいたがどうにも見覚えのある展開なのだ。目覚めたとはいえ病院でもなく白色の無の部屋。よく分からない人に話しかけられる。
「神様、であってる?」
これで頭の心配をされるなら仕方ない。私だって出会った人にいきなり、神様ですか?なんて聞かれたら失笑しながら精神病院をおすすめする。
が、やはりと言うべきか。目の前の相手から帰ってきた返事はある意味想定内のもので、へらへらと流石御明答!!なんて言われる始末。
「ぉ…ぇ……」
「オメーか気まぐれ神様は!!」
「え、元気そうだね!?」
「おかげさまで元気です!! 」
殴り込みたい衝動をどうにか抑えて叫び散らかす。生憎、神様をぶち殴る程の度胸は持ち合わせて居ないんだ。
いやまあそれでも私の死は急すぎる気がしなくも無い。せめて一言入れて欲しい……撤回。
あーちょいちょいそこのキミ。今から死ぬよ〜なんてテンションで断言されて殺された方がよっぽど頭にくる。
後ろの方で某ヤ○ザキパンみたいなキャッチフレーズを口にしてる神様は突如首がもぎ取れそうな勢いで私に言った。
「まあまあ落ち着いてよ、お詫びと言ってはなんだけど……特別な来世を用意してるんだ」
なんだ、催眠術か。と勘違いしそうになるほどに意識が遮断される。
まあまあ落ち着いてよ。はもうこの際完全無視、この流れはまさか